気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

「ゆるキャン△」の志摩リン

2018年02月03日 | ゆるキャン△

  御存知、「ゆるキャン△」の二人の主人公のひとり、志摩リンです。原作コミックスでもテレビシリーズでも一番最初に登場し、ソロキャンパーとしての活動ぶりを細かく描写されるため、この娘が主人公なのかと誰もが思ったことでしょう。
 しかし、各務原なでしこの登場によって、主人公が二人居てそれぞれのストーリーを展開してゆく、と分かりました。この作品は奥行きも深くて面白そうだ、楽しそうだ、という感慨を覚えたのは、私だけではなかった筈です。
 それで、二つのストーリーのうち、ソロでの活躍を展開する志摩リンの行方が、各務原なでしこ達「野クル」の展開と同様に、とても気になってしまったのは、むしろ当然のことでした。

 

 第1話の冒頭に登場する志摩リンです。自転車にキャンプ道具を積んで坂道をも懸命に走ってゆく姿に、なんとなく胸を打たれたファンは少なくなかった筈です。
 私は、自身も長らくソロキャンプを楽しんできた経緯がありますので、志摩リンのキャンプ地へ向かう際の高揚感、期待感というのが、本当によく分かります。楽しみで楽しみで仕方が無い、彼女だけの世界へ一心に自転車を走らせるこの真っ直ぐな姿。いいですな・・・・。

 

 富士山麓の麓キャンプ場にて、大口を開けているライオンの像に向き合って大きく口をあけているシーンです。この可愛らしさが素晴らしいですね・・・。

 舞台となった麓キャンプ場には、甲府の歴史探訪サークルのイベントで一度行きまして、バーベキューを楽しみました。志摩リンの「解放感すげえ」のセリフ通り、広大な大平原の奥に富士の稜線が果てしなく延びる、ものすごく素晴らしい景色を目の当たりに出来ます。本当に感動しましたね。聖地巡礼で行くなら絶対に再訪したいポイントです。キャンプも一度でいいから楽しみたいです・・・。

 

 志摩リンは、祖父の影響で中学一年からキャンプを始めて、ソロキャンプを趣味にしている女子高校生です。テント張りもペグ打ちも手慣れたもので、サッサと進めていきます。私なんぞは、こういう場面にも「おおお・・・」とくるものがあります。

 上図は、テントのフライシートを留めているシーンですが、石でガツンとやっていますので、ペグは大丈夫か、と思ってしまいます。このテントはモンベルの「ムーンライト」の3型で、私も同じのを20年ぐらい使っています。地面が硬かったりすると、アルミ製のペグが柔らかくてすぐに曲がってしまうので、私はエリッゼステークの18センチタイプに交換して使っています。
 しかし、志摩リンは純正品のアルミペグを使い続けていますね。まだ使用回数が少ないのでしょうか。麓キャンプ場の地面もやわらかそうです。

 

 テント内にてシュラフを拡げてセットするシーンですが、ここでもこのアニメの描写の細やかさに驚かされます。テントの前室の空間がちゃんと見えており、シュラフがダウンであるのが分かります。化学繊維のシュラフには無い緩やかな曲面がちゃんと表現されています。この一点だけでも、このアニメ作品の凄さが分かります。

 

 寒いので、暖をとるべく、薪割りに励む志摩リンです。こういうシーン、最近のキャンプ場では焚火禁止の所が多くなってあんまり見かけなくなりましたね・・・。

 私は大学時代からの25年余りを奈良で過ごしましたので、キャンプ地も奈良県内が多く、たいていは自然のままのサイトで焚火も自由でした。泊まりになれば、炊事にも火が要るので、落ち葉や枯れ枝集め、薪割りは欠かせませんでした。枝をカットするにもコツがあり、鉈で斜めに叩き切るのが良いです。
 その枝の斜め切りを、ちゃんと志摩リンも実践しています。祖父に教わったのでしょうか。鉈の使い方もちゃんとセオリー通りです。

 

 まったりソロキャンプを楽しむ志摩リンです。私はこういう過ごし方をあんまりやったことが無かったので、今後はリンちゃんの真似をしてまったりキャンを楽しんでみたいです。

 当然ながら、横のテーブル、ストーブ、コッヘルに目がいってしまいますが、ここで唸らざるを得ません。テーブルはキャプテンスタッグのロールテーブルM-3713で、私も同じのを使っています。 これ安くて使い易いのですよ。

 問題はストーブで、キャンプ用というよりは登山用のタイプであるSOTOのウインドマスターSOD310なんですね。OD缶ですね。しかもゴトクがオプションパーツの4本タイプに交換してあるので、けっこうお金をかけている事が伺えます。
 私は専門店でしか買えないOD缶よりも、スーパーやコンビニでも調達出来るCB缶の方を使っていて、ストーブもイワタニのジュニアバーナー CBシリーズを使っています。価格で言うとウインドマスターの半分ぐらいなので、やっぱりリンちゃんは金持ちなのかな、と思ってしまいます。

 コッヘルは、たぶんコールマンのパックアウェイソロクッカーセットでしょう。いい製品使ってますね・・・。最近のキャンパーは、100円均一ショップでクッカーやコッヘルに似た品を買っていますが、あれはなかなか使えます。下手すると100円ショップ製品の方が使い勝手が良かったりします・・・。

 

 リンちゃんのテントです。モンベルのテントの定番とうたわれる「ムーンライト」の3型ですが、たぶんこれは祖父から譲り受けたものかもしれません。実際に昔からキャンプやっている方は、このA型テントをずっと愛用しているケースが多いんですね。現在は軽量化が進んだ自立式系のドーム型やロッジドーム型が主流になっていますから、こういうのを見ると、古くからの愛好者かな、と思ってしまいます。

 ランタンは、間違いなくジェントスのLEDエクスプローラーSOLシリーズですね。形状からみてSOL-036Cですね。私も同じのを使っています。三色の光が選択出来て、テント内に逆さに吊るすと白熱電球みたいな感じにもなります。単3電池を6本使いますが、それでも軽いので使い易いです。
 問題はシュラフです。どう見ても高級品のイスカ、エア810EXなんですよ・・・。 6万円以上する代物ですよ・・・。リンちゃん、やっぱり金持ちですね・・・。

(追記) 読者の方よりコメント欄に御指摘をいただきました。ジッパーの位置が異なる、ということでイスカエア810EXとは別物である事が判明しました。では何か、というと、未だに特定出来ておりません・・・。今は売っていない旧モデル品かもしれません。

 

 高価格のキャンプギアを揃えている志摩リンですが、書店でアルバイトをして稼いだお金で買っているのでしょうか。それにしても、ポンと買えるような品ではないので、やっぱり長い間頑張ってきたのでしょうね・・・。

 

 第4話では、自転車を原付に乗り換えてソロキャンプの対象範囲を長野県にまで広げている志摩リン。その愛車はヤマハのビーノですが、これ、20万以上はするんですよ・・・。
 でも、熱心なファンは、同じのを買ってリンちゃん気分に浸るのでしょうな・・・。
 ヤマハの公式サイトでの案内情報はこちら

 

 長野県の霧ヶ峰へソロキャンプツーリングに行く志摩リンです。ビーノにキャンプ道具を満載していますが、その描写も細かいです。バイクにどうやって積むか、ということを試行錯誤している人ならば、リンちゃんの積載状況が非常に合理化されているのが分かる筈です。

 私も20代までは原付のMBX50に乗っていて、それでキャンプによく出かけていました。とにかく荷物をいかに減らし、いかに軽量化してコンパクトに積むかについて色々と悩みました。結果的にはサイドバッグにして左右均等に荷物を分け、テントとシュラフを後ろに括り付ける、という形に落ち着いて、これしかないじゃん、と結論づけていました。

 リンちゃんは、自転車の時からこの積み方ですから、たぶん祖父にアドバイスを受けたのだろうな、と思います。本当に、分かってらっしゃる方がこのマンガ、アニメを作っておられますね。たぶん、原作者のあfろ氏が、ベテランのソロキャンパーであるのかもしれません。

 

 そして、リンちゃんも食事を本当に美味しそうに食べます。この滅多に見られない、幸せそうな笑顔を見ますと、舞台になったカフェへ行って、同じメニューを食べたくなってしまいます。いや、絶対に聖地巡礼の際には立ち寄って食事するぞ、と決めております。
 なにしろ、お店も料理も実在していますし、値段が劇中と同じ1300円なんです・・・。

 以上、志摩リンに関する紹介でした。リンちゃんが「野クル」に合流する機会は、果たして来るのでしょうか・・・。あと、個人的な感想ですが、志摩リンは、ガルパンの冷泉麻子に似た雰囲気ありますね・・・。

 

コメント (10)
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