F1 2007年 第6戦 カナダGPを振り返る

 デビュー戦以来の連続表彰台を重ねてきたルイス・ハミルトンが、荒れるレースを冷静に走りきり初優勝。新たなヒーローの誕生であると同時に、デビューイヤーチャンピョンの出現を大いに期待させたカナダGPであった。

 ミヒャエル・シューマッハがF1の舞台を去り、ヒーロー不在のシーズンが続くのかと思ったが、そんなつまらないシーズンに付き合うことは無くて済みそうである。どんな世界にもヒーローが必要であり、望めば与えられるとでも言うことなのか。

 それにしても琢磨!荒れたレースで幸運を拾ったとは言え、まさかの6位入賞、おめでとう。予定の2回ピットインでレースをまとめる事が出来れば表彰台も夢ではなかったかも知れないレース。そうは言ってみてもやはりレースは結果がすべてだ。

タイヤに問題を抱えてはいたようだけれど、最終盤にチャンピョンアロンソをさしての6位入賞はカタロニアでの8位以上の価値と言えよう。ただし、今シーズン中にこれ以上の結果は期待するのはよしたほうがいい。レース中のファステストラップタイムは12位でしかないのだから。

さて、郷秋<Gauche>贔屓のライッコネン。残念ながら今年もチャンピョン獲得の可能性はもはや無くなったと見ざるを得ないな。まっ、不甲斐ないのはフェラーリというべきかも知れないけれど、速いだけではない真に強いドライバーは、強いチームを作り上げてしまうこともまた、事実である。

稀代の名ドライバーが去ったフェラーリとチャンピョンが去ったルノーは没落し、新しい才能を得たマクラーレンが速さを取り戻した。実に興味深い結果である。

注:ごめんなさい。タイトルに「振り返る」なんて書いたけれど、実は前の晩の夜更かしがたたりカナダGPを見る事が出来なかったのであります(^^;。


 ピーマンの花にそっくりですが、確かにその実も瓜二つですね。鬼灯(ほおずき)は恥ずかしがり屋らしくほとんどの花は俯き加減に咲きます。この花は例外。
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