随分と時間をかけて、ちびりちびりと読んでおりました「日本酒の世界」(小泉武夫著 講談社学術文庫 2021。1992年中公新書より刊行の「日本酒ルネッサンス 民族の酒の浪漫を求めて」の改題・加筆修正版)をようやく読み終えました。
【特に興味深かった章】
第一章 日本酒の誕生
第二章 神の酒から人の酒へ
第四章 酒と社交と人生儀礼
第八章 日本酒、その嗜好の周辺
筆者はあとがきに次のように記しています。「一国の酒を見れば、そこの民族の歴史の深さや文化の程度を測る物差しになる。」そして「日本酒の世界は、どんな民族にも誇れる万国に冠たるものである。」とも。
本書は日本酒とその歴史を知るのみにとどまらず、日本酒を通して日本とその民族、文化について知り、考えるための良き教科書でもありました。日本酒を飲むが如く、ちびりちびりと味わいながら読んだ甲斐があったというものです。
そして最後に、著者が東京農業大学名誉教授(元教授。醸造学、発酵学)であることは承知の上で読んでいたのでしたが、読後にお名前で検索してみたら何と、私の高校の11期上の大先輩であったことが判ると云うおまけ付きでもありました!
と云う訳で今日の一枚、「日本酒の世界」の後ろに並ぶのは郷秋<Gauche>がこのところ愛飲している信州安曇野の「大雪渓」と愛用のぐい呑。このぐい呑は並々注ぐと七勺半。これで二杯飲むと一合半ですから、普段は二杯以上飲まないようにしている、亡き親父から受け継いだぐい呑です。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月24日に撮影した写真を6点掲載しております。残暑も和らぎ稲刈りが始まった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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