最後の晩ごはん 後輩とあんかけ焼きそば
椹野道流 著 角川文庫 令和3年 7月25日初版
最後の晩ごはんシリーズも16作目にもなるんですね。
今回は、『別れのつらさは、幸せが大きかった証拠やないか。』という帯の言葉に尽きると思います。
最初ね、この言葉だけ読んだときはついに海里くんがばんめし屋をやめて元のように芸能界に戻るのかと思いました。
海里も、ばんめし屋で働いていろいろ料理を覚えつつも小説家の淡海五朗と知り合ったり、カフェ&バー『シェ・ストラトス』で朗読に参加したりして、演劇のほうにも気持ちが向きつつあるからね。
ばんめし屋の夏神店長も、海里が辞めたいといえば快く送り出してくれる人だというのは分かっていたし。
でも、海里がどこかに行くのではなかったです。
海里の後輩、弟だと思えるほど可愛がっている里中李英くんの事でした。
久しぶりに幽霊(今回は幽霊もどき)も出てきて、李英くんの為に思い悩む海里やばんめし屋の面々、李英の事務所スタッフ、親。
それぞれが精いっぱい李英を思うストーリーでした。
最後はまた涙なしには読めませんでした。
死別、生別、いろいろな形で出会ったからには別れるのも人のさだめでしょうが、つらいのはそれまで一緒だった時の幸せが大きかった証拠、という言葉はどこかにメモっておこうかと思うぐらいです(笑)
椹野道流 著 角川文庫 令和3年 7月25日初版
最後の晩ごはんシリーズも16作目にもなるんですね。
今回は、『別れのつらさは、幸せが大きかった証拠やないか。』という帯の言葉に尽きると思います。
最初ね、この言葉だけ読んだときはついに海里くんがばんめし屋をやめて元のように芸能界に戻るのかと思いました。
海里も、ばんめし屋で働いていろいろ料理を覚えつつも小説家の淡海五朗と知り合ったり、カフェ&バー『シェ・ストラトス』で朗読に参加したりして、演劇のほうにも気持ちが向きつつあるからね。
ばんめし屋の夏神店長も、海里が辞めたいといえば快く送り出してくれる人だというのは分かっていたし。
でも、海里がどこかに行くのではなかったです。
海里の後輩、弟だと思えるほど可愛がっている里中李英くんの事でした。
久しぶりに幽霊(今回は幽霊もどき)も出てきて、李英くんの為に思い悩む海里やばんめし屋の面々、李英の事務所スタッフ、親。
それぞれが精いっぱい李英を思うストーリーでした。
最後はまた涙なしには読めませんでした。
死別、生別、いろいろな形で出会ったからには別れるのも人のさだめでしょうが、つらいのはそれまで一緒だった時の幸せが大きかった証拠、という言葉はどこかにメモっておこうかと思うぐらいです(笑)
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