唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
江の島・鎌倉点描(その四、最終回)
初夏を思わせる天気となった先週水曜日、急に思いついて江の島〜鎌倉(長谷)を歩いて来ました。今日はその四回目、最終回です。
昨日、その宝鐸だけをご覧いただいた経蔵の脇に上り口がある散策路から経蔵の裏を見た図。
その散策路に沿って種々の草花が植えられておりますが、これはその中から多分、甘野老(あまどころ。キジカクシ科アマドコロ属)。
散策路をもう少し上ると由比ヶ浜を一望できる場所があります。この美しく弧を描く海岸を見た時に私は、この浜の元々の名は「弓ヶ浜」ではなかったのかと思ったのでしたが、帰って来て調べてみても「由比ヶ浜」の名の由来はわからず。私の勝手な思い込みであったようです。
散策路の頂上付近から経蔵を見下ろした図。6月にここから見る紫陽花に囲まれた経蔵は絶品。大勢の見物人が押し寄せ入場制限がされる程です。かつて鎌倉の紫陽花といえば明月院が有名でしたが、今ではすっかり長谷寺にお株を奪われてしまったようです。
下ってきたところで見かけた立浪草(たつなみそう。シソ科タツナミソウ属)。
幾度も来ている長谷寺ですが、初めて弁天窟にも入ってみました。
江の島〜鎌倉・長谷への短い旅もこれで終わり、再び江ノ電に乗って藤沢に戻ります。この写真を見て「撮り鉄の危険な撮影!」と思われた方がおられるかも知れませんが、ご安心ください。江ノ電のいくつかの駅には上下線のホームを行き来するための構内踏切があるのです。ですから、電車が到着する前にはこのように線路の真ん中から写真を撮ることが可能なのです。
「江の島・鎌倉点描」は今日でお終いです。明日からはいつもの「漫文」に戻ります。四日間ご覧いただきありがとうございました。
なお、これまで「駄文」「駄々文」などと称しておリました拙文を、今後は「漫文」と称することといたしました。以後、お見知りおきを。
【本連載の記事一覧】
江の島・鎌倉点描(その一)
江の島・鎌倉点描(その二)
江の島・鎌倉点描(その三)
江の島・鎌倉点描(その四)(この頁)
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは4月16日に撮影した写真を10点掲載しております。花盛りとなった森様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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