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正午過ぎになったので昼食をとりに出ました。完成したばかりの「きらめき通り」を見ました。
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大洗駅前のロータリーからゆるやかにカーブしつつ、直接にマリンタワー広場の横に続いて海岸通りと交わります。駅から商店街へのアクセスも格段に良くなりました。特に髭釜、大貫のエリアに入り易くなったので、今後のガルパン巡礼者の主な散策コースがこの通りをメインとした形に移行する可能性があります。
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この広い道路も、あんこう祭の当日には大渋滞、大混雑だったと聞きます。駅からそのまま進むだけですから、どうしても来客の大半は自然に流れ込みます。祭のメインステージであるマリンタワー広場へ直行するルートなので、どうしても大勢がこの道に集まります。
去年まではこの道が無かったので人の流れも分散されていたことを考えると、今年の異様な大混雑ぶりの要因の一つに「きらめき通り」の開通が挙げられるのかもしれません。
震災復興および緊急時避難経路として新設された道路ですので広く造られており、咄嗟の事態において迅速に避難出来るようになっています。しかし人が集まるイベント時には、大勢の人を一気に街中へと流すルートになります。移動に時間がかからないコースなので、あっという間に人が増えてきて商店街の街路も人で埋まってしまうわけです。
したがって、来年以降のあんこう祭においては、この「きらめき通り」の交通量をどう調節するかも課題の一つになるでしょう。
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さて、この日の昼食は「お好み焼道」にていただきました。このお店も久し振りに入りました。
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かつては質量ともに大貫エリアでも抜きんでた寄贈品群の展示で知られていましたが、新店舗になってからはスペースも思い切って縮小し、寄贈展示品も最小限にとどめて増やさない方針に切り替えたようです。以前は行くたびに展示品が増えていましたが、新店舗においては入れ替わっているだけで全体の量は変わっていないようです。そのスッキリした感じが、逆に良い形で展示コーナー全体を引き立たせています。
今回の昼食は、いつもの焼きそば定食をいただきました。具材を揃えてもらって自分で鉄板で焼いて食べました。味付けは胡椒のみ、関西風の薄味に仕上げ、鮭茶漬けでしめました。
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昼食後、「きらめき通り」を歩いてアウトレットへ移動しました。
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ガルパンギャラリーに行きました。
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相変わらず物販コーナーに人が集まっています。展示エリアの方に進む人は殆どありません。
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まいわい市場で買い物をして外に出たら、駐車場にハデなガルパンラッピング車が停めてありました。何のデザインかは、とくに興味が無かったので確かめませんでした。
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「カジマ」に寄って、帰りの列車内で食べるものを適当に調達しました。毎度の大洗行きにて必ず利用しているお店の一つで、滞在中の昼食はここの惣菜弁当、帰る前には列車内で食べるもの、を買います。
なので、このお店の数種類あるオリジナル缶バッジも、一度の訪問で最低2個は得られます。缶バッジを次々に出している数少ないお店の一つですので、コレクションしている方はみんな頻繁に通っているそうです。
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「江口又進堂」に立ち寄り、江口さんと雑談しました。あんこう祭の大混雑振りを首を振りながら述懐しておられました。ああまで多くなっちゃうと、もうどこでもパンク状態だよねえ、水戸駅で電車乗るのにも制限かかったなんて、初めてだよー、と。
とにかく今年のあんこう祭の様相は、前代未聞の要素が多かったようです。地元住民のための祭であるのに、いつのまにか遠来のガルパンファンが来客の大半を占め、出店元も地元商店をガルパンメインの他企業がはるかに超えてしまい、完全に「ガルパン祭」になってしまっている、という声は、江口さんだけでなく、街で出会った殆どの方から聞きました。中には不満や怒りの意見もありました。地元の子供たちが祭の日に遊びに出られなくなってしまった、という現象もあったそうです。
いずれそうなるだろうな、とは予想していましたが、とにかく町に迷惑がかかってしまうレベルに達してきているわけです。今後の課題が、それだけ重いものになってゆくことでしょう。
それ以前に不思議なのは、なんでこんなに人が集まってくるんだろうか、ということです。混雑する、行列になる、買いたいものも買えない、移動だけでも疲れる、と分かっているのに、遠くからもわざわざ費用をかけて集まってくるわけです。
要するに賑やかな所が好き、皆で騒いで楽しみたい、ということでしょう。本質的に日本人のお祭り好きは、いつでもどこでも変わっていないのですね。 (続く)