寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

最近の子供とお化け

2015年12月28日 19時19分57秒 | 日記・エッセイ・コラム

 私が子供の頃、夜暗くなるのが怖かった記憶があります。

それは暗がりからお化けが出てくると信じていたからでしょ

う。 そもそもお化けというものの正体は曖昧模糊としたも

のですからどんなお化けが怖いのか明確には分からない

ことが多いようです。お化けすなわち怖いという関係かも

知れません。

  ところでお化けと妖怪というのは同一の存在と考えてよ

いのでしょうか。私の孫達は妖怪で遊んでいたので、何

かのときにお化けってしているかと聞きますと妖怪でしょ

うと返事が返ってきました。今の子供はお化けと妖怪を

同じものと考えているようです。そのためにお化けを怖

いとは思わないのですね。何しろ妖怪で遊んでいるので

当然怖いという意識はないのでしょうね。時代が変わっ

たということでしょうか。

  太古の昔、人間は洞窟にすんでいたと言うことです。そ

の頃は外敵も沢山いたので洞窟に住むというのは危険

を避けるために重要なことだったのですね。それと暗が

りも危険がいっぱいだったので怖かったのでしょう。夜の

闇を避けるためにたき火を絶やさない工夫をし、朝太陽

が昇るのと待ち焦がれたことでしょう。しかしそれはお化

けが怖いというのではなく肉食野獣の襲撃を避けるため

だったのでしょう。太陽崇拝というのもその頃から発生し

たのかも知れませんね。

 


人の価値観の違い

2015年12月28日 00時29分39秒 | 日記・エッセイ・コラム

 ある人にとって大事なものであっても別の人には

まるで価値のないものがありますね。例えば私の年

代のものにとって、書籍は貴重な宝物のようなもの

でした。ところが書籍は一度読んでしまえばそれで

お終いという方もいますね。

 我が家には私の仕事の関係で専門の雑誌や専門

書が書斎だけでなく物置として使用していた納戸に

も溢れていました。妻はこれらのものを見て書籍類を

邪魔だ邪魔だと言い続けていました。そこで前にこ

のブログに書いたように電子書籍化をしました。それ

で妻のストレスは解消したように見えました。ところ

がどうしても書籍の状態でもう一度読みたいと残して

おいた「勝海舟全集」、「古典落語全集」そして「徳川家

康」全巻を処分されてしまいました。妻の虫の居所が

悪かったのかも知れませんね。私はがっかりしてしま

いましたが価値観の違いが出たのだと考えて我慢しま

した。

 しかし、一つ間違えば夫婦間に騒動を起こすことに

なりかねませんね。くわばらクワバラ。

 価値観の違いは個人の間の問題だけではありません

ね。国と国の間でも民族の違いによってでも価値観は

違うことが多いようです。それが不幸な争いに発展し

てしまうのはどうでしょうか。

 価値観の違いをもう少し寛容な気持ちで認め合うこ

とが出来ないのでしょうか。また自分の価値観を相手

に認められないからといって無理強いすることも控

えましょう。

  新しい年を平和な年にするよう努力しましょう。