小手鞠 るい 幻冬舎文庫 平成20年8月10日初版
ちょっと読後感想には遠まわりするけれど。(long ley ver)
あたしが、占いや霊感や、超能力やスピリチュアルなどというものを信じないのは・・・信じられないのは、なんとなく正体がはっきりしないものだから。
じゃ、目に見えるものだけが全てか?と言われれば、そうじゃないと答えるけれど、例えば、占いなんてのはほとんど当たるも八卦、当たらぬも八卦、なんていわれるぐらい確率の問題だと思っているから。
先祖や恨みを持ったまま、或いはこの世になにか未練をもったままの人が何かを遺して逝く、というのもどうも私には胡散臭くて仕方がない。
勿論、そういうモノ(や人)に頼らなければならないほどの人生における一大事に、あたしが遭遇していないから・・・という幸せな側面があるのかもしれないけれど。
でも、ほんとは言わないだけで、そこそこ長く生きて来たらひとつやふたつ、もうダメ、って思えるぐらいのしんどいものを抱えてきた事は誰にでもあると思う。
そんな時が、あたしにもなかったとは言わない。
言わないけれど、占いや手相見や、霊感のある人に頼ろうなんて思った事は一度もない。
実際、そういういろいろ見えたりする人がいる、と聞いてもまだあたしは信じていない。
だって、それは筒井さんの七瀬シリーズを読むまでもなく、普通の(神経を持った)人が、他人の背中にしょっているものや、その人の心が見えるとしたら、そんな気の狂いそうな現実には耐えられないと思うもの。 人の心に巣くう悪意なんかが、にこにこ気の良さそうな人からがんがん出ているのが見えたりしたら、私なら恐ろしくて人ごみなんかに行けやしない。 どこかで坦々麺ひとつ頼んだって、『このくそ忙しい時に手のかかるもん頼みやがって』なんてのが見えるとしたら(笑)食欲も失せてしまうだろう。
だから、私は人の心が見える、とか過去や未来が分かる、なんてぬけぬけと言い放つ人が信じられない。 よく貴方は平気で毎日生きていられますね?って思う。
それと、これは作家の五木寛之さんの言葉なんだけど、もし、本当に霊能者がいて、未来が見えたりするのであれば、それは国家的な利益になり得るから、国家がそういう人を囲って(だったかどうか)国益のために利用するだろうって。 いつだって霊能者が未解決の事件を解決するといった大仰なタイトルをつけた揚句、全然解決しない・・・なんて2時間特番なんかもあるんだし。 ほんとにすごい超能力めいたものがあれば、きっと天下国家の平定なんてたやすいわよ。
実は、知り合いに一人、改名をした人がいた。
まぁ、経緯はいろいろなんだけれど、今の自分の環境があまりに重く苦しいから・・・と、ある結構な有名鑑定士にとあるお寺で見てもらったら、名前が悪いと言われて。
で、オンは同じだけれど、漢字を替えた。
玲子を麗子にするように(笑)
実のところ、私はそれをあまりいい気持ちで・・・見守っていなかった。
彼女は私よりずいぶん年長で、その今までの名前は、出征中の父親が女の子が生まれたと知って、こういう名前をつけてほしい、と言ってきてつけたものだと聞いた事がある。
悲しい事に、父親は戦争で帰らぬ人となり、彼女は父親を知らずに育ってきた。その、当時まだまだ20代で若かった父親が、腕に抱く事もできないはじめての我が子を思いつけた名前。
その名前が悪いって、それじゃ亡くなった父親があまりに可哀そうすぎる。
私はそう思っていた。
でも、彼女はその高名な占い師(鑑定士?)の言葉通り、改名をした。
が。。。運気が好転したとも思えない。
その後もあんまり素敵な状態が続いているとは感じられない。
そういう事例はテレビで見かけた宝石じゃらじゃらまとったオバサンでもよくあった。 改名しても売れないじゃん、、、あのタレント。。なんてこと。
占い師や霊感のある人に見てもらわなくても、本の中のたった1行があたしの心に響き、どきっとさせられるような事はよくある話。
別にあたしをみてるわけでもない著者が、文庫本みたいな寝転がっても読めるようなぺらぺらの本の中から、あたしに天恵を与えてくれるのは今までも何度もあった。
この本は、そういう本だった。
たった1行で、あたしをとりこにしたり、そうそう!そうなのよ!!と著者の手を握りたいようなフレーズが出てきたのは確か。
やっぱり本は読まなきゃ損(笑)そんなふうに思った一冊。
ちょっと読後感想には遠まわりするけれど。(long ley ver)
あたしが、占いや霊感や、超能力やスピリチュアルなどというものを信じないのは・・・信じられないのは、なんとなく正体がはっきりしないものだから。
じゃ、目に見えるものだけが全てか?と言われれば、そうじゃないと答えるけれど、例えば、占いなんてのはほとんど当たるも八卦、当たらぬも八卦、なんていわれるぐらい確率の問題だと思っているから。
先祖や恨みを持ったまま、或いはこの世になにか未練をもったままの人が何かを遺して逝く、というのもどうも私には胡散臭くて仕方がない。
勿論、そういうモノ(や人)に頼らなければならないほどの人生における一大事に、あたしが遭遇していないから・・・という幸せな側面があるのかもしれないけれど。
でも、ほんとは言わないだけで、そこそこ長く生きて来たらひとつやふたつ、もうダメ、って思えるぐらいのしんどいものを抱えてきた事は誰にでもあると思う。
そんな時が、あたしにもなかったとは言わない。
言わないけれど、占いや手相見や、霊感のある人に頼ろうなんて思った事は一度もない。
実際、そういういろいろ見えたりする人がいる、と聞いてもまだあたしは信じていない。
だって、それは筒井さんの七瀬シリーズを読むまでもなく、普通の(神経を持った)人が、他人の背中にしょっているものや、その人の心が見えるとしたら、そんな気の狂いそうな現実には耐えられないと思うもの。 人の心に巣くう悪意なんかが、にこにこ気の良さそうな人からがんがん出ているのが見えたりしたら、私なら恐ろしくて人ごみなんかに行けやしない。 どこかで坦々麺ひとつ頼んだって、『このくそ忙しい時に手のかかるもん頼みやがって』なんてのが見えるとしたら(笑)食欲も失せてしまうだろう。
だから、私は人の心が見える、とか過去や未来が分かる、なんてぬけぬけと言い放つ人が信じられない。 よく貴方は平気で毎日生きていられますね?って思う。
それと、これは作家の五木寛之さんの言葉なんだけど、もし、本当に霊能者がいて、未来が見えたりするのであれば、それは国家的な利益になり得るから、国家がそういう人を囲って(だったかどうか)国益のために利用するだろうって。 いつだって霊能者が未解決の事件を解決するといった大仰なタイトルをつけた揚句、全然解決しない・・・なんて2時間特番なんかもあるんだし。 ほんとにすごい超能力めいたものがあれば、きっと天下国家の平定なんてたやすいわよ。
実は、知り合いに一人、改名をした人がいた。
まぁ、経緯はいろいろなんだけれど、今の自分の環境があまりに重く苦しいから・・・と、ある結構な有名鑑定士にとあるお寺で見てもらったら、名前が悪いと言われて。
で、オンは同じだけれど、漢字を替えた。
玲子を麗子にするように(笑)
実のところ、私はそれをあまりいい気持ちで・・・見守っていなかった。
彼女は私よりずいぶん年長で、その今までの名前は、出征中の父親が女の子が生まれたと知って、こういう名前をつけてほしい、と言ってきてつけたものだと聞いた事がある。
悲しい事に、父親は戦争で帰らぬ人となり、彼女は父親を知らずに育ってきた。その、当時まだまだ20代で若かった父親が、腕に抱く事もできないはじめての我が子を思いつけた名前。
その名前が悪いって、それじゃ亡くなった父親があまりに可哀そうすぎる。
私はそう思っていた。
でも、彼女はその高名な占い師(鑑定士?)の言葉通り、改名をした。
が。。。運気が好転したとも思えない。
その後もあんまり素敵な状態が続いているとは感じられない。
そういう事例はテレビで見かけた宝石じゃらじゃらまとったオバサンでもよくあった。 改名しても売れないじゃん、、、あのタレント。。なんてこと。
占い師や霊感のある人に見てもらわなくても、本の中のたった1行があたしの心に響き、どきっとさせられるような事はよくある話。
別にあたしをみてるわけでもない著者が、文庫本みたいな寝転がっても読めるようなぺらぺらの本の中から、あたしに天恵を与えてくれるのは今までも何度もあった。
この本は、そういう本だった。
たった1行で、あたしをとりこにしたり、そうそう!そうなのよ!!と著者の手を握りたいようなフレーズが出てきたのは確か。
やっぱり本は読まなきゃ損(笑)そんなふうに思った一冊。
今やってる実験の結果がアンビリーバボーなのも、きっとそうに違いない。
なんて言ったら上司に殺されるだろうけど(笑)
もうすぐ、4月も終わりだというのに、どうなっているのでしょう???
私の知り合いにも、何人か改名した人がいますが、読みは一緒で漢字を変えて・・・。
それで、その人のその後の生き方に良い影響をもたらすのなら、それはそれでいいんじゃないかと・・・。
ただ、金儲けに走っている霊能者(?)と言われる人たちには、胡散臭さを感じるのです。。。
どのチャンネルにしても、出てた人・・・
両手に大きい石の指輪をジャラジャラつけて、
偉そうな物言いで「あんた、地獄に落ちるよ」とか言って、名前をオ○ル→モン○ッ○○に改名させたり、何様?と大っ嫌いでした。
テレビつけたら、もうキラキラのゲーム機の話をしてました。
何度も聞いた話が多かったけど、ここでも
小杉さんの事を言ってて、気に入ってるのね。
娘から「今10チャンネルに出てるよ」とTEL・・
私も同じ! お金を出してまで相談する人の気がしれないですね。
≪文庫本みたいな寝転がっても読めるようなぺらぺらの本の中から、あたしに天恵を与えてくれるのは今までも何度もあった≫
いい本に出会えたらその方がずっと有益ですね。
人智を超えたものがない、とは思ってません。 多分、なにか大いなるもの、力はあるに違いないと思ってますが、それが感じられて分かる、という人間を信用しないだけです。
私も彼女が改名でうまくいってる、ないしは良かったと思えてたらそれはそれでヒトゴトですからほっときます。が・・・ちっとも好転してるとは思えないばかりか、事態は悪くなっているように感じます。 亡くなったお父様の思いをもっと考えてあげればいいのに。親が我が子に変な名前つけると思いますか?幸せになってほしいと願いつつつけるものだと思います。だから、その占い師の言葉、私は嫌いです。
うん。私も自分じゃどうしようもない力・・・運命かな?・・・があるのは承知してる。だからそれに逆らおうとも思わないけれど、はっきり言える事は、この歳にもなれば、だいたいの事は予想がつくってこと。経験則とでもいうのかなぁ。 無駄に歳を取ってきたわけじゃないし。
またぞろ、あの人がテレビに復帰するという噂もあって、嫌な気分になりました。彼女の鑑定料ってめっちゃ高いと聞きます。その割に外す事も多いじゃないですか。 人の不幸につけこんで儲ける商売でしょ、あれって。 嫌いです。
地獄に落ちても言います、嫌いです!って(笑)
そうでしょ? 別に自分の運命は自分で切り拓けなんて言いませんが、人に切り拓いてもらうのはもっとイヤ(笑) 自分がやった事で失敗してもそれはそれで納得いくじゃないですか。 人に言われた事をして失敗したら、余計にショックだし、上手く行ってもそれは人の力。
そんなんで自分に自信もつかないし、ほんまに占いなんて確率以上のものではないと思ってます。
結局こういう人ってお金がらみじゃないとなんもしないのね。
まさかホントに変えるなんて、数子内心ニヤニヤしてるに違いない。