江の島(その五、中吉)


 中吉である。この籤を引いた人はきっと「まずまずの運、そこそこの幸せ」を確認し、そのようであることを願って籤を結んでいったに違いない。しかしですよ、考えてもみれば、普段は「神の字もない」無神論者が神社に来た時だけは敬虔なる神道信者でもあるかのように参拝し籤を引く。八百万の神がおられる日本にあってはお釈迦様もイエス様も八百万分の一の神様として祀られているから全く不都合を生じないのだ。神道信仰を宗教と捉えない多くの日本人の宗教観がそこにある。おそらくは世界中の(日本以外の)宗教学者が首を傾げているであろう日本人の宗教観のなせる技である。

 横浜の住宅地に残された里山の四季の移ろいを毎週撮影し掲載している「恩田の森Now」に、ただいまは6月26日に撮影の写真を4点掲載しております。二週続けて梅雨晴れ間の猛暑となった森の様子をご覧いただければ幸いです。
blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori

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