みなさんこんにちは。
傷ついた車を入院させるため板金塗装屋さんを回ります。
どこ行っても口を揃えたように三か月待ち。
そして、私の車の修理範囲の広さから一人では対応できないけど、人手が足りないと…
さらに全治一か月との診断です
どこも人手不足なんですね。
預け先が見つからないままみっともない車が町中を走ります
会社のホームページが更新されてからずいぶん経ちますが、まだブログのリンクが貼られませんね。
このブログ、誰が読むんだろうと思いながらそれでもたまには更新しておきます。
今回は住宅営業が一番悲しい瞬間、お断りについて。
断るのって大変ですよね。
申し訳ない気持ちになったり、連絡しづらかったりで断る側も相当なエネルギーを要します。
しかし、建てられるの一社のみ。
多くの方が何社か接触しているでしょうからいつかはお断りしなくてはいけません。
コツのようなものを書いていきます。
営業担当に断りの連絡を入れるときに、負い目に感じる人が少なくありません。
とくに担当者によくしてもらった実感があればあるほど、断ることを申し訳なく感じてしまいがちです。
しかしその必要はありません。
敏腕営業でも90%は断られるので断られることには慣れています。
断られるのに慣れているとはいえ、かなり話が進み、例えば契約直前で断られるのは、担当者も期待値が高まっている分残念な気持ちが強くなります。
そのためできるだけ早く断ることも大切です。
いろいろな人を巻き込んで具体的な話まで進めてしまうと、どんどん断りにくくなっていきます。
見積もりやプランを比較して、『ここはイメージが違う』『ここでは理想の家を実現できない』と思った会社は、早めに断るようにしましょう。
お断りするときには、明確な理由を述べましょう。
そのほうが、お断りされる側も納得感を得られます。
なぜお断りされたのかは、会社側にとってももっとも知りたい部分です。
営業担当としても、会社としても、今後の営業活動に役立てられます。
理由は変にぼやかさず、はっきり伝えてあげましょう。
どの営業担当も、自社で家を建ててもらおうと、一生懸命営業しています。
時間と手間をかけて見積書をつくったりプランを考えたりしてくれたことに対して、きちんと感謝を伝えるのは、人として当たり前のことです。
ここまで手間と時間をかけてくれたことへのお礼をきちんと伝えましょう。
すでにほかの会社と契約まで済ませたなど、今後の連絡が不要な場合はそのことをはっきりと伝えましょう。
ここまでしてくれれば断られたお客様でも「良いお客様だったなぁ」との印象が残ります。
ここからはタイミング別断り方
見積もり前
見積もり前のお断りは、本当に初期の段階ですので、いろいろ話を聞いた末に方針が決まり、それがその会社では実現できない、といった理由が多いです。
例えば『考えた結果、木造にしようと決めました』と、鉄骨造の会社さんをお断りするイメージです。
この段階で、3~5社程度に絞り込むのが一般的です。
見積もり後
プランを決めて見積もりをもらったあとにお断りする場合、提案された内容が別の会社さんのほうがよかった、あるいは似たプランなのにもう1社がはるかに安い、といった理由が多くなります。
例えばA社なら希望する広さのリビングを実現できるのにB社にはできないと言われた場合は当然A社を選びますし、どちらの会社も希望をかなえてくれるのであれば、見積もりが高い会社はお断りすることになるでしょう。
会社によっては仮契約後(何度も書きますが仮契約なんてものはありません)
仮契約に際しては、申込金を支払うのが一般的です。申込金は10万円程度が相場で、仮契約をキャンセルすると戻ってくるお金です。
しかし仮契約は本契約に進む意思を示すものであるため、仮契約後にお断りするケースはそれほど多くありません。
仮契約に進んだということは、大まかなプランや概算の金額には納得しているケースがほとんどです。
にもかかわらずお断りせざるを得ない理由としては、例えば同時並行で話をしていた別の会社がものすごい値引きを提案してくれた、あるいは夫婦では納得していたけれども、資金を出してくれる両親が別の会社に決めてしまったなどがあります。
本契約後(仮契約と書いたので本を付けました)
本契約に際しては、物件価格の5~10%の契約金(手付金)を支払います。
契約金を払ったあとに買主側から契約を破棄する際には、契約金を放棄しなければならず、戻ってくることはありません。
契約金・手付金を放棄してまで解約する方はほとんどいません。
つまり本契約は、意思をしっかり固めたうえで結ぶものであるともいえます。
ただ、住宅ローンが通らなかったときは話が別です。
契約時には、万一住宅ローンの審査に通らなかった場合、契約がはじめからなかったことにする『住宅ローン特約』を付けるのが一般的です。
住宅ローン特約が付いていれば、万一住宅ローンの審査に落ちたときには、契約を解除して契約金・手付金を返してもらえます。
お断りに際しては、面と向かって伝えるのは抵抗がある方や、引き止められるのではと心配になる方も多いでしょう。
お断りの連絡は対面で直接伝える必要はないので、電話やメール、LINEなど、普段担当者とやり取りしているツールでビジネスライクに済ませて問題ありません。
例文を載せておきます。
「検討しました結果、今回は家族全員がA社に提案されたプランが気に入りましたので、A社と契約することにいたしました。
これまで親身に相談に乗っていただいたこと、心より感謝しています。
本当にありがとうございました。」
ですが迷っている場合は会ってお話をすることをお勧めします。
お断りを考えている理由が『他社のほうが安い』など、条件次第では考え直してもいいのであれば、率直にその点を相談すると検討してもらえる可能性があります。
お断りするのはその後でもよいでしょう。
何かをお断りするのは心理的に負担が大きく、誰しもが「できればやりたくない」と思うものです。
その結果「明日にしよう」「週明けに電話しよう」と、ずるずると先延ばしにしてしまう人がいます。
しかし先延ばしにすればするほど、断りにくくなるものです。
また断ると決めているのにそれを伝えないでいると、担当者がほかの営業にかける時間を奪うことになります。
お断りの意思は、先延ばしせず早めに伝えましょう。
お断りに際して、嘘をつくのはやめましょう。
例えば「家を建てるのはやめました」といった嘘は、担当者に「時期が来れば検討してもらえる」と、いらぬ期待を持たせてしまいます。
「ほかにも、他社にも相談しているにもかかわらず、その会社としかやり取りしていないように振る舞うのも避けましょう。
あとになって『実はほかの会社ともやり取りしていて、そちらに決めました』というのは不誠実です。
複数のハウスメーカーに、平行して話を聞くのは一般的なことです。
ほかにどの会社を検討しているのか、どのような点で比較しているのかなどは、正直に話したほうが結果的にいい提案を引き出せる可能性もあります。
最初にお伝えしたように、営業担当はお断りされるのがある意味当たり前だと思っています。
ですので『お断りするのは本当に申し訳ない』『親身にしてもらったのに断りにくい』など、過度に気に病む必要はありません。
なかなかドライになれないかもしれませんが、営業担当もビジネスとしてやっていることなので、思い悩まず早めに伝えるほうが親切です。
とまぁ、長々とお断りに関することを書いてきましたが…
私には断らないでね
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