スコットランドの独立を可とするか不可とするかの投票が行われた。その結果ほぼ10%の差で不可派が多数を占め独立国とはならないことが決定された。しかし、アイルランドの例にあるように流血問題に発展しなければ良いがと懸念する。アイルランドは1921年に自由国として独立したが自由国を喜ぶ南部地域とそうでない北部地域とで分断されることになった。両地域の間では今もいろいろな問題が続いているという。
民主主義の原則からいえば、投票でスコットランドを独立国とするか否かを決めることを決めたのであれば投票の結果に従うのが当然であろう。しかし独立国派は納得しないということのようだ。それなら投票で決めた意味が無いと思う。困ったことである。
幸い今の日本ではそのようなことは起きないと思うのだが、スコットランドが流血騒ぎにならないうちに話し合いで収める欲しいと願うのは私一人ではないだろう。