妻と久しぶりに喫茶店でお茶を飲みました。こんな
ことは記事にするようなものではありませんが、妻が
少しでもストレスから解放されるならこんなこともよ
いものだと思い書き留めることにしました。
と言いますのは、珍しく妻が洋服を買いに行くから
付き合ってほしいと言ってきたので久しぶりのことだ
し断る理由もなかったので出かけることにしました。
妻の洋服選びは結構時間がかかるので、私は喫茶店
でお茶を飲みながら待つことにしました。店の中は年
配の女性ばかりで少し入りにくかったのですが、ここ
と約束てしまったし他に店がなかったので思い切って
入りました。冷たいコーヒーを頼んで落ち着いて周辺
を見回すと、妻よりも少し若いようですが服装はあで
やかな気がしました。妻も、もう少し派手なものを着
るとよいと思うのですが本人の好みで私が云々するこ
とはしませんでした。
そういえば、私が喫茶店に入ったのもかなり前のこ
とだったのを思い出しました。退職してから孫と一緒
に外食する以外に外で食事をすることも一人静かにコ
ーヒーを飲むこともしなくなっていたのですね。
私は持ち歩いていたタブレットを出して依頼原稿を
打ち込み始めました。今回の依頼は子供と大人向けの
童話です。字数制限が2000字と少ないので、起承転
結が難しいです。しかし子供たちに喜ばれる作品にし
たいと思って半年ほど構想をねってきました。
2000字のために半年もかかるというのは、素人(?)
物書きだからでしょう。導入部を書き終わるころ妻が
買い物袋を提げて喫茶店に入ってきました。私は抹茶
ラテというのを頼むと妻も同じものをと注文しました。
久しぶりに向き合って腰かけてみると、妻も年を取っ
たなあとしみじみ眺めてしまいました。
抹茶ラテを飲みながら、妻の服を見た最初の店にあ
った黒いTシャツのことをさりげなく話すと、妻も
「そうね。私もあれがパッと目に着いたけど 、価格が
予定と会わなかったの」
「でもたまに一緒に来たのだから、わたしが」
というと、妻は
「この次の時にお願いするわ」
と言ってほほ笑んだ。