私が子供の頃、夜暗くなるのが怖かった記憶があります。
それは暗がりからお化けが出てくると信じていたからでしょ
う。 そもそもお化けというものの正体は曖昧模糊としたも
のですからどんなお化けが怖いのか明確には分からない
ことが多いようです。お化けすなわち怖いという関係かも
知れません。
ところでお化けと妖怪というのは同一の存在と考えてよ
いのでしょうか。私の孫達は妖怪で遊んでいたので、何
かのときにお化けってしているかと聞きますと妖怪でしょ
うと返事が返ってきました。今の子供はお化けと妖怪を
同じものと考えているようです。そのためにお化けを怖
いとは思わないのですね。何しろ妖怪で遊んでいるので
当然怖いという意識はないのでしょうね。時代が変わっ
たということでしょうか。
太古の昔、人間は洞窟にすんでいたと言うことです。そ
の頃は外敵も沢山いたので洞窟に住むというのは危険
を避けるために重要なことだったのですね。それと暗が
りも危険がいっぱいだったので怖かったのでしょう。夜の
闇を避けるためにたき火を絶やさない工夫をし、朝太陽
が昇るのと待ち焦がれたことでしょう。しかしそれはお化
けが怖いというのではなく肉食野獣の襲撃を避けるため
だったのでしょう。太陽崇拝というのもその頃から発生し
たのかも知れませんね。