夫が高熱を出したり、目がおかしくなったり?して、病院に一緒に行き診察室まで付いて回って晩年の父母の事を思い出した。
父も無口な男で、あまり自分の感情を出さず私や母からすれば『ええかっこしぃ』になるんだけれど、医師に対しては何も言わないようなヒトだった。
晩年の父は癌を患っていて、入退院を繰り返していた。
当時、三重県四日市市に住んでいて、父も母もちょっとした具合の悪い時は車で10分程度のクリニックに通っていた。
過敏性大腸炎、と言われていた父に癌の疑いがあるからと、そのクリニックの先生がお隣の津市にある大学病院を紹介してくれた。
その大学病院はクリニックの先生の卒業校でもあり、開業せずに大学病院に残った同級生やお世話になった教授も現役で活躍していた。
父は毎年年末になると不調になって入院騒ぎを起こしていた。
ある年、あまりにも具合が悪そうで母は救急車を呼んだ。
今はどうかよく分からないが、あの頃、三重大と名古屋大学、名大の医学部の学閥があるという噂があった。
四日市の市立病院は名大系。
父は津市の三重大にずっとお世話になっている。 名大系の病院は三重大からの患者を嫌がるというのも漏れ聞こえていた。
救急車は市立病院に運ぼうとするが、父も母も三重大を希望した。
ところが。
救急車は市の管轄なので、四日市市内ならどこの病院でも運べるが、市またぎの津市へは行けないと言われたそうで。
患者の命より、縦割り行政の仕組みを守ろうとする救急車って、いったい何なんだろう。
結果的に、母の粘り勝ちで、四日市のはずれまで救急車で運ばれ、その場所で津市の救急車に乗り換えるという方法を取ってくれたらしい。
翌日、三重大病院に駆け付けた私に、母が『わたし、頑張ったんだから』と言ったのを覚えている。
今回のコロナ禍での夫の高熱騒ぎも、患者や家族の思い、命よりもなにか別のものを守っているように思えてならない。医療体制の崩壊を危惧しているだけとは思えない。
夫の高熱シリーズ??長々と読んでいただきありがとうございました。 皆様もご自身、ご家族を含めどうか健康で心配のない毎日をお過ごしくださいませ。
父も無口な男で、あまり自分の感情を出さず私や母からすれば『ええかっこしぃ』になるんだけれど、医師に対しては何も言わないようなヒトだった。
晩年の父は癌を患っていて、入退院を繰り返していた。
当時、三重県四日市市に住んでいて、父も母もちょっとした具合の悪い時は車で10分程度のクリニックに通っていた。
過敏性大腸炎、と言われていた父に癌の疑いがあるからと、そのクリニックの先生がお隣の津市にある大学病院を紹介してくれた。
その大学病院はクリニックの先生の卒業校でもあり、開業せずに大学病院に残った同級生やお世話になった教授も現役で活躍していた。
父は毎年年末になると不調になって入院騒ぎを起こしていた。
ある年、あまりにも具合が悪そうで母は救急車を呼んだ。
今はどうかよく分からないが、あの頃、三重大と名古屋大学、名大の医学部の学閥があるという噂があった。
四日市の市立病院は名大系。
父は津市の三重大にずっとお世話になっている。 名大系の病院は三重大からの患者を嫌がるというのも漏れ聞こえていた。
救急車は市立病院に運ぼうとするが、父も母も三重大を希望した。
ところが。
救急車は市の管轄なので、四日市市内ならどこの病院でも運べるが、市またぎの津市へは行けないと言われたそうで。
患者の命より、縦割り行政の仕組みを守ろうとする救急車って、いったい何なんだろう。
結果的に、母の粘り勝ちで、四日市のはずれまで救急車で運ばれ、その場所で津市の救急車に乗り換えるという方法を取ってくれたらしい。
翌日、三重大病院に駆け付けた私に、母が『わたし、頑張ったんだから』と言ったのを覚えている。
今回のコロナ禍での夫の高熱騒ぎも、患者や家族の思い、命よりもなにか別のものを守っているように思えてならない。医療体制の崩壊を危惧しているだけとは思えない。
夫の高熱シリーズ??長々と読んでいただきありがとうございました。 皆様もご自身、ご家族を含めどうか健康で心配のない毎日をお過ごしくださいませ。
確かに三重大病院は不便でした。
京都から近鉄特急で津まで行って、江戸橋?とかなんとかいう駅に乗り継いでそこからはタクシーで向かってました。 父の最晩年は週1で通っていたので交通費もバカになりませんでした。
このあたりだと大きな総合病院には駅前から病院のマイクロバスが出ているので利用者は多いみたいです。
そうそう、縄張り(笑)
警察小説読んでても、所轄と捜査一課、キャリアとノンキャリア、縄ばってますよね~(笑)
今改善されてたら申し訳ないんだけど・・・命に係わる現場で縄張り争いはほんと、やめて欲しいです。
ありがとうございます。 左目、いつなんだろうなぁ。目薬が4種類になって朝と寝る前だけのものと、朝昼晩寝る前のものと、左目だけのもの、右目だけのもの、という具合で非常にややこしいです。
しかもみんな同じぐらいの容器入りだし。
目薬さすたびに、こっちも指さし確認(笑)
>いつも思う事ですが、エッセイストに向いてますよね♪
こんなこと言われたら調子に乗っちゃうそ!っと(笑) エッセイストはともかく、論理的な組み立ての必要な推理小説は絶対に書けない自信があります。
一つ一つ詳しくて、たぶん私だと覚えきれず、あれこれうやむやな記憶で終わりそうですもの。
まだ左目の手術が残ってるのですね。
次も順調にいきますように願ってます。
いつも思う事ですが、エッセイストに向いてますよね♪
命より大切なものがあるなんてね。
ありがとうございます。
ためになった、と言っていただけるとほっとします。
私自身は大変というより忙しかったです(笑)
今後もいろいろと悪いところが出てくるでしょうけれど、それが夫の場合だったらできるだけ付き添います。
夫からの報告より、自分の目で見て、耳で聞いたことの方が信頼性があると思うので(笑)
9日に右目の手術をして、昨日10日、眼帯を取って検査してもらいました。
今日も朝いちで行ってきて、眼圧も測定してました。 炎症が酷かったのでまだクリアというまでには至ってませんが、昨日より今日の方がきれいに見えてるようです。
月曜にまた行って、次は左目の手術を決めるそうです。
今、救急車がどんな具合か分かりませんが、大きな総合病院では学閥が残ってますね。
京都だと京大医学部系と、府立医大系に分かれているみたいですし。
インフルワクチンは10月1日から高齢者優先ですよね。 遅くなるとワクチンなくなるかなぁ??
連載凄く参考になったし有難かったよ!
今でも救急車って越境嫌がるの?
母上様の粘り勝ちやね♪
今度はインフルエンザのワクチン注射を勉強しなくちゃ~
大阪府民は無料やって言うけどワクチン足りないとかっても聞くし???
ヒヤヒヤの環境やね~
とても為になりました。
大変だったとお察しします。
病院のことでは、母のときに、怒りに震えた私。
それを忘れないように文章に残してます。