内館牧子 著 講談社文庫 2023年 4月14日 第1刷
『今度生まれたら、この人とは結婚しない』と70歳の佐川夏江は自分がやり直しのきかない年齢になっている事に焦りやショックを受ける。
著者と世代的にほぼ同じせいか、学生時代や職場、世間での考え方等、身につまされる(笑)
うちの親も4大に行きたいと言うと、女の子が4大なんかに行くと縁遠くなる、というような事を言ったクチだ。
もともと、短大の付属高校に行って、同じ敷地にある短大の学生を見ていた私は制服だけが変わったような彼女らを見ていて、キャンパスライフの欠片も感じられない短大は絶対にイヤだと思っていた。
生まれ変わったら今の夫とは絶対に一緒にならないという夏江の口には出さない本音が痛快過ぎる。定年後の夫の姿も膝を打つ女性が多いと思う。
確かに70歳は高齢者だが、健康であればまだまだ老け込んだヨボヨボのばーさんではない。いろんな事を諦めるには若すぎるのだ(笑)
同世代には圧倒的に共感してもらえる内容だと思う。
是非!
>我慢しているのは妻だけだと思ったら、大間違い
まぁそうかも知れませんけどね。
それで一人に戻られて、今は快適に暮らしてるってわけですね。
今が穏やかで快適ならきっと良い選択だったんでしょう。
我慢しているのは妻だけだと思ったら、大間違い。寛容にも限度があるケースもあります。
エロいですか~ そりゃ興味津々ですわ(笑)
鈴木京香さんと長谷川博己さんもそうですよね。
いくつになってもオンナとして魅力的なのは努力が必要だしなぁ。 努力嫌いの私はせいぜい枯れたバーさん路線を突っ走るのみです(笑)
表紙の女性像もセクシー~(笑)
続編も読みましたが、私小説かも?
図書館で予約、5人待ちでした。
多分、生まれ変わってもまた今の夫と、と思う妻は少ないと思いますよ(笑)
どこといって欠点のない夫でも、きっと何年も一緒にいるといろいろ思うところが出てきて、積もり積もっていくんですよ。
この小説も、ちょっとしたどんでん返しもあって、とても共感できて面白かったです。
kettyさん
内館さんの、言葉にはしない本音ってすごいですよね。 私も夏江と同じような考えを持っているのでうん、うん。。。と思いながら読み進みました。
『疼く人』って、タイトルからしてちょっとエロく感じるんですけどねー(笑)
70歳に手がかかっている私としたら、年下の男性はみな、息子みたいに思うけど、違うのかなぁ???
今の70歳は、病気の方以外は、気持ちも身体も若いですよね。
生まれ変わったら今の夫と?
優しい人で波風無かったけど、違う人生もアリかな?
先日読んだ「疼く人」、リアルな表現で驚きました。
年下の人に愛される70歳って!
私と結婚して正解なのか、失敗なのか?
負債を抱えて廃業夫、気が付くのが遅い環境。
でも、今は幸せと私は思っているけどはたして・・・妻は