*Click on the photo to see it in larger size.
不評だった(郷秋<Gauche>的には、と云ういことです。為念)朝日新聞の連載小説「C線上のアリア」が10月末で終了し、門井慶喜氏の「夫を亡くして」が始まりました。内容は「明治の詩人北村透谷の妻・ミナが主人公。透谷が自死し、娘と残されたミナは、英語を学び、教員となり、時代を駆け抜けます」とのことですが、タイトルが、なんだかなぁ・・・
主人公の出身地が青葉山荘からは程近い今の町田市野津田だと云うので、最初から親近感を持って読んではおります。2回目だったか3回目だったかに「東京の塾(学校)に行きたい」と云うような件がありました。野津田は町田だから東京じゃん、と思ったけれど、考えてもみたら町田が東京府に編入されるのは1893(明治26)年ですから、当時の野津田は神奈川県であったと云うことになりますね。
ところで作者の門井慶喜氏、読書傾向が著しく偏っている郷秋<Gauche>ではありますが、読んだことがあるような気がして書棚を見渡したら、一冊だけありました。「銀河鉄道の父」(講談社文庫 2020年4月15日1刷。単行本は2017年9月刊行)。
4年前に読んだはずですが、記憶が薄ぼんやり。伝記ではなく小説仕立てだったような気がするのですが、それ以前にたくさん読んでいた宮沢賢治に関するものとごっちゃになってしまっているようです。普通なら上下巻とするくらいのボリュームがあるものですが、また読んでみようか知らん。
追記:門井慶喜氏の「銀河鉄道の父」を再読しました。
これが門井氏のスタイルと云うのでしょうね、只今朝日新聞に連載中の「夫を亡くして」とまったく同じスタイルで書かれておりました。
宮澤賢治(の父を含む)の生涯については既に多くの著書が出版されており、私もそのいくつかを読んでおりましたのでこれはおおよそ事実、これは門井氏の創作と判る中で読み進めることができましたが「夫を〜」は(私にとっては)まったく知らない人の人生を語ろうとしているわけですので、どう読めば良いのか。まっ、すべて創作、つまり門井氏が書く小説(小説なのだから当たり前)だと思って読めば良いわけですがね。
それにしても門井氏、私は「銀河鉄道〜」しか読んだことがありませんが既に40代半ばにして自身のスタイルを確立しておられる偉大なるワンパタニストと云って良いのでしょうか。いや、褒めているのですよ、私は。
横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは11月10日に撮影した写真を6点掲載いたしております。佳き秋の日となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/5032ef920fed7969a65ad6103dee9637
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.
#朝日新聞 #新連載小説 #C線上のアリア10月末で終了 #門井慶喜 #夫を亡くして #町田市野津田 #町田は神奈川県