「夏の名残」と書いて、はたと考えた。「名残」とは、そのことが、この場合には夏が終わってしまってから、つまり秋になってからも残っている夏の風情のことを云うのか、あるいは秋になる前、つまり夏が終わる前に残り少なくなった夏の風情のことを云うのか。
前者は「余波」であり、後者は「残余」。
残暑は秋になって未だ暑いことだから余波。「厳しい暑さももうしばらく」となると残りの夏の暑さだから残余。
今日のところの結論。「夏の名残」とは、夏の終わりの頃に行く夏を惜しむ思いで使っても良いし、秋になってから過ぎ去った夏を懐かしんで使っても良い。つまりどちらでも良い。
と云うわけで今日の一枚は、行く夏を惜しんで八月末に撮った写真を、過ぎた夏を懐かしく思い出しつつ掲載する、箱根・芦ノ湖。
横浜の住宅地に残された里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは8月15日に撮影した写真を5点掲載いたしております。酷暑に見舞われた森の様子をご覧いだけたら嬉しいです。
このところの酷暑続きのため散歩を止められております。涼しくなリましたら再開いたしますのでしばしご猶予ください。
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