寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

夢の中での散歩(1)

2016年07月06日 07時20分39秒 | 日記・エッセイ・コラム

 私は見知らぬところ(土地)へ行くことが好きです。

この頃病高じて夢の中でいろんなところへ行くことがあ

ります。今日は昔の神保町と思われるところを散歩しま

した。ある駅で友人たちとお茶を共にして別れた後、ブ

ラブラと歩き出しました。はじめ広い坂道をゆっくり下

りました。大きなビルの立ち並ぶところを過ぎると道は

右へ曲がっていきました。

 しばらく歩いていると、人通りの多い街角に立ってい

ました。しばらくそこに立っていましたが、横町の狭い

通りに入りました。人々の生活の臭いが充満している道

は活気にあふれていました。その道を通り抜けるとまた

別の広い通りへ出ました。

 その左側の角に古本屋さんがありました。私は何気な

くその店に入りました。店の広さはほんの30平米ほどで、

入口から左側にある窓のある面のほかは本がごった返し

に並んでいました。私が店に入ると店主が

「コーヒーでもいかがですか」

と言って香り立つカップを差し出しました。

私はちょっと驚きましたが、ありがたくいただきました。

そんなことがきっかけで店主といろんな話をすることが

できました。そんな楽しいひと時を過ぎると小腹が空い

ているのに気が付きました。

 そのことを店主に告げて店を出ようとすると、店主が

私も空腹になりました。よろしかったら私に付き合って

くださいと誘われたので一緒に出掛けました。店主は鍵

をかけずに外へ出てきた。

 すぐ近くですから、と言って歩き出した店主に私はつ

いていきました。1,2分歩くと店内にひな壇式の棚に作

物らしいものを植えてある店に

「よお」

と声をかけて入っていきました。店主はそこの店主と馴

染みのようでした。

 彼はひな壇の近くに私を誘い、ひな壇の説明をしなが

らひな壇を上がっていきました。そこには初めて見るよ

うなものが植えてありました。彼は一つの作物を指さし

て、

「これはサワガリと言ってとても美味しいものなんです。

この店はこれの料理で繁盛しているといっても過言じゃ

ないでしょうね。今日はあなたにぜひこの料理を食べて

もらいたくてお誘いしました」

 と言ってそのままひな壇を上がって2階へ行きました。

 ここで目が覚めてしまいました。サワガリというのは

ユリ根のようなものがドラゴンフルーツの皮で表面が覆

われているといった感じのものでした。どんな料理が出

てくるのか楽しみだったのですが、残念でした。