底板に、基本設計図の輪郭線をそのままトレースしました。四方の壁パーツのサイズを原寸大で描きこみました。壁パーツは厚みが5ミリの素材を使いますので、図面でも5ミリで描いています。
壁パーツは、ダイソーで売っている100円のカラーボードを使用します。いわゆるスチレンボードです。ダイソーのカラーボードは2種類あり、ひとつはスチレン材のみのボード、もうひとつは上図の両面紙貼りタイプのボードです。
今回の製作においては、両面紙貼りタイプの方を使いました。表面が紙なので、輪郭線やカット線などが描きこめるからです。
御覧のように、サイズは45センチ×30センチ、厚さは5ミリです。色はホワイトですが、様々なカラーのボードが販売されています。
また、片面がシールになっていて、紙を剥がした範囲に自在に貼れるタイプのボードもあります。これも試してみようと考えて購入しました。
御覧のように、表面に5ミリの方眼が入れてありますので、サイズを測ったり、輪郭線やカット線を描くのに使えると思います。
壁面パーツは、南側と西側は5ミリ厚のボードを二枚重ねて作ります。基本設計図でもそのように描きました。
二枚重ねる理由は二つあります。ひとつは強度確保、もうひとつは窓サッシ部分の形状の再現のため、です。劇中でもよく見られるように、「部室」の窓は全て外壁面に沿ってサッシがはめ込まれているため、内側には空間があり、HTTの面々が内側の壁縁にもたれて外を眺めるシーンがあります。
それで、二枚重ねるボードの外側のほうに、同じようにして窓サッシ部分をはめこめば、内側のボードのほうには空間が再現出来ます。
底板の南辺と西辺に、基本設計図の壁面部分をそのままトレースしています。寸法も記入していますので、これに合わせてボードをカットし、トレース位置にセットすることになります。
カラーボードを1枚取り出して、南側の壁面パーツの輪郭を描きます。
上図のように、二枚分を描きました。カットして重ねるわけです。
壁面部分以外の余剰分は、家具類の製作に使用しますので、全て保管しておきます。なるべくゴミの量をおさえるのも、今回のインボックスジオラマの製作における目標の一つです。 (続く)