デカールは、上図のモデルカステンのガルパンデカールセットのVol.4の継続マークを使用しました。
劇中の唯一の登場シーンの拡大画像です。BA-10Mの側面ドアに校章マークが貼られているのが確認出来ます。それ以外は不明ですが、上図を見る限りでは、砲塔や車体背面には貼られていないことが分かります。そこで、側面ドアの分を左右に貼ることにしました。
サイズ的には、上図中央の4枚が適していると思いましたので、その2枚を使用しました。
右側ドアに貼りました。
左側ドアにも貼りました。車体を全て見渡しますと、前面や背面にはマーキング出来るスペースがあまり無いことが分かりました。それで、今回貼った左右ドアの2ヶ所が全てであろう、と判断しました。
側面観です。車体色がグレー味のかかったホワイトにて仕上がっています。思ったよりも落ち着いた色調なので、プラウダ高校チームのグランプリホワイト系のカラーとは明らかに違った雰囲気にまとまりました。
トラックに砲塔を乗せた装甲車、というコンセプトそのままの外観です。ソ連軍はこの種の装甲車を数多く作って運用していますが、このBA-10は走行性能が劣るためにあまり戦績が芳しくなかったそうです。そのためか、フィンランド軍に鹵獲されたものは、エンジンを高馬力のフォードに換装したうえで使用されています。
武装の面では、BT-7等に装備されているものと同一の砲塔を備えており、装甲車としては強力なタイプに属したそうです。
BA-10は、実車の写真で見ても車外装備品を殆ど付けておらず、スコップのみが側面後方にセットされている事例が散見される程度です。ホビーボスのキットではそのスコップのパーツもありますが、他の装備品は車内に収納していたそうです。
ちなみにガルパンの劇中車はスコップすら車外にセットしていませんので、外見もシンプルです。
以上で、継続高校チームのBA-10が、「最終章」第1話登場のBA-10Mタイプにて完成しました。製作日数は、2018年1月4日から1月7日までの4日でした。組み立てに2日、塗装および塗装後の組み立てに1日かかりました。
使用したキットはズベズダの製品でした。ホビーボスの製品は高価なうえにパーツ数が多いので、楽そうなズベズダの方を選びましたが、バリやズレやガイドの見にくさもあって、楽に作れませんでした。パーツの一つ一つを丁寧に下処理し、仮組みをしてチェックする作業が欠かせませんでした。定価2000円代の安さには、それなりの事情が介在するものだと悟った次第です。
今回、2018年のプラモ始めとして継続高校チームの車輌を作りましたが、継続高校チームの車輌といえば、BT-42の制作を2016年7月に中断したままです。放置期間が一年半にも及んでいますので、今回の制作をキッカケとして、なんとか再開しないといけないな、と思っております。