Petit 家出

ちょっと前に『家族熱』という題で、最近の楽母のやる気のなさを書いていた。
やる気がないだの、どよ～んだのって・・・定期的に訪れる楽母の「もう、ちょっと疲れちゃった病」のことなんだけど。

主婦も30年近くやっていると勤続疲労が出てくる。
毎日毎日代わり映えのない事の繰り返しで、なんだかとても切なくなる。
贅沢といわれようが、イヤなものはイヤなのだ。
なんかこう・・・少しは違う時間が欲しい。
そんな事を書き連ねていたけれど、結局、出せそうもなかったので草稿中の記事は削除した。

同じように感じている友と2人。どこかへ逃げ出してしまいたいね、なんて話している。　近頃、『シェルター』を持つ主婦が増えてきたそうな。
楽母、前にどこかで書いて、ももしゃまも同じように思った日があった、と同意してくれたと思うけれど、一部屋でいいから、家族も知らないマンションが欲しい。
そこは、私だけの秘密の部屋。そういうのを『シェルター』と呼ぶ、と知ったのは最近の事。

友人とシェルターの話をしていて、まぁ、それはなかなか大変な事でもあるから、ちょっと家出しようか、と盛り上がる。
そんなふたりが行き着いたのが、新聞社が主催したバス旅行（爆）
朝の8時ころから夜8時まで。12時間のプチ家出。
・・・・日帰り旅行とも言うけれど・・・・
バスで岡山あたりまで連れて行ってくれるらしい。　バスツアーにありがちな、ちょこっとあちこちお買い物、というのがあって、お昼は会席料理をいただいて、温泉に入って、あたりを観光して・・・明日に差し支えない時間に帰ってくるというもの。

GW過ぎてからになるという。
大人が一日遊ばせて貰って、食事に温泉つき、なんと奥様、おひとり8900円！
友人と2人、『一万円だけ握っていこうか』なんて笑いあっている。

勿論、私たち2人は「だってさぁあ、『旅に出ないか？』って、男の人から誘われるってこと、もう100年ほどなくない？」と、ほら話のひとつもくっつけて。