○○前のえびす顔○○後の閻魔顔

先日、某ガス会社から、うっかりガスの消し忘れなんかで不安になったり火事を出さないための見張りコールへの加入はいかがですか？っていう勧誘があった。

とても明るくて、さばさばした雰囲気のなかなかに素敵？なセールスマン（というのか？）だった。
私もうっかりは怖いし、今までもガス消したかなぁ？と心配になって家に戻ったりご近所の人に電話してメーターが動いているかどうか確認してもらったこともある。
そんな私だから、その見張り（のような）コールはとても魅力的なんだけど、なんせガス代にプラスいくばくかは上乗せとなる。

段階に応じて、これだと月額いくら、さらにこっちだと月額いくらっていう風に口頭で説明されても、最近どうも立て板に水式のおしゃべりだと耳に入った言葉を脳で理解するまでにタイムラグが起きる（笑）

なので、主人と相談もしたいし、パンフレットのようなものがあればください、と言ってそれを貰った。

ご丁寧に彼の名刺も一緒にくれた。

じゃ、また○日に来ます、と言って帰っていったと思ったら、

奥さん、夕刊が入ってました。　とポストから夕刊を抜きとって渡してくれた。
夕刊が来たのは知ってるけれどもう少ししたら郵便配達もあるのでいつも一緒に取っている。
彼は本当に爽やかな笑顔ではい、と新聞を渡して去っていった。


大した額でもないし、それで安心できればそれもありだけれど、DANがあんまり関心なさそうだった。
ま、大蔵卿はDANなので、私もごり押しはできないのと、もうひとつ、そういう便利なものに加入してしまうと、いざとなればガスが自分で止められたリ、ガス会社に電話するだけで止めてもらったり、というふうに遠隔操作ができる、ってことで余計に気を抜いてしまいそうな気もしてた。

なので、結局加入するかどうかって話にもならずに終わっていた。

約束通り？　○日に彼がにこやかな顔でやってきた。

奥さん、どうでした？
あ、ごめん、主人があんまり乗り気じゃなくて
要らん、ってことですよね

といった時の顔つきったらすごかった。
なんだっけ？　テレビか映画で見た場面みたいに、笑顔の前に掌をかざして、その掌をおろした瞬間にすっかりと笑顔が消えていた・・・あのシーンそのままに、完全に表情が無くなっていた。
要らん、ってことですよね、の言葉も吐き捨てるような感じ。

ある意味、感心した（笑）　そこまで露骨に掌返しします？？って感じだった。
普通、また加入してもいいかなと思ったら電話してください、ってそのくらいの事って言わない？？

別にわたし、気を持たせたわけじゃなし主人と相談します、って普通、どこの主婦でも言わない？？
セールスなら、今がだめでも次に繋がるようにしろ、って私が教育係だったらいうけどね。