気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

叡山電鉄「ゆるキャン△」スタンプラリーに行きました その3

2018年02月13日 | ゆるキャン△

 翌日の2月5日は、9時半過ぎに下宿を出て、市バス202系統に乗り、西大路四条で203系統に乗り換えて出町柳駅へ行きました。着いたのは10時35分でした。

 

 この日の「ゆるキャン△」ラッピング車輌721号車は、出町柳駅と二軒茶屋駅の間を往復運転し、一時間に一本の間隔で出町柳駅を発車する、と時刻表で確かめてありました。駅員さんにも問い合わせて、次の運行が10時52分であることを再確認しました。

 

 とりあえず、昨日と同じように「一日乗車券、特別入場券」のセットを購入しました。

 

 この日の最初のスタンプは、駅構内に設置される各務原なでしこパネルの横のスタンプ台にて押しました。

 

 パネルに書かれた声優さんのサインを改めて見ましたが、何と書いてあるのかよく分かりませんでした。花守ゆみりさんですので、左のは花マークで、続けて「yumiri」でしょうか・・・・。右上の「K2」とは・・・?

 

 スタンプとスタンプ台です。御覧のように、スタンプ台が置かれる時間が決まっていますので、あまり朝早くに行っても意味が無いわけです。出町柳駅と修学院駅のスタンプは9時から、鞍馬駅のは10時から置かれます。

 

 まずは、一つ目を押しました。

 

 前回のコラボキャンペーンのパネルもまだありました。「NEW GAME」の涼風青葉です。初めて見た時は鉄道むすめのパネルだと勘違いしましたね・・・。

 

 10時45分に、「ゆるキャン△」ラッピング車輌721号車が戻ってきました。

 

 これが10時52分に発車する二軒茶屋行きの便になるわけです。

 

 ヘッドマークは一つずつ両面に付けられて2種類があります。これは本栖湖畔の浩庵キャンプ場で富士山を望む5人の後姿です。

 

 ドア横には、乗車券セットの台紙と同じデザインの側面ラッピングが施されてありました。

 

 いいですなあ。センターが各務原なでしこであるのが、各務原市出身者としては嬉しくてたまりません。

 

 

 反対側に回って、もう一つのヘッドマークを見ました。

 

 ここで気付いたのですが、スタンプラリーの完了特典の限定缶バッジが2種類であるのは、同デザインのヘッドマークが2種類あるからなのですね・・・。
 デザイン画は、たぶんクリスマス合同キャンプの際の集合図だろうと思います。原作コミックスでは「グビ姉」こと鳥羽先生も加わっていたのですが・・・。

 

 側面ラッピングは、左右とも同じで、進行方向へ向かって左側に貼られています。

 

 御覧のように、一両のみで運行されています。鞍馬線の鞍馬駅まで運行されるのは、二両編成の列車なので、一両だけの「ゆるキャン△」ラッピング車輌721号車は、鞍馬駅まで行きません。
 行先の二軒茶屋駅は、叡電鞍馬線の複線区間の終点となる運行上の境界であり、そこから鞍馬駅までは単線になります。721号車に限らず、一両のみの列車は、二軒茶屋駅および市原駅までの運行となっていて、折り返して出町柳駅に向かう形です。

 時刻表にてチェックしたところ、「ゆるキャン△」ラッピング車輌721号車が出町柳駅を出てから戻ってくるまでの平均的な所要時間は、約45分でした。したがって、一時間に一本の間隔で往復しているわけです。
 スタンプラリーにて乗車利用したい場合は、前もって運行ダイヤを出町柳駅に問い合わせる必要があります。しかし、721号車の運行ダイヤそのものは、当日にならないと決まらないことが多いそうなので、スタンプが置かれる9時前後に出町柳駅へ行き、インフォメーションにて尋ねるのが手っ取り早いでしょう。 (続く)

 

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インボックスジオラマ「けいおん部室」を作る その4 使用するスチレンボード

2018年02月12日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 底板に、基本設計図の輪郭線をそのままトレースしました。四方の壁パーツのサイズを原寸大で描きこみました。壁パーツは厚みが5ミリの素材を使いますので、図面でも5ミリで描いています。

 

 壁パーツは、ダイソーで売っている100円のカラーボードを使用します。いわゆるスチレンボードです。ダイソーのカラーボードは2種類あり、ひとつはスチレン材のみのボード、もうひとつは上図の両面紙貼りタイプのボードです。
 今回の製作においては、両面紙貼りタイプの方を使いました。表面が紙なので、輪郭線やカット線などが描きこめるからです。

 

 御覧のように、サイズは45センチ×30センチ、厚さは5ミリです。色はホワイトですが、様々なカラーのボードが販売されています。

 

 また、片面がシールになっていて、紙を剥がした範囲に自在に貼れるタイプのボードもあります。これも試してみようと考えて購入しました。

 

 御覧のように、表面に5ミリの方眼が入れてありますので、サイズを測ったり、輪郭線やカット線を描くのに使えると思います。

 

 壁面パーツは、南側と西側は5ミリ厚のボードを二枚重ねて作ります。基本設計図でもそのように描きました。
 二枚重ねる理由は二つあります。ひとつは強度確保、もうひとつは窓サッシ部分の形状の再現のため、です。劇中でもよく見られるように、「部室」の窓は全て外壁面に沿ってサッシがはめ込まれているため、内側には空間があり、HTTの面々が内側の壁縁にもたれて外を眺めるシーンがあります。
 それで、二枚重ねるボードの外側のほうに、同じようにして窓サッシ部分をはめこめば、内側のボードのほうには空間が再現出来ます。

 

 底板の南辺と西辺に、基本設計図の壁面部分をそのままトレースしています。寸法も記入していますので、これに合わせてボードをカットし、トレース位置にセットすることになります。

 

 カラーボードを1枚取り出して、南側の壁面パーツの輪郭を描きます。

 

 上図のように、二枚分を描きました。カットして重ねるわけです。

 

 壁面部分以外の余剰分は、家具類の製作に使用しますので、全て保管しておきます。なるべくゴミの量をおさえるのも、今回のインボックスジオラマの製作における目標の一つです。 (続く)

 


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叡山電鉄「ゆるキャン△」スタンプラリーに行きました その2

2018年02月11日 | ゆるキャン△

 鞍馬駅の駅舎内にあるスタンプ設置ポイントには、志摩リンのパネルがありました。愛車ビーノにキャンプ道具を積載してのツーリング中に一休み、といったスタイルです。

 

 スタンプ台は、従来より観光記念スタンプ類が置かれていた場所にありました。上図の右側の2つが、鞍馬観光記念のスタンプです。左が「ゆるキャン△」のスタンプです。一般観光客の二、三人が持参のスタンプ帳に記念スタンプを押すついでに、「ゆるキャン△」のスタンプも押していました。

 

 志摩リンのパネル、まったく素晴らしくて、持ち帰りたいぐらいです。

 

 このパネルは、アニメ放送と円盤発売の案内も兼ねています。キャラクター名も声優名もしっかり表示されています。

 

 ですが、スタンプは失敗しました。柔らかいスタンプマットの上で押したので、全面に押圧がゆきわたらなかったようです。

 

 そこで、持参していたメモ帳にも再度押しました。机の上でしっかりと2度押しました。

 

 今度は成功しました。大垣千明と犬山あおいのコンビです。スタンプラリーは二回やらないと特典缶バッジの2種類を揃えられませんので、翌5日にまたここに来て、しっかりとスタンプする積りでした。

 

 鞍馬駅に滞在したのは20分足らずでした。昔の私なら、ついでに鞍馬寺へ参拝に登ったでしょうが、今は「ゆるキャン△」スタンプラリーに没頭中でした。とにかく出町柳へ戻って、残るスタンプ一つを押すことしか、頭にありませんでした。
 帰りの列車は、叡山電鉄の名物である展望列車「きらら」でした。今回初めて乗りました。

 

 車内は、このようにガラス面を多くとって眺望を最大限に確保しています。片側の座席は窓に面しており、ゆったりと景色を眺められます。
 叡山電鉄が通る鞍馬、貴船エリアは、京都屈指の紅葉の名所として知られ、特に二ノ瀬から鞍馬までの間は紅葉のトンネルを抜けるような鮮やかな景色が楽しめます。そのための展望列車です。

 

 出町柳駅に戻りまして、ホーム脇のスタンプ台に行きました。こちらには、各務原なでしこのパネルがありました。やっぱりなでしこちゃんは良いですな・・・。地元の各務原市で何かイベントやってくれませんかね・・・。

 

 パネルをよく見ると、サインが描きこまれてありました。

 

 各務原なでしこの声を演じる花守ゆみりさんのサインです。

 

 イベント類の案内ポスターです。原作コミックスの第6巻が3月12日に発売されるようです。これは絶対に買います。
 「ゆるキャン△」のテレビ放送は、近畿地方では京都のKBS京都、兵庫のサンテレビがやっています。あとはNHKのBS11だけで、聖地の山梨県や静岡県では地上波放送が実施されていないそうです。その代りにインターネットの動画配信サービスが幾つか実施されていますので、テレビを持たない私もそちらで視聴しています。

 

 こちらのスタンプ台は、子供が遊んで押しまくったような状態でした。

 

 スタンプは、志摩リンと斉藤恵那のコンビでした。これで三つとも揃いましたので、スタンプラリーの一回目は完了となりました。

 

 販売品案内ケース内には、「ゆるキャン△」ファンならば誰でも知っている、挨拶する松ぼっくりが置かれています。なかなかやりますな、叡山電鉄。さすがに京阪電車の子会社だけあって、ノリノリです。

 

 更に、原作コミックスには無かった、アニメ独自の「あつい」もしっかりフォローされています。楽しいですね・・・。

 

 出町柳駅のインフォメーションにスタンプラリー台紙を提出して完了印を貰い、完了特典の限定缶バッジをいただきました。

 

 これこれ、これが欲しかったのです。私が得た、初めての「ゆるキャン△」公式缶バッジです。今回のコラボ企画での特典の限定缶バッジは2種類あり、一回のスタンプラリーで1種類をゲット出来ます。2種類とも欲しければ、スタンプラリーを2回やる必要があります。

 あと、ラッピング車輌の721号車を見て乗りたかったのですが、どこにも見当たりませんでした。インフォメーションで問い合わせたところ、なんとこの日は修学院駅の検査工場にて点検整備だとの事でした。道理で見当たらなかったわけだ、と納得しました。
 それで、今日は完全にお休みですか、と訊いたところ、運行は夜になってからです、との返事でした。夜だと外観を撮るのは難しい気がしました。やっぱり昼間に乗らないと意味が無い、と感じました。

 それで、翌5日の運行予定を聞いたところ、鞍馬線の二軒茶屋まての区間を往復運転します、との返事でした。時刻表を貰ってダイヤをチェックし、721号車の出町柳駅の発車時刻が一時間に一回程度であることを確かめました。明日はその時刻に合わせて2回目のスタンプラリーをやろう、と決めました。

 

 とりあえず、この日はこれで完了としました。帰りに新京極のアニメイト京都店に立ち寄って、「ゆるキャン△」関連のグッズ類がまだ全然発売されていないこと、関連商品の予約販売も3月ぐらいから本格化すること、等を顔見知りの店員さんに教えて貰いました。
 つまり、関連グッズは、まだ公式が2月からリリースしている品々しかなく、アニメイト等の協賛製品群はこれから展開されるわけです。あとは、原作コミックスの購入特典品しか出ていませんが、これらはアニメショップでの購入が条件でしたから、持っている方もあまり居ないようです。

 要するに、アニメ放送もまだ第5話を終わった段階で、まだこれから、という状態です。イベントも今回の叡山電鉄のコラボ企画が初でしたから、聖地の山梨県においてすら、何もやっていない状態であるわけです。
 アニメ化自体も、あまり雑誌等で触れられておらず、芳文社の「タイムきららフォワード」の読者しか知らなかったわけです。だから、現段階でアニメを観て大喜びしているファンの大半は、原作コミックスの愛読者であるのだろう、と思います。
 かくいう私も、その一人です。2016年に原作コミックスを読み始めてファンになった頃は、まさかアニメ化されるとは思いませんでしたね・・・。 (続く)

 


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ガルパン戦車がインテリア付きで作れるプラモデル

2018年02月10日 | ガルパン模型制作記

 先日の模型サークルの会合にて、ガルパン戦車の適応キット等に関して、インテリアも作って楽しめる製品は沢山あるのか、というような質問を受けました。いずれはインテリア付きで作って楽しみたいので、良さそうなのを紹介して欲しい、とも言われました。

 ガルパンのアニメ劇中には数多くの戦車の車内シーンが登場します。戦車道試合におけるキャラクター達の活動の大半は車内で行われています。インテリアキットで車内空間を疑似体験しながら作れば、ガルパンの世界をより楽しめるのは間違いありません。

 私自身、これまでに幾つかのガルパン戦車をインテリア付きで作った経験がありますので、類似の製品については色々と調べていますが、沢山あるようには思えません。その代表的な製品について、今回まとめて紹介してみます。

 

 まず、大洗女子学園チームの車輌のインテリア付きキットとしては、上図のドラゴンの38(t)戦車G型が挙げられます。劇中のカメさんチームの搭乗車はB/C型という謎仕様ですが、インテリアはG型と同じであるため、インテリアに関しては適応キットの一つに数えて良いと思います。ただし、外見はB型に合わせるべく改造が必要です。ホビーサーチでの案内情報はこちら
 38(t)戦車のキットは、ホビーボスからもB型のインテリア付きキットが出ています。旧トライスター製品の再販になります。劇中車とは無線機の位置が異なるようです。ホビーサーチでの案内情報はこちら

 他に、ウサギさんチームのM3中戦車リーも、アカデミー発のインテリア付き製品が出ています。ホビーサーチでの案内情報はこちら

 

 次に、黒森峰女学園チームの車輌のインテリア付きキットとしては、上図のライフィールドモデル発のティーガーⅠ初期型がまず挙げられます。細部の幾つかにおいては劇中車に合わせる改造が必要であるようですが、品質の良さは折り紙付きです。隊長西住まほの気分に浸りつつ作り込むのも良いでしょう。
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 また、タコムからは上図のティーガーⅡヘンシェル砲塔タイプのツィンメリット無しキットが出ています。 副隊長逸見エリカになりきって車内での動きをあれこれ追体験してみてはいかがでしょうか。
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 プラウダ高校チームの戦車の元ネタのソ連軍戦車のインテリア付き適応キットは、AFVクラブの製品群が知られます。上図のT34/85の他、T34/76も出ています。ガルパンの劇中車に合わせるには外見の改造および転輪の交換が必要ですが、インテリアに関してはそのまま使えるようです。

 

 なかでも、隊長カチューシャ搭乗のT34/85の適応キットとしては、上図の品番35S55の品がおすすめです。転輪の交換こそ必要ですが、あとはそのまま組み立てても良いのではないかと思います。スケルトンキットですので、外から内部が見えるようになっているのも魅力的です。
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 知波単学園チームの車輌のインテリア付きキットとしては、上図のファインモールド発の九七式中戦車の限定版キット2種が使用出来ます。車台と砲塔との組み合わせが史実通りですので、ガルパン劇中車に合わせるには交換が必要です。もしくは、公式キットを購入して、インテリアのみを移植するという方法もあります。
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 上図のドラゴン発のⅡ号戦車F型のキットは、そのまま西住家Ⅱ号戦車の公式キットに転用されています。劇中車には一切のマークが無いため、デカール等が必要ありませんので、このキットを使用しても構いません。
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 「最終章」第1話に登場するBC自由学園チームのルノーFT-17軽戦車については、上図のキットがモンモデルより販売されています。2013年発売の新しい製品だけあって、精度も良く高品質です。公式キットはフライホークのキットを用いた1/72スケール品が先行して発売される予定で、1/35スケール品はこのモンモデル製品が公式キット化されることになっていますが、インテリア付きであるかどうかは、まだ分かっていません。
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 最後に、公式キットになっているインテリア付き製品として、アンツィオ高校チームのCV33カルロ・ベローチェが挙げられます。元キットはブロンコの製品です。
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 以上、代表的な製品を紹介しました。チームによってはインテリア付き適応キットが見当たらない車輌の方が多く、聖グロリアーナ女学院やサンダース大付属高校チームの所属車輌は全く製品化がなされていないようです。
 ただ、幾つかはインテリアパーツのみがレジンキットなどで出されて、それを既存のキットに移植するという方式をとるバターンもあります。例えば、Resicastから出ていたM4シャーマン用の操縦区画インテリアセットというのがあり、シャーマン系列の各車のキットに使用出来るという触れ込みでした。

 なお、ドラゴンやタミヤの製品の中には一応インテリア部分も大まかに再現されているものがあります。大洗女子学園チームのⅣ号戦車やⅢ号突撃砲、アンツィオ高校チームのM40セモヴェンテ等の車輌が該当しますが、完全というには程遠いので、色々追加工作が必要になります。
 その他の車輌に関しては、公式設定資料などを参考にして自作するしかないでしょう。

 

コメント (8)
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「ゆるキャン△」の大垣千明

2018年02月09日 | ゆるキャン△

  「ゆるキャン△」の主要キャラクターの一人、大垣千明です。サークル仲間の各務原なでしこや犬山あおいからは「あきちゃん」と呼ばれます。苗字の大垣は、岐阜県大垣市が元ネタです。
 ですが、原作を読む限りでは生まれも育ちも山梨の、梨っ子であるようです。コミックス第16話にて「ほうとう」を料理する場面では、武田信玄をバックに気合を入れていたりします。ノリの良さは、各務原なでしこより上かも・・・?

 

 アニメでは、コミックスの描写よりスマートな姿に現されています。なんか、ガルパンの角谷杏に似てるなあ、と思います。個人的には、原作の丸っこい顔付きのほうがいい感じなんだが、と思います。
 大垣千明に限らず、アニメでは他のキャラクターもみんなスマートになっていますから、原作の特有のコロコロッとした雰囲気が薄れているように思います。作者のあfろ氏の独特の描画タッチから生まれる雰囲気ですから、忠実にアニメ化するのは難しいのかもしれません。

 

 本栖高校の同好会の一つである「野外活動サークル」の部長として、本格的な活動と正式な部への昇格とを目指して色々取り組んでいます。原作でもアニメでも触れられていませんが、おそらく「野外活動サークル」は大垣千明が発起人として立ち上げたのではないかと思います。

 

 なにしろ、大垣千明ほど、活動の指針を明確に持っているキャラクターが居ません。「部室がいくら狭かろうが活動場所は結局「外」だ」、「道具は使ってナンボなんだからさ」、等と、なにげに名言が多いのも持ち味の一つです。
 騒々しくもありますが、けっこう男気のある性格で、あまり付き合いの無かった志摩リンにも、公正かつ客観的なアドバイスをさりげなくしていたりします。最初は大垣を避けていた志摩が、次第に心を開いてゆくのも当然でしょうね・・・。

 

 甘いものが大好きなところは、普通の女子高校生ですね・・・。

 

 「野クル」の活動が実質的にスタートした契機が、各務原なでしこの参入である、という点をよく分かっていて、なでしこに一目置いているところがあります。正式な部への昇格を目指す気持ちよりも、次第に仲間たちとのキャンプ活動の楽しさにだんだんと傾いてゆく心情が、時々見え隠れします。
 風邪で寝込んだなでしこを見舞いに行き、そのまま一緒にクリスマスキャンプの計画を真剣に相談しているシーンなどに、大垣千明の愛すべきキャラがよく表れていると思います。

 

 「野クル」は同好会としての格にとどまって予算も少ないため、大垣千明は酒屋でのアルバイトを始め、少しずつキャンプ用品を揃えていきます。こういう前向きな姿勢も、部長としての責任感からだけではなくて、もともとアウトドア志向が強くてキャンプが大好きだから故のものでしょう。

 上図で注目すべきは、背景画が実写風のタッチで仕上げられている点です。「ゆるキャン△」は、富士山や五湖周辺の景色をはじめ、実在する雄大な風景が数多く登場するため、アニメ風に再現すると、原作の持ち味の一つである「雄大さ」および「透明感」が出せません。
 そこで、写真などをそのまま取り入れるかのような実写風に仕上げることで、雰囲気をよりリアルに感じられるように配慮しています。こういった手法も、日本のアニメ史においてはあまり類例を見ませんので、その意味でも一つの画期をなす作品ではないかな、と思います。

 ちなみに、舞台の酒屋は実在しましたが、残念な事に最近に廃業されたそうです。

 

 大垣千明の「ゆるキャン△」でのポジションは、お笑い担当でもあります。原作でも何度かイケメンになってキザなセリフをはいたり、ノリノリでバカなリアクションを展開していたりしますが、アニメでも忠実に再現されるとは思いませんでした。それだけに笑えます。
 おそらく、原作でのお笑いシーンが、みんなアニメでも観られるのでしょう。笑い上戸の私には、地獄のような笑い続けの苦しみが何度も待ち構えているに違いありません・・・。

 以上、「ゆるキャン△」の大垣千明でした。次は、たぶん「悪魔のささやきやー」のお方になるでしょう・・・。

 


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叡山電鉄「ゆるキャン△」スタンプラリーに行きました その1

2018年02月08日 | ゆるキャン△

 2018年2月4日の京都は、寒波の影響も残っていたものの、快晴にめぐまれました。しかも5日までの連休を頂いたので、西大路の下宿でゴロゴロしているのも勿体無いな、と考えました。この機会に、叡山電鉄が実施している「ゆるキャン△」コラボ企画のスタンプラリーを楽しんでみよう、と思いつきました。
 すぐに布団を畳み、洗濯を済ませ、昼食をとったのち、JRで京都駅へ移動、市バス205系統にて河原町今出川まで行きました。
 上図は、バス下車直後に眺めた、河原町今出川の信号交差点の景色です。奥に大文字山が望まれました。

 

 出町柳へは、久しぶりに鴨川デルタの飛び石をたどって行きました。鴨川の西半分にて改修工事が進んでいて、水流が東に寄せてありました。

 

 そのため、飛び石の西半分は、御覧のように完全露出状態でした。

 

 水流が全く無い状態は余り見かけませんので、珍しい光景でした。飛び石の亀石なども、全体は大きなものであることが分かります。

 

 高野川からの合流水をさばく列石を、南の石から撮ってみました。

 

 さて、叡山電鉄の出町柳駅に着きました。

 

 改札口横のインフォメーションにて、「ゆるキャン△」コラボ企画の「一日乗車券、特別入場券セット」を購入しました。上図の販売品案内ケースにも、同じものが展示されていました。

 

 一日乗車券です。2月4日当日のみ、叡山電鉄の全ての駅が乗り降り自由になります。この1月からのアニメ放送を観て「ゆるキャン△」熱が急上昇しているホシノとしては、嬉しくてたまらない切符です。

 

 「一日乗車券、特別入場券セット」の台紙の表紙です。あの5人が勢揃いした、素晴らしいデザインです。

 

 台紙を開くと、こういう感じで一日乗車券と主要5駅の特別入場券でパッケージされています。この主要5駅とは、叡山電鉄が常時駅員を配置している駅のことです。あとは無人駅で占められますので、鉄道ファンならば、これらの駅名にピンとくることでしょう。

 

 「一日乗車券、特別入場券セット」に同封されている、スタンプラリーの台紙です。ワンセットで販売されているため、スタンプラリー台紙だけを購入することは出来ないです。スタンプラリーをやるには一日乗車券が必要になるからです。

 スタンプは三ヶ所にあります。出町柳、修学院、鞍馬の3駅です。いずれも駅舎内に販売所がある駅で、スタンプ設置台の保全管理も容易です。特に修学院駅には、叡山電鉄の本社社屋および車輌検査工場が置かれるため、スタンプ台も本社窓口の方に置いてあります。

 

 出町柳駅に入ってすぐに列車の発車案内がアナウンスされたため、出町柳駅のスタンプは後回しにして八瀬比叡山口駅行きの列車に飛び乗り、修学院まで移動しました。

 

 修学院駅で下車し、北側の踏切を渡って反対側のホームへ移り、ホームの東にある叡山電鉄本社社屋への階段を登りました。
 階段横には、上図の「ゆるキャン△」スタンプポイント案内が貼ってありました。ですが、ホームからは全然見えない位置にあり、かつホームには全く案内表示が無いので、多くの巡礼者がスタンプの設置場所を探し回ったそうです。もう少し配慮が必要だったのでは、と思います。

 

  私自身は、叡山電鉄の一般観光客向けのスタンプの設置場所も以前から知っていて、今回の「ゆるキャン△」スタンプも同じような場所に置かれていたため、修学院駅ならば本社窓口の定期券販売所だ、と最初から分かっていましたので、迷わず真っ直ぐに行けました。

 

 最初のスタンプを押しました。各務原なでしこちゃんです。岐阜県各務原市が地元のホシノにとっては最高のスタンプです。と言うか、スタンプ本体もものすごく欲しかった・・・。

 

 ホームの壁にずらりと並んだ「ゆるキャン△」のアニメ放送の告知ポスターです。かつては「けいおん」の聖地として脚光をあびた修学院駅ですが、いまは「ゆるキャン△」ファンがスタンプを求めて訪れる「聖地」の一つになりつつあります。

 

 1月20日からのコラボイベント群の案内ポスターです。1月20日には八瀬比叡山口駅にてアニメ放映記念のコラボフェスタが開催され、各務原なでしこ役の声優さんがトークイベントに出演されました。私も行きたかったのですが、どうしても休みが取れず、諦めました。
 ああ、なでしこちゃんの声を生で聞きたかったなあ・・・。

 

 次の目的地が鞍馬駅でしたので、数分ほどホームに佇んで、列車を待ちました。出町柳行きの列車が続けて2便通っていきましたので、その車番を注意深く確かめました。

 「ゆるキャン△」コラボ企画が開催される4月29日までの期間中、「ゆるキャン△」ラッピング車輌が運行されており、その車番は721です。
 このあと鞍馬駅まで行って、すれ違う車輌を全てチェックしましたが、不思議なことに、ラッピング車輌721号車が全く見当たりませんでした。ファンが多く訪れる日曜日なのに、です。それで、八瀬比叡山口までの本線の方を走ってるのかな、と考えました。それで、鞍馬から戻ったら、宝ヶ池で乗り換えて八瀬比叡山口まで乗ってみるかな、と思いました。

 

  とりあえず、鞍馬駅に着きました。鞍馬線の終点です。スタンプの一つがこの駅に設置されています。

 

 鞍馬駅で降りたのは、十数年ぶりのことでした。友人と鞍馬の火祭を見物に行って以来です。

 

 駅舎は昔と変わっていませんでした。開業は昭和4年ですが、現在の駅舎は平成元年に改築されたものです。鞍馬寺の堂塔建築をイメージした寺院風の外観をもち、「近畿の駅百選」の認定を受けています。

 

 駅舎内には、毎年10月に行われる鞍馬の火祭の大松明が懸けられていました。鞍馬火祭というのは、鞍馬寺の鎮守である由岐神社の秋の大祭のことで、日本の三大火祭の一つに数えられます。 平安時代の天慶三年(940)以来の伝統をもち、京都市の登録無形民俗文化財に指定されています。

 鞍馬火祭には、大学時代に一度、そして十数年前に友人と一度行きました。夜の凍えるような冷気を引き裂くように、ごうごうと燃え盛る大松明が参道筋を真っ赤に染めて下る勇壮な行事です。
 参列者はその松明と同時に作られて配られる小さな松明を争って求めます。持ち帰ることが出来たら、それから一年間は災厄に合わない、と信じられているからです。 (続く)

 


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インボックスジオラマ「けいおん部室」を作る その3 各部の設計と底板の準備

2018年02月07日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 インボックスジオラマ「けいおん部室」の基本設計図は、原寸大にてひきました。公式設定資料集を参考にして、各所のインテリア類の図も書き込みました。
 上図は、窓の部分の壁を上から下までと、長椅子の大体の位置と大きさを書いた部分です。壁は高さ12センチで、窓部分は3センチずつ三段で9センチ、下の板張り部を3センチとしました。長椅子は、上図では長さを10センチにしていますが、劇中では短く見えますので、8センチぐらいに縮めた方が良いかもしれません。
 サイズ比較のために、きゅんキャラ中野梓を置いています。

 

 HTTの「定位置」とも言える机4つと椅子、そしてトンちゃんの水槽の図です。いずれも大まかに描きましたので、机はちょっと大き目です。幅を5ミリほど縮めた方が、劇中のサイズに近くなりそうです。
 トンちゃんの水槽は、コーナー部を占めますので、壁パーツの支持固定の役目も果たすでしょう。今回のインボックスジオラマでは、柱を一切作らずに、壁で囲む形で立ち上げますので、内部にセットする家具類に支持材としての機能も持たせます。

 

 本棚のある壁の図面です。本棚は二段で、下段が上段より空間が広く、大型本が並べてあるのが劇中シーンでも確認出来ます。それで、上段の高さを2センチ、下段の高さを3センチとしておきました。
 劇中では、本棚の前にホワイトボードが立てられていますので、本棚自体はあまり見えず、ディティールもよくわかりません。適当に作るしかなさそうです。

 

 部室の北西部の張り出し部分です。奥のドアから倉庫および音楽室ステージに通じますが、今回は倉庫は再現対象外です。北西隅には琴吹紬がティーセットを入れている食器棚が置かれますが、これによって張り出し部の空間がやや狭い感じになりました。ねんどろいどぷち中野梓を置いてみると、やはり窮屈な感じになりました。

 

 劇中ではもっと空間が広くとられていますので、図に拡張案を描き足して、2センチ拡げてみました。上図の②案の部分ですが、この方が良い感じです。それで拡張案を採ることに決め、幅3センチのドアの位置もずらしました。
 東側の壁には、シンクがあります。そのタイル壁のサイズを3センチにしました。

 

 出入り口の扉の図です。劇中そのままのデザインで描きました。片面の幅を3センチ、高さは8センチとしました。扉は木材で作りますが、可動にしてみたいので、サイズを若干調整することになりそうです。上部の明かり取り窓も含めて、全て木材で再現する予定です。

 

 黒板の図です。上図では幅10センチ、高さ5センチで描いてありますが、後に劇中シーンをチェックして黒板の高さがもう少しある事に気付きましたので、5.5センチに直しました。

 

 以上が、基本設計図の概要です。とりあえず、この状態でジオラマ再現に取り組んでみることにしました。

 

 建築模型を作るにあたっては、実物と同じようにしっかりした基礎が必要です。それで厚さ5ミリの合板を使用することに決め、ホームセンターで購入して、39センチ×27センチのサイズにカットして貰いました。
 なので、基本設計図の輪郭線にピッタリ合っています。この範囲が、インボックスジオラマのサイズであり、このままカラーボックス内に収納出来るわけです。

 

 ねんどろいどぷちの中野梓を置いてみますと、けっこうな広さであるのに気付かされます。劇中の「部室」はもう少し細長くて東西の長さが目立ちますが、インボックスジオラマでは、横幅が限定されていますから、これで妥協するしかありません。計算上は、東西の寸法を約3センチほど縮めた状態が、今回の再現範囲のサイズになると思います。 (続く)

 


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道具を揃える所からが「ゆるキャン△」です

2018年02月06日 | ゆるキャン△

 原作コミックスの第5話、アニメの第4話にて、「野クル」部長の大垣千明が「本格的に「冬キャン」の準備を始める!!」と力強く宣言しました。本栖高校「野クル」の初めての本格的な活動がスタートしたわけです。

 これに倣って、ホシノも「本格的に「ゆるキャン」の準備を始める!!」と宣言します。このアニメで、ソロキャンパーの魂が再燃しつつあるわけです。ああ、どこかへ行ってゆるキャンしたい・・・!!
 とりあえずは、叡山電車が1月から開催している「ゆるキャン△」イベントのスタンプラリーに行ってきましたが、メインはやっぱりキャンプそのものですね。

 私の場合、季節的には秋にテントを張ってのキャンプが多く、寒さがきつくなる冬にはやりませんでした。春になったら少しやって、蒸し暑い夏場は避けていました。
 ですが、今年は「ゆるキャン△」風のまったりキャンプを、季節に関わらず楽しんでみようと思います。テント泊だけでなく、半日をのんびり過ごすディキャンプもやってみたいです。ディキャンプはテントやシュラフなどのかさばる荷物が不要であり、ピクニックと大して変わりませんので、気軽に楽しめます。

 そこで、今年のキャン始めは、どこか景色の良い所で半日を過ごすまったりディキャンプの形でやってみたいと考えています。原作コミックスの第5話のタイトル「道具を揃える所からがキャンプです」をふまえて、道具の調達から取り掛かります。

 

 アニメ第4話で、キャンプに最低限必要なものが挙げられていました。上図の通りです。色々ありますが、キャンプが趣味の方ならだいたい揃えている品々です。私も全て持っています。
 このうち、上図上段の洗面用具、着替え、シュラフ、テントの4つは、ディキャンプでは不要となりますので、荷物が大幅に少なくなります。

 しかし、最近のディキャンプは、焚火台もしくはグリルコンロを用いてのバーベキュー的な食事を楽しむ形が主流になっているので、焚火台もしくはグリルコンロも必要になります。私は、これまでのキャンプでは調理にバーナーまたはストーブを用いていましたので、焚火台もしくはグリルコンロを持っていません。

 そこで、私の準備としては、まず焚火台もしくはグリルコンロを買うことになります。最近のキャンプ場では薪を用いての焚火を禁止している所が殆どですので、炭を用いるしかありません。炭も持っていませんから、ホームセンター等で調達する必要があります。

 焚火台もしくはグリルコンロですが、国内外の複数のメーカーから様々な製品が出されています。私はソロでやっていますから、一人用もしくは二人以下の使用に耐える小型のもので充分です。
 この場合、劇中で志摩リンが購入して使用していた焚き火グリル「笑's B-6君」が良さそうにみえますが、サイズ的にちょっと難があると思います。炭火起こしから保全までの全てをやるには小さすぎるので、もうすこし幅に余裕のあるタイプが良いかな、と思います。

 例えば、有名どころでは、ロゴスのミニ ピラミッドグリルキャプテンスタッグのスマートグリルB6型ユニフレームのマルチファイアグリルなどが挙げられます。価格帯としては5000円前後が適当かなと思います。個人的には持ち運びも楽に出来るタイプが欲しいので、Kemekoのコンパクトグリル280あたりがいいかなあ、と考えています。もっと安い製品も沢山ありますが、大体は粗悪品に近いので、安物買いの銭失いになりがちです。

 あと、炭火焼をやるなら、炭火消し容器が必須です。ロゴスのマイティーポータブル壺あたりがオシャレで人気があるようですが、値段が張ります。2000円前後の安い品でも充分じゃないかと思います。こんな感じですかね・・・。

 ということで、私の今年の最初のディキャンプは、焚火台もしくはグリルコンロ、 炭火消し容器、炭焼きトングの三つの品を揃える所からがスタートです。

 うん、各務原なでしこちゃんみたいに、ワクワクしてきましたね・・・。

 


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サンダース大学付属高校チームのトラック

2018年02月05日 | ガールズ&パンツァー

 ガルパンに登場する戦車以外の車輌に関しては、公式設定資料類に色々と紹介されています。上図のサンダース大学付属高校チームのトラックについては、「ガールズ&パンツァーコンプリートブック」等に「GMC社製2 1/2tトラック」とあります。

 このトラックに関して、先月の模型サークルの定期会合にて、先輩N氏に尋ねてみました。サークル内ではミリタリートラックに詳しいことで一目置かれている方で、私も何度かお世話になっています。詳しくは過去記事のプラウダ高校チームのBM-13「カチューシャ」は戦後型未だに特定出来ないガルパン車輌、の車種判明をどうぞ。

 私が上図の画像を示すと、N氏は興味深げにじっと見入りました。
「サンダースのトラック?この3台並んでるトラックか。ほう、サンダースは色んな用途に使ってるなあ、牽引車みたいになってるのもあるじゃねえか。実際にはこんな使い方はしてなかったと思うが・・・。まあ、アニメだからな・・・」
「やっぱり実在の車輌なんですか」
「うん、米軍の標準的なトラックや。ゼネラルモーターズのブランドのGMCやな・・・。これは2.5トンタイプやから、つまりは中型に属するかな。小さいのは2トン以下、大きいのは4トンとか6トンもあったが、大型のはもっぱら物資輸送に使ってたみたいやな」
「この2.5トンのタイプは?」
「主に兵員輸送やったらしいね。小隊規模で1台に乗って、戦場で受け持ちの地域にパッと移動して展開するとかね。やからトラックにも銃座がついてたのが一般的や」
「このサンダースのトラックには銃座がついてないみたいですが・・・」
「ああ、それはついてない。銃座がついてないのもあったからね。あるいは、戦後型ということかもしれんな」

 そして、私は最も聞きたい質問をしました。
「このトラックのプラモデルは、出てるんですかね?」
 N氏は少し考えて首を傾げつつ、言いました。
「たぶん、無いんじゃないかなあ・・・・。このガルパンのタイプとピッタリなのは・・・」
「ああ、無いんですか・・・」
「うん、GMCの2.5tトラックそのものはタミヤとかイタレリから出とるけどなあ、みんな戦時型の銃座付きのタイプなんで、こういうガルパンのとは違うよ」
 それを聞いて、肩を落とした私でした。しかし、N氏は笑いながら続けました。

「ただ、これもニコイチで作れる筈や」
「あ、そうなんですか」
「うん、ガルパンのはキャブが後期型の丸っこいタイプなんで、それがついてるキットをまず確保して、タミヤとかイタレリから出とる2.5tトラックの前期型キャブと交換したらええんと違うかな」
「そうですか。するとガルパンのトラックみたいなキャブがついてるキットを探せばええんですね」
「そういうことや。でも、待てよ、ああいう銃座無しの丸っこいタイプのキャブがついてるキット、あんまり無いぞ。イタレリのタンクローリーぐらいやったか・・・」
「タンクローリーがあるんですか」
「GMCの2.5tトラックは色んな車輌に転用されて幅広く使われてたからね。工事用とか救急車とか燃料補給車とかね。給水用のタンクローリーもあって、それは後期型キャブでキット化されてる。そいつと、同じイタレリの2.5tトラックの前期型キャブ銃座付きのを持ってきて、キャブだけ交換するわけ。それでガルパンのトラックは再現出来るんと違うか」
「なんだか、ニコイチが多いですねえ、ガルパンは」
「僕もそれを思ったのよ。ガルパンに出てくる車輌は大体二つ以上の車種のごちゃまぜとか言ってたろ、戦車もそうらしいし、トラックだって、そのままズバリっていうのが出てこないねえ。たぶん、製作側が意図的にあちこちアレンジして楽しんでるのと違うかな」
「そうかもしれないですね・・・」
「で、このGMCの2.5tトラック、星野さんはこれも作るつもりなんかね?」
「ええ、キットが買えたらの話ですが」
「イタレリのキットはみんな古いから、今じゃ中古専門店でしか買えないやろうな。通販とかも検索して、根気よく探すしかないやろな」
「いっぺん、やってみます」

 ということで、今後は中古ショップへ行くたびに、イタレリの「GMC社製2 1/2tトラック」および「タンクローリー」のキットを探してみることになりました。昨日までに計三軒を回りましたが、見つかりませんでした。相当にレアな品になっているようです・・・。


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インボックスジオラマ「けいおん部室」を作る その2 寸法と基本設計

2018年02月04日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 自室のカラーボックス群の一部です。二段のものを横にして、左は琴吹紬コーナーとし、右にはDVDなどの関連グッズ類を詰め込んでいます。

 

 その下のカラーボックスにも、御覧のようにけいおん関連品が収まっていますが、これは仮収納であるので、いつでも押し入れに移動して空けられます。
 私の初めてのインボックス・ジオラマは、この空間を利用することに決めました。

 建築模型を作るのは、随分久しぶりのことです。以前のようにガチで本格的なものを作ろうとするのは、ちょっと難しいです。そこで、製作上での基本ルールを三つ決めました。
 一つは、どこでも簡単に手に入る材料を使う、です。材料は木材とスチレンボードに分かれますが、いずれも気軽に入手出来ないと意味がありません。
 二つ目は、コストを最低限におさえる、です。だいたいは100円均一ショップで買える材料および道具で充分ですから、総費用は3000円もしないと見込まれます。
 そして三つ目は、原寸図を描いて全ての作業のベースにする、です。模型製作時に設計図は必須ですが、縮小図ですと寸法計算が面倒になり、パーツ作りの際にも間違いが起きやすいです。そこで今回は原寸図を描くことにしました。

 

 まずは、カラーボックスの空間サイズを測定しました。奥行きは上図のように27センチでした。高さは26センチですが、今回は二階建てを作るわけではないので気にしなくて良いです。

 

 幅は39.5センチでした。そこでジオラマの幅は39センチに決めました。幅39センチ、奥行き27センチが、今回のジオラマの平面規模として確定しました。

 

 参考資料として、まずは上図の「公式設定資料集」を引っ張り出しました。

 

 「けいおん部室」の公式設定図が二種類おさめられています。上図は西側からの俯瞰図です。

 

 そして東側斜めからの俯瞰図です。この2つの図面を参照すれば、「部室」の基本的な輪郭がほぼおさえられます。ただ、劇中では若干の変更もあるので、細部についてはあまり気にしないことにしました。

 

 A4サイズの5ミリ方眼紙を4枚つなぎあわせて、幅39センチ、奥行き27センチの平面規模を確保し、「部室」の基本輪郭をトレースしました。ジオラマの原寸図ですので、以降の製作においては、この図面の寸法に合わせて作業を進めることになります。
 それで、各所に寸法を書き込んでおきました。パーツの組み合わせも考慮して、なるべく分かりやすい、作りやすい数値にまとめました。方眼を1ミリ単位でなく、5ミリ単位を基本としたのも、そのためでした。

 なお、劇中の桜ヶ丘高校校舎は、南面していますので、この基本設計図も下を南とし、出入り口のある壁を東、HTTの机と椅子がある側を西と設定しています。

 

 比較素材として、中野梓のきゅんキャラとねんどろいどぷちを置いてみました。ツインテールであるので、最も横幅があるからです。

 

 図面全体のなかで見ると、こんな感じです。劇中の空間よりはやや狭くなっています。劇中の「部室」は東西の長さがもっとありますが、内部空間が限定されるインボックス・ジオラマにおいては、ある程度縮めるしかありません。 (続く)

 

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「ゆるキャン△」の志摩リン

2018年02月03日 | ゆるキャン△

  御存知、「ゆるキャン△」の二人の主人公のひとり、志摩リンです。原作コミックスでもテレビシリーズでも一番最初に登場し、ソロキャンパーとしての活動ぶりを細かく描写されるため、この娘が主人公なのかと誰もが思ったことでしょう。
 しかし、各務原なでしこの登場によって、主人公が二人居てそれぞれのストーリーを展開してゆく、と分かりました。この作品は奥行きも深くて面白そうだ、楽しそうだ、という感慨を覚えたのは、私だけではなかった筈です。
 それで、二つのストーリーのうち、ソロでの活躍を展開する志摩リンの行方が、各務原なでしこ達「野クル」の展開と同様に、とても気になってしまったのは、むしろ当然のことでした。

 

 第1話の冒頭に登場する志摩リンです。自転車にキャンプ道具を積んで坂道をも懸命に走ってゆく姿に、なんとなく胸を打たれたファンは少なくなかった筈です。
 私は、自身も長らくソロキャンプを楽しんできた経緯がありますので、志摩リンのキャンプ地へ向かう際の高揚感、期待感というのが、本当によく分かります。楽しみで楽しみで仕方が無い、彼女だけの世界へ一心に自転車を走らせるこの真っ直ぐな姿。いいですな・・・・。

 

 富士山麓の麓キャンプ場にて、大口を開けているライオンの像に向き合って大きく口をあけているシーンです。この可愛らしさが素晴らしいですね・・・。

 舞台となった麓キャンプ場には、甲府の歴史探訪サークルのイベントで一度行きまして、バーベキューを楽しみました。志摩リンの「解放感すげえ」のセリフ通り、広大な大平原の奥に富士の稜線が果てしなく延びる、ものすごく素晴らしい景色を目の当たりに出来ます。本当に感動しましたね。聖地巡礼で行くなら絶対に再訪したいポイントです。キャンプも一度でいいから楽しみたいです・・・。

 

 志摩リンは、祖父の影響で中学一年からキャンプを始めて、ソロキャンプを趣味にしている女子高校生です。テント張りもペグ打ちも手慣れたもので、サッサと進めていきます。私なんぞは、こういう場面にも「おおお・・・」とくるものがあります。

 上図は、テントのフライシートを留めているシーンですが、石でガツンとやっていますので、ペグは大丈夫か、と思ってしまいます。このテントはモンベルの「ムーンライト」の3型で、私も同じのを20年ぐらい使っています。地面が硬かったりすると、アルミ製のペグが柔らかくてすぐに曲がってしまうので、私はエリッゼステークの18センチタイプに交換して使っています。
 しかし、志摩リンは純正品のアルミペグを使い続けていますね。まだ使用回数が少ないのでしょうか。麓キャンプ場の地面もやわらかそうです。

 

 テント内にてシュラフを拡げてセットするシーンですが、ここでもこのアニメの描写の細やかさに驚かされます。テントの前室の空間がちゃんと見えており、シュラフがダウンであるのが分かります。化学繊維のシュラフには無い緩やかな曲面がちゃんと表現されています。この一点だけでも、このアニメ作品の凄さが分かります。

 

 寒いので、暖をとるべく、薪割りに励む志摩リンです。こういうシーン、最近のキャンプ場では焚火禁止の所が多くなってあんまり見かけなくなりましたね・・・。

 私は大学時代からの25年余りを奈良で過ごしましたので、キャンプ地も奈良県内が多く、たいていは自然のままのサイトで焚火も自由でした。泊まりになれば、炊事にも火が要るので、落ち葉や枯れ枝集め、薪割りは欠かせませんでした。枝をカットするにもコツがあり、鉈で斜めに叩き切るのが良いです。
 その枝の斜め切りを、ちゃんと志摩リンも実践しています。祖父に教わったのでしょうか。鉈の使い方もちゃんとセオリー通りです。

 

 まったりソロキャンプを楽しむ志摩リンです。私はこういう過ごし方をあんまりやったことが無かったので、今後はリンちゃんの真似をしてまったりキャンを楽しんでみたいです。

 当然ながら、横のテーブル、ストーブ、コッヘルに目がいってしまいますが、ここで唸らざるを得ません。テーブルはキャプテンスタッグのロールテーブルM-3713で、私も同じのを使っています。 これ安くて使い易いのですよ。

 問題はストーブで、キャンプ用というよりは登山用のタイプであるSOTOのウインドマスターSOD310なんですね。OD缶ですね。しかもゴトクがオプションパーツの4本タイプに交換してあるので、けっこうお金をかけている事が伺えます。
 私は専門店でしか買えないOD缶よりも、スーパーやコンビニでも調達出来るCB缶の方を使っていて、ストーブもイワタニのジュニアバーナー CBシリーズを使っています。価格で言うとウインドマスターの半分ぐらいなので、やっぱりリンちゃんは金持ちなのかな、と思ってしまいます。

 コッヘルは、たぶんコールマンのパックアウェイソロクッカーセットでしょう。いい製品使ってますね・・・。最近のキャンパーは、100円均一ショップでクッカーやコッヘルに似た品を買っていますが、あれはなかなか使えます。下手すると100円ショップ製品の方が使い勝手が良かったりします・・・。

 

 リンちゃんのテントです。モンベルのテントの定番とうたわれる「ムーンライト」の3型ですが、たぶんこれは祖父から譲り受けたものかもしれません。実際に昔からキャンプやっている方は、このA型テントをずっと愛用しているケースが多いんですね。現在は軽量化が進んだ自立式系のドーム型やロッジドーム型が主流になっていますから、こういうのを見ると、古くからの愛好者かな、と思ってしまいます。

 ランタンは、間違いなくジェントスのLEDエクスプローラーSOLシリーズですね。形状からみてSOL-036Cですね。私も同じのを使っています。三色の光が選択出来て、テント内に逆さに吊るすと白熱電球みたいな感じにもなります。単3電池を6本使いますが、それでも軽いので使い易いです。
 問題はシュラフです。どう見ても高級品のイスカ、エア810EXなんですよ・・・。 6万円以上する代物ですよ・・・。リンちゃん、やっぱり金持ちですね・・・。

(追記) 読者の方よりコメント欄に御指摘をいただきました。ジッパーの位置が異なる、ということでイスカエア810EXとは別物である事が判明しました。では何か、というと、未だに特定出来ておりません・・・。今は売っていない旧モデル品かもしれません。

 

 高価格のキャンプギアを揃えている志摩リンですが、書店でアルバイトをして稼いだお金で買っているのでしょうか。それにしても、ポンと買えるような品ではないので、やっぱり長い間頑張ってきたのでしょうね・・・。

 

 第4話では、自転車を原付に乗り換えてソロキャンプの対象範囲を長野県にまで広げている志摩リン。その愛車はヤマハのビーノですが、これ、20万以上はするんですよ・・・。
 でも、熱心なファンは、同じのを買ってリンちゃん気分に浸るのでしょうな・・・。
 ヤマハの公式サイトでの案内情報はこちら

 

 長野県の霧ヶ峰へソロキャンプツーリングに行く志摩リンです。ビーノにキャンプ道具を満載していますが、その描写も細かいです。バイクにどうやって積むか、ということを試行錯誤している人ならば、リンちゃんの積載状況が非常に合理化されているのが分かる筈です。

 私も20代までは原付のMBX50に乗っていて、それでキャンプによく出かけていました。とにかく荷物をいかに減らし、いかに軽量化してコンパクトに積むかについて色々と悩みました。結果的にはサイドバッグにして左右均等に荷物を分け、テントとシュラフを後ろに括り付ける、という形に落ち着いて、これしかないじゃん、と結論づけていました。

 リンちゃんは、自転車の時からこの積み方ですから、たぶん祖父にアドバイスを受けたのだろうな、と思います。本当に、分かってらっしゃる方がこのマンガ、アニメを作っておられますね。たぶん、原作者のあfろ氏が、ベテランのソロキャンパーであるのかもしれません。

 

 そして、リンちゃんも食事を本当に美味しそうに食べます。この滅多に見られない、幸せそうな笑顔を見ますと、舞台になったカフェへ行って、同じメニューを食べたくなってしまいます。いや、絶対に聖地巡礼の際には立ち寄って食事するぞ、と決めております。
 なにしろ、お店も料理も実在していますし、値段が劇中と同じ1300円なんです・・・。

 以上、志摩リンに関する紹介でした。リンちゃんが「野クル」に合流する機会は、果たして来るのでしょうか・・・。あと、個人的な感想ですが、志摩リンは、ガルパンの冷泉麻子に似た雰囲気ありますね・・・。

 

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インボックスジオラマ「けいおん部室」を作る その1 インボックスジオラマとは何か

2018年02月02日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 前回の記事の文末にて、大学院にて建築縮小模型に関するユニークな論文を書いて話題を振りまいていた友人へ、久しぶりの電話をかけた旨を書きました。卒業式以来ずっと会っていませんでしたが、20数年振りの突然の電話にも動じることなく、「星野か、元気そうやな」と笑っていた相手が、まさか同じ京都に住んでいるとは思いもしませんでした。実家のある山口県にUターン就職したと聞いていたからです。

「いやあ、実はな、会社の支店がこっちにあるんでよ。3年前に異動できたのよ」
「支店か、どこなん?」
「四条堀川。住んでるんは西大路四条」
「おお、こっちも西大路の九条や。なんや近所やったのか・・・・」
「世間は狭いって言うからな・・・、ははは。しかし懐かしいな。今からどっかで会ってメシ食おうかや」
「いいね、そしたら、七条のフレンドリーはどうかね」
「ああ、知ってる。そこでええ。じゃ一時間後に」

 というわけで、思いがけなくも大学時代の学友と再会することが出来ました。双方とも食べるよりも話す方にエネルギーを費やし、お互いの近況を報告し合って話が一段落した後、続きはコーヒーを飲みながら、ということで西大路八条のコメダに移動し、そこでようやく本題に入りました。

「俺の大学院時代の論文のテーマ?・・・何やね、それが・・・どうかしたのか?」
「確か、箱庭がどうとか、箱の中に小さな模型を入れるとか、そんなふうな建築模型の有り方を提唱してなかったっけ?」
「ああ、インボックス・ジオラマのことか」
「インボックス・ジオラマ・・・」
「うん、俺の論考上の造語なんよ。インボックスってのは、本来はインテリアの収納用品の一種の品名でな、一般的にはカラーボックスとかに入れる引出し風の箱を指す」
「そういう箱は、僕も持ってる。実際にカラーボックスに入れて引きだしみたいに使ってるな」
「その箱のような形で、棚やカラーボックスにスッポリと収納可能なジオラマや建築模型、というものの限定性の中での可能性を論じたんだな。そしたら、要するに箱庭じゃねえか、って笑われた。これは箱庭と違うの、似て非なるものなの、ポイントは、収納が楽で場所をとらない建築模型とはいかにあるべきか、ってことなんでな・・・」
「その建築模型ってのは、どういうものなんかね」
「まあ、色々あるけど、俺の場合はカラーボックスを基本単位としてたんで、そのサイズにぴったりおさまる模型、となる。小型のドールハウスなんかをイメージするとええかな」
「ドールハウス・・・、うん、なるほどな・・・」
「俺が論文書いてた時は、1/35サイズの戦車のプラモデルを含めた建築の模型、ってのを基本イメージにしてたんやけどな」
「えっ、戦車のプラモデル・・・、模型雑誌で見かけるAFVの情景ジオラマかね」
「うん、カラーボックスの中にそういうジオラマを収めて気軽に収納出来るようなサイズで作る、という形やな。ただ戦車を並べるだけじゃなくって、建物の模型と一緒に楽しむわけ」

 

 ただ戦車を並べるだけ、という状態は、まさに私の部屋の本棚のそれです。上図のように、ガルパン車輌が並んでいます。

 

 私の家のカラーボックス群です。縦にしたり横にしたりして、現在は「けいおん」の琴吹紬グッズコーナーやDVDなどの収納スペースに使っています。こういうスペースに収まる模型のサイズが、友人の言うところのインボックス・ジオラマ、であるそうです。

 考えてみると、ジオラマ模型というのは大きなサイズのものが多く、どうやって収納して保管したら良いか、という問題がつきまといます。友人の視点では、まず収納可能なサイズを決めておき、それを一般的な家具の一つとして大抵の家庭にあるカラーボックスのそれに合わせています。そこからジオラマを設計すれば、インテリア品としても機能するだろう、カラーボックスがあれば、場所をとらないだろう、ということです。
 地味で何でもないことのように思えますが、着想としては良いのではないかと思います。

 

 例えば、私の部屋の一角にあるこのカラーボックス、現時点ではガルパン公式キットなどをとりあえず入れています。いずれは開封して制作し、片付くことになります。

 

 プラモが片付きますと、こんな感じにスペースが空くわけです。このスペースに収まるサイズで、建築模型の一種として、モケジョのユキさんに提案された「けいおん部室」を作るのは、なかなか面白そうに思えました。

 「けいおん」のミニフィギュアである「ねんどろいどぷち」と「きゅんキャラ」の二つのシリーズの製品を全部集めている身としては、ただショーケースに入れて飾るだけでなく、けいおん劇中の空間をも再現して、そこに並べてみたい、という願望もあります。「けいおん部室」というジオラマは、その究極の空間として、けいおんファンの憧れの一つになっているはずです。
 それを、インボックス・ジオラマという「規格」で、気軽に収納出来るという観点で作る、という試みは、一度チャレンジしてみる価値があるのではないか、と思いました。

 

 それで、友人に肝心な事を一つ訊ねました。

「インボックスジオラマで建物の模型を作ろうとする場合、人形とかはあった方が良いかね?」
「それは、あった方が良い。ドールハウス的に作るパターンもあるけど、俺の場合は建築空間内における動線のイメージ示唆、という意味合いが強いかな」
「なるほど・・・、その人形のサイズはどのくらいが良いのかね?」
「カラーボックスの空間に合わせるならな、8センチ以下やね」
「根拠は?」
「人間の平均的身長に比すれば、8センチ以下にする。そうすると建物の一階部分の高さは平均的に13センチ以内におさまる。カラーボックスの一般的なサイズでは、高さが26センチ前後になるんで、二階建ての建物の模型がぴったり収まる計算になる」
「なるほど・・・」

 聞いて、我が意を得たり、と感じました。「ねんどろいどぷち」も「きゅんキャラ」もサイズが6センチ前後であるので、友人の表現を借りると「8センチより小さければ理想的」だそうです。
 しかも、インボックス・ジオラマの概念上では、そのサイズに合わせた建物の模型は、二階建てで再現可能ということになります。カラーボックスの空間内で、それだけのスケールの建築模型が作れるとは、ちょっと信じられない気持ちでした。

 

 つまり、上図のように、ねんどろいどぷちの中野梓を置いてみると、サイズ的には二階建ての建物をイメージ出来るわけです。フィグマやねんどろいどでは、大きすぎて不可能ですが、これなら充分にいけます。
 と言うより、上図の状態を見て、カラーボックスの空間ってこんなに広かったのか、と驚きました。友人の提唱していたインボックス・ジオラマの本質がなんとなく見えた気がしました。

 かくして、私なりに憧れの一つだった「けいおん部室」を、「ねんどろいどぷち」や「きゅんキャラ」のサイズに合わせて、インボックス・ジオラマの形態で再現してみる、という試みに取り組んでみることにしました。友人が述べたように、計算上は二階建てが収まりますが、とりあえず「けいおん部室」を作る、という形から取り掛かることにしました。

 劇中の桜ヶ丘高でも実際の豊郷小でも、「部室」は最上階たる3階に位置します。二階建てでジオラマ化すると、2階部分も再現することになりますが、そこまでの青写真はまだ描けませんでした。劇中の建物の内部構造がはっきりと把握出来ていないからです。
 一度、DVDを見直して検証しないといけないな、と思いました。劇中の建物においては、実際の豊郷小学校の内部空間とは若干異なる構造になっているようなので、豊郷へ取材に行っても参考程度にしかならないな、とも考えました。

 建築模型そのものは、以前の記事でも述べたように、製作経験があります。京都造形芸術大学時代に、立体造形表現の実技講習の一環で学びましたし、パソコンでのCADによる住宅設計図の描き起こしも勉強しました。平等院鳳凰堂や海龍王寺西金堂を木材で組み立て、住宅模型をスチレンボードで作ったりしましたので、そのノウハウを生かせば、「けいおん部室」も作れそうな気がします。

 まずは、レッツ、トライ!!ですね。 (続く)

 


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「ゆるキャン△」の各務原なでしこ

2018年02月01日 | ゆるキャン△

 御存知、「ゆるキャン△」の二人の主人公のひとり、各務原なでしこです。2016年に原作コミックスを読み始めた頃から好きなキャラクターでしたが、2018年1月からのアニメ化により、さらに大好きになりました。今年の「私の好きなアニメキャラクターベスト5」のベスト2ぐらいに急上昇すると思います。
 東雲なのちゃん、ゴメンね!

 やっぱり、私の郷里の岐阜県各務原市の市名が元ネタであるのも大きいと思います。「かがみはら」と読ませる点も、なにげにポイントが高いです。
 本来、「各務原」という地名は「各務ヶ原」と表記し、「かがみがはら」と読みます。それを知っているのは古くからの住民で、いまでは公的施設や文書でも「各務原」と書くのが当たり前になっています。

 市は公式には「かかみがはら」と読ませていますが、もともと難読市名の一つとして知られ、、地元住民でさえ発音が一貫していません。「かかみはら」「かがみはら」「かかみがはら」「かがみがはら」の四通りがあります。
 私が子供の頃は、周りは殆ど「かがみはら」と呼んでいて、多分これが最も多い呼称であろうと思います。なでしこの苗字もこの読み方ですので、おそらく原作者のあfろ氏も各務原市に縁が深かった方ではないかなあ、と思います。

 

 本栖高校野外活動サークルの本格的始動に際して期待感に胸を膨らませつつ、大垣千明に「ぶちょう!!」と何度も元気に質問するなでしこちゃん。いいなあ、この前向きな積極さ。
 ポーズは、どう見ても「けいおん」の平沢唯そっくりですね・・・。

 

 自宅での風呂上り後に、「野クル」のメンバー達と楽しそうにメールでやり取りするなでしこちゃん。初めてのキャンプに使う冬用シュラフの色を赤に決めてボチり、「レッド参上!!」と元気に発信しています。
 原作コミックスには無かったシーンですが、それだけに新鮮で良いです。

 

 とにかくいつでもどこでも好奇心いっぱい、溢れるばかりのワクワク感に満ち満ちています。子供みたいですね・・・。こんな女子高校生、実際にはあんまり見かけませんけどね・・・。
 しかし、それがなでしこちゃんの持ち味でもあります。見ているだけで、元気を貰えます。

 

 30キロ近い荷物をまとっていても、楽しそうに軽快に走り回る強い子、元気な子です。同級生の大垣千明、犬山あおいも終始圧倒されっぱなしです。「野クル」の活動を実質的に牽引しているのは、間違いないですね・・・。
 その元気とパワーの根源については、原作コミックスにて理由が描かれていますが、「マジか?」と驚かされてしまいますね・・・。

 

 ちょっとすねてる表情も素晴らしいです。質問を連発して、大垣千明に「おまえちょっと黙ってろや」と制された時のシーンです。しかし、めげずに再び「ぶちょう!!」と叫ぶなでしこちゃん。いいですなあ・・・。

 

 子供の頃から食べる事が大好きだったというなでしこちゃん。なんでも美味しそうに食べるので、観ているこちらも食べたくなってしまいます。これはアニメ第3話にて、坦々餃子鍋を作って志摩リンと食べている時のシーンですが、料理も得意であることが調理時の手慣れた様子で分かります。
 自分で作ったものを、楽しく幸せいっぱいな表情で美味しそうに食べる、というのは素晴らしいですね。私もかくありたいです。「ゆるキャン△」は、旨そうな食事のシーンが多いので、とにかく食欲をそそられてしまいます。これは重要ですね・・・。

 

 アニメ第1話にて、志摩リンに「カレーめん」を御馳走になったときの表情が秀逸です。この表情にノックアウトされてファンになった方は多いでしょう。
 ただのカップラーメンを、こんなに美味しそうに食べているシーンは、日本のアニメ史上初でしょう。おかげで全国のスーパーやコンビニなどで、元ネタのカレーヌードルの売り切れが続発したそうです。普段カップラーメンをあまり食べない私も、この前カレーヌードルを箱買いしてしまったぐらいですからね・・・。バカだな。
 この調子だと、いずれは、日清製粉さんがコラボ企画やるんじゃないかな・・・。

 以上、「ゆるキャン△」の各務原なでしこでした。アニメは、出来たら2期までやって欲しい・・・。

 

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