![マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 - goo 映画](http://cmm001.goo.ne.jp/img/badge/badge_24.gif)
本当は今日、火曜日に観に行くつもりだったんだけど、祭日じゃん、、、ということで、ジムのレッスンを入れ替えて昨日、観に行ってきました。
アカデミー賞で話題にならなくても、M.ストリープが主演なので観に行こうと前から思っていた作品。
これはもう、彼女の演技に尽きると言っても過言でない。
私がハリウッドの男優さんをあまり知らない、というのもあってか、観終わった後にも、誰一人議員役の人や、夫デニスを演じた人が頭に残らないのに、M.ストリープはそのたくさんのファッションもみんな覚えているぐらい。
サッチャーさんの演説テープを何回も聴いて声や話し方を研究したというだけあって、確かに、口調は私の覚えていたサッチャーさんそのもので、ハリウッドのメイクってすごいよね。
本当に似てるし、、晩年の老けメイクもすごい。
最後に首相を退く時の真っ赤なスーツ姿の彼女はとても美しいのに、その直後の老いた彼女は、、、リアルすぎて唸ってしまう。
ご家族が認知症を患っている母親の様子をさらすことになるこの映画に不快感を示した・・・という話も伝わってきたけれど、さもありなん、と思える。
なんか重い気分になったのは、一国の首相を務めたものすごく優秀で決断力もあった人でも、晩年に認知症を発症してしまうという残酷さ。 うちも母が認知症を患っているから、胸が痛むね。
とはいうものの、サッチャーさんの在任期間中にあったIRAの爆破テロやフォークランド諸島紛争をすっかり忘れていて、映画で思い出したあたり、私もやっぱり、、、そっち?(苦笑)
物語の展開自体はそんなに大したことはないけれど、議会政治発祥の地のイギリスでさえ、サッチャーさんの時代に、まだ女性だから云々と差別があったことに驚くとともに、やっぱりこれは繰り返しになるけれど、M.ストリープを堪能してほしい1本。
すごい女優さんだわ。
鉄の女と言われた国のリーダー、凄いですよね。
ハリウッドの女優ストリーブが演じるから、サッチャーのカリスマ性が引き立つのかも。
いずれ、英国はサッチャー首相で持ちこたえた国と言って過言でない。もしかしたら、ギリシャと同じだったかも~
正直、イギリスもあんなに男尊女卑のあった国だとは思ってませんでした。
食料品店の娘!とも言われて、今の皇后さまが『only miller's daughter』って紹介された事も思い出してました。
サッチャーさんの時代って、そんな大昔でもないのに、あんなだったのか・・・って驚きました。
サッチャーさんは優秀な人でしたが、最初から鉄の女ではなかったはずです。
やっぱり女だから、、、みたいな差別から強くならざるを得なかったんでしょうね。 フォークランド諸島での海戦時に、戦争経験もない貴方が!と言う軍人に向かって、『いいえ、私は毎日闘ってきました』と言い放つシーンは胸のすく思いがしました(笑)
そうそう、ちょうどM・ストリープと夏木マリさんも同い年ぐらいだし、老け役の設定も同じくらいじゃないですか?
公開から3日目の朝一上映にもかかわらず、やっぱり話題作だけあって入りは良かったですね。
ま、年齢層はかなり上ですが(笑)
サッチャーさんの衣装も見ものですよ。
アメリカの大統領経験者の方も認知症とかアルツハイマーを患ってらっしゃた方も多いとか?、
責任の重さから解放されると考える事が無に等しく成り患うのかね~?。
認知症なんですね、残念なことに。
そうそう、アメリカ大統領もそうですね。
やっぱり在任中のストレスや、引退後の気の緩みも関係してるんでしょうかね?
映画では、元首相と言うので護衛付きの生活を送っているふうでしたが、晩年があれでは気の毒だな~って思いました。