Ｖｅｎｕｓ

秋はやっぱり『恋』？
来月の２７日から公開される映画《Venus》の前評判が素晴らしく良いんですよ。

舞台はロンドンなんですけどね。ピーター・オトゥール演じるところの女性好きで知られた老俳優モーリス。　今は静かに暮らしているのに・・・ある日、波紋が・・・。

親友のイアンが田舎から出てきた姪のジェシーを預かる事になって。
なんせ若い今時の女の子だから礼儀知らずで身勝手。　イアンは姪ながら彼女が嫌い。　でも、モーリスは彼女に惹かれていく・・・というストーリー。

老いらくの恋を描いた映画のようで・・・モーリス役のP.オトゥールが凄くいい、と映画評には出てる。
老いらくの恋・・・肉体的には衰えていても、好きな人のそばにいるだけで心は躍り、生きる力がみなぎってくる。
あはは、これ完全、私ストライクじゃん。

たった1ページほどの映画評を読んだだけで観に行こう、と決めた。

モーリスの気持ちが分かるような気がして。
だって・・・私も思いっきり惚れっぽいし、瞬間瞬間で恋するし、切ないほど名前叫び続けてる人、、、いるやん？(笑)　　返事してもらったためしないけどさ。

それが秋だったのかどうかは怪しいけれど、折々に公開される恋愛ものの映画。
結構、好きです。
『恋愛適齢期』も『7月24日のクリスマス通り』も、しばらくはまってたくらい。

勝手な言い分なんだけど、楽母、おっさん化してますけど？？　恋心は健在ですの。　誰かを好きでいられる・・・心の余裕も含めて・・・自分が好きだし、誰かのことを思うだけで優しい気持ちになったり、ちょっと辛くて涙ぐみそうになったりする私は嫌いじゃないの。　　さすがに・・・すけべ心からは卒業しましたよ。
それはもう、かなり早くに(笑)。　枯れたい、枯れたい、なんて思ってましたから。

でも、そっち方面を取り去っても、誰かを好きになる事までは枯れたくないし、枯れないように思うな。

ちょっと不気味で想像したくないんだけどね、皺しわのおばあちゃんになっても、
誰かを好きでいたいなって思ってる。
あんまり仙人みたいにはなりたくないのよ。　死ぬまでがくちゃん・・・なんて思ってられたら幸せだろうな。
老後っていうより、もう立派に？老後なんだけど(涙)・・・私は私のvenusじゃなくてアポロン？を思い続けていたい。