原田マハ 著 講談社文庫 2022年 3月22日 第25刷
原田さんの本を何冊か読んだけれど、この『夏を喪くす』が一番暗めで、今までのものと違うのは読後が少しどんよりしたことかな。
4つの短編がおさまっている。どれも主人公は女性でしかもそんなには若くない。
ふと思ったのは、青春、朱夏、白秋、玄冬・・・の朱夏の季節が終わることをタイトルにしているのかな、ってこと。
そろそろ、夏の季節を過ぎて人生の秋にさしかかりそうな女たち。
なんて思いながら読み終えて、巻末の文芸評論家の斎藤美奈子さんの解説に進んだら
人生の夏を謳歌してきた主人公が、予期せぬかたちで現れた「人生の秋」を迎えるに際しての決意を表しているように思えるタイトルだ、、、みたいなことを書いていて、私のヨミも、まんざら間違ってなかったわねーなんてほくそ笑んだり(笑)
この本も泣けるんだわ。 じわっと泣ける。
でも、今までの原田さんの本の涙と違って、確かに、感動して優しい気持ちになるんじゃなく、4人の女たちの決意みたいなものにおされる涙なのかも。
夏の終わりに読むにはぴったり(意味が違うw)
で。
私の買った文庫は「著者が選んだ特製セレクション・カバー」というもので、キュレーターでもあった原田さんのお見立てはクリムトの「Flower Garden」のもので、絶対こっちのほうが可愛いよ・・・ね?
原田さんの本を何冊か読んだけれど、この『夏を喪くす』が一番暗めで、今までのものと違うのは読後が少しどんよりしたことかな。
4つの短編がおさまっている。どれも主人公は女性でしかもそんなには若くない。
ふと思ったのは、青春、朱夏、白秋、玄冬・・・の朱夏の季節が終わることをタイトルにしているのかな、ってこと。
そろそろ、夏の季節を過ぎて人生の秋にさしかかりそうな女たち。
なんて思いながら読み終えて、巻末の文芸評論家の斎藤美奈子さんの解説に進んだら
人生の夏を謳歌してきた主人公が、予期せぬかたちで現れた「人生の秋」を迎えるに際しての決意を表しているように思えるタイトルだ、、、みたいなことを書いていて、私のヨミも、まんざら間違ってなかったわねーなんてほくそ笑んだり(笑)
この本も泣けるんだわ。 じわっと泣ける。
でも、今までの原田さんの本の涙と違って、確かに、感動して優しい気持ちになるんじゃなく、4人の女たちの決意みたいなものにおされる涙なのかも。
夏の終わりに読むにはぴったり(意味が違うw)
で。
私の買った文庫は「著者が選んだ特製セレクション・カバー」というもので、キュレーターでもあった原田さんのお見立てはクリムトの「Flower Garden」のもので、絶対こっちのほうが可愛いよ・・・ね?
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