寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

「我慢する」という言葉は死語になった?

2016年07月08日 11時16分23秒 | 日記・エッセイ・コラム

  むかし混み合う道で肩が触れるとお互いに軽く会釈をして

それで済んでいました。ところが近頃は振り向きざまに別の

行動に出る人が増えたといいます。同じようなことは未成年

者の世界にも広がっているということです。

 最近見た新聞の人生相談にこんな話が出ていました。ある

日これまで親友だった人が自分を無視するようになった。し

ばらくすると他の友人たちから無視されるようになった。し

かし原因は全く不明であるという。

 このようなことは日常茶飯事のことらしい。そのことを悩

んで鬱になったり、高じるととんでもないことになることも

あるようです。

 私のPCやスマホにはしょっちゅうSNSへの誘いの知ら

せが入ってきます。しかし私は個人的に他人のことがそれほ

ど気にならないし、自分のことを知ってもらおうとも思いま

せんので参加する理由がないという理由で無視しています。

 思い出しましたが、私も若いころにノイローゼ(現在の鬱

との違いは不明ですが)になり、2カ月ほど苦しんだことが

ありました。しかし自己催眠を利用して乗り切ることができ

ました。そのとき両親はいつもと同じように接してくれまし

たし、陰では心配もしてくれたのだろうと思いました。しか

し、自分の心の中ではいろんなことが葛藤していました。結

局、最後は自分で立ち直らなければどうしようもないという

ことが分かりました。今ではあの時期よく我慢したとおもい

ます。

「我慢」という言葉を死後にしたくありません。