坂道のアポロン。
「ganさん、坂道のアポロンって知ってるね?」
と、佐世保の深さんから電話でした。
「なんな、そらぁ~?知らんばいた」。
「俺が住んでる佐世保を舞台にした映画たい。原作は少女漫画ばってん、見に行きなっせ!」
と、お勧めでした。早速、見てきました。
あらゆる世代の、青春時代を経験した人へ贈る。
青春時代を経験した人。まだまだ、青春と思っていますが。(笑い)
実にいい映画でした。
心が洗われます。この映画を見ると、誰にでも優しくなれます。
人の心は、本当にあたたかいです。
久しぶりに、映画に癒されました。心がホンワカ、あったかくなりました。
いい映画なのに、広い~映画館にわずか4名でした。
もう少し、この映画を見る人がいたらいじめ等無くなりますね。
そんな映画でした。
さて、心が優しくなった映画・坂道のアポロンは、
1966年(昭和41年)初夏、高校1年生を主人公にしたドラマでした。
1966年(昭和41年)当時、私は高校2年生でした。
時代が重なります。
時代は重なりますが、当時、ジャズは聞いたことがありませんでした。
さて、アポロンとは?? ギリシア神話に出てくる神の名前です。
アポロンには、多くの恋愛譚があるそうですが、
なぜか悲劇的結末に終っているそうです。
坂道のアポロン・・・・、青春時代のあわい恋心と、
燃えるようなジャズのメロディーがぴったり合っていました。
ジャズの演奏がいいです。
アート・ブレイキーの「モーニン」が映画に出てくる最初の曲でした。
最高の盛り上がりは、学園祭でのジャズ演奏です。
学園祭でトラブルが起こります。エレキバンドの演奏中に、停電になるのです。
その停電の間、ドラムとピアノのセッションが始まります。
ジャズ好きの人は、涙が出るほど感動しますよ。
映画の舞台は長崎県佐世保市でしたが、
ロケ地は、大分県豊後高田市のレトロ商店街ですね。
大分県高田豊後市のレトロ商店街。(サイトより無断借用)。
この昭和レトロ商店街で、多くの撮影があったそうです。
映画の中の決めセリフ。
『 泣いていいんだぜ!千太郎! 』 私も言ってみたいセリフです。