熊本県の山で、遭難が相次いでいます。
熊本県の最高峰・国見岳(1739m)と
目丸山(1341m)での遭難です。
下山中の道迷い遭難です。
道に迷ったら引き返す。
迷った場所まで引き返す。
迷った場所まで引き返せばいいのです。
ところが、下山中の引き返しはなかなかできません。
下山中の引き返しは、また、登らなければなりません。
疲れているのに、登り返す。これができません。
肉体も精神も疲れています。
疲れている肉体、精神が、判断ミスを犯すのです。
道に迷っても、このまま下ればどうにかなると思うのです。
道に迷ったまま下山してもどうにもなりません。
踏み後が消えるか、絶壁(がけ)に出ます。
そして、この絶壁(がけ)を疲れた肉体、精神で下ります。
登り返すより、絶壁(がけ)を下りた方が楽と思うのです。
これが、道迷い遭難です。
道の無い(登山道の無い)所で動けなくなり、遭難です。
(私の体験談です)
山には、登山道と獣道があります。
登山道・・・・・・・登山者の踏みあと。
獣道(けものみち)・・・・山に住む動物達が歩いた道。
獣道を歩くと遭難です。(老婆心ながら)
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熊日新聞をスキャンしました。
国見岳(1739m)は、熊本県最高峰の山です。
それにしても、4日ぶりに無事発見。
良かったですね。
さて、今朝の新聞から。(11月4日)
ご無事をお祈りいたします。
熊日新聞をスキャンしました。
山登りの基本は、夜明けと同時に登山開始です。
夜明けには、登山口にいるのです。
遅くとも、13時には下山開始です。
山は自然が相手です。
山では何が起こるか分かりません。
明るいうちでしたら、いろいろと対応できます。
暗くなったら、対応できなくなります。
山の夕暮れは想像以上に早いです。
暗くなると、生命の危険が増すばかりです。
13時には下山開始です。(老婆心ながら)