しましまのドレミ・カフェ

家のしつらい、音楽、おいしいもの、庭遊び
日々のくらしを綴ります
よろしければお立ち寄り下さい

古地図

2019-08-21 23:49:00 | 美術館めぐり




先日、徳川美術館へ行った時、足元にこんなパネルが埋められていた。名古屋の古地図だ。







実家のある辺りを拡大してみた。母校の小学校の名前の元となった地名が既に書かれてあり、びっくりした。何となく新しい名前かと思っていたので。






こちらは今住んでいるあたりの地図だ。馴染みのある名前も見かけるし、住所となっているたちの名前もちゃんと載っている。






こちらは大須あたり。漢字は多少違うが、実家が世話になっている寺もある。




こちらは徳川美術館の南側。以前はこちらに入り口があった。お雛様が並ぶ時や、源氏物語の公開の時は、私もこちらから入っていた。私が若い時の話だ。


今夜は雷が光った。雨は大して降らなかった。


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夏野菜も終盤か

2019-08-20 22:31:00 | 庭の楽しみ



ゴーヤが採れています。







庭中を這いまわっていた「かぼちゃ」も、全部収穫した。キッチンに転がして追熟しているが、小さいものから少しずつ食べている。

軽くレンチンしておいてから、下ごしらえしたインゲンと炒めあわせる。付け合わせとして、よく食べる。どんな主菜にも合うような、シンプルな料理。家の野菜は、シンプルな調理が一番合う。


後は先日買ってきた干物を焼いたりして、家から一歩も出ずに、家にあるものだけでご飯を作って、だらだら過ごしています。


こんだけ休んだら、やりきった感あるかな。
そう思えるのは、ありがたいことです。
と言いながら、まだもう少し、だらだら過ごそう。





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関の戸〜忍者の子孫〜

2019-08-19 20:42:00 | 旅行



夏の始めの旅の途中で、宿場町に立ち寄った。
20年くらい前に誰かからもらった、地味なお菓子。地味だが品が良い。なんとなく「関宿」というところにいつか行ってみたい、また、この菓子を買いたいと思っていた。

今回そんな思いを持って、初めて訪れることができた。道の曲がり加減がいい感じ。人も少なくて、情緒がある。






東海道、江戸から数えて47番目の宿場町。三重県の関宿だ。
逢坂、不破(美濃)と、こちらの鈴鹿関で三関。この三関の東側が関東、西側が関西なのだそうだ。関東と関西の境は三重県で、伊勢神宮は既に関東ということらしい。









行きたかったのはこの店。深川(ふかわ)屋だ。

店主は代々、服部吉左衛門を名乗り、現在の店主は14代目。
寛永年間に作られた「関の戸」という餅菓子を、今も作り続けている。京都御所にも出入りを許され、陸奥大掾(むつだいじょう)の名を賜っている、と看板に書いてある。









関の戸、というのはこんなお菓子だ。








家に帰って、皿に載せてみた。
とても素朴である。そして小さい。






一口食べると、こんな感じネ。
外側は餅というが、つきたての餅よりさっぱりしている。中は漉し餡だ。





詳しく教えてくれたのは、この人。14代店主の服部吉右衛門亜樹さんだ。

店の中には、歴史のあるものがいろいろ展示されている。


トークが本当に面白くて、暑さの中、汗を拭きながらつい話し込んでしまった。こう見えて、この方は本物の忍者の末裔なのだそうだ。

だって、名前も服部じゃん!
服部半蔵の直接の子孫ではないが、親戚筋だということだった。



話しながら思い出したのだが、私はこの人をTVで見たことがあった。忍者の古い文書がこの家から見つかった、というものだった。
「もしかしたら、あの方ですか?」と聞いたら「そうです」とにこにこ笑って言う。本物だった。。。



忍者といっても、「身体能力の高い人」というより、この宿場町で400年間も代々餅屋をやり、そこを通る人をじーっと見続け、「こんな人が通った」「こんなことがあった」なんて、時には江戸に報告する。そんな役目だったのではないか、と言われた。


御所にも出入りしていた訳なので、奥まで餅菓子を納めながら、御所の情報も得ていたことだろう。



家の中には、どんでん返しや抜け道なども実際にあるのだと言う。「今は使ってませんけどね」なんて、にこにこ笑って言うのだ。



「忍者は普通、証拠を残さない。古文書が残っている時点で、忍者としては失格だ。」とも言う。なるほど。


これまで、家の中で「うちは忍者だ」という伝承はあったのですか?と聞くと、真顔で「実はありました」と言われる。
「でも、外には言えなかった」「証拠がないから」「今回、古文書が出てきて、やっと我が家は忍者から廃業ができた」と言う。


歴史家の磯田道史氏が、実際にこの家を訪れた場面もTVで見た。
「磯田さんはねー、しつこいんですよ。何回言っても、来るという。何かピンときたのでしょうかねー」と、やはりにこにこ笑いながら、14代目は言った。






「実は、今も我が家は忍者の技術を伝え続けているんです」
「この菓子の中に、それが入っている」
「この菓子は、創業当時からずっと作り方を変えてないんですよ」

「普通、小豆を煮たらすぐ悪くなる。でもこれは不思議に、どれだけおいても大腸菌群が増えないんです。保健所の指導があるから、賞味期限を書いてありますけど、これはそう言う菓子なんです」

「だからこれを持って、戦争なんかに行ったらしいです。情報を届けるために江戸に行く時なども、これを持っていれば生き延びられますからね」


そんなことを聞いてから食べると、この小さくて地味な菓子は、一段と味わい深くなる。
面白かったなー。
またいつか、この菓子を食べてみたくなった。






少し行くと、二階の屋根の高さから街並みが見られる場所があった。

東海道のこの宿場町に、どんなドラマがあったのかなぁと思わずにはいられない夕暮れだった。

やっぱり旅は面白い。
コメント (2)
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夏が終わる

2019-08-18 22:06:00 | お出かけ



「海が見たいわ」と言ったのではない。
私が今朝言った言葉は、「あなた、魚が食べたいの」
彼が決して否定しないのを、私は知っている。ふっふっふっ。





という訳で、海へ!
大きな海老フライが私を待っていた(^^)イエイ!





彼はサザエも注文した。彼がそこまでサザエを好きだとは、今日まで知らなかった。





もちろん市場にも立ち寄る。市場の中では、どの店も店先で魚を焼いて試食ができるようになっている。この店のアジは特別身が厚かった。お買い上げだ(^^)





海辺に降りてみる。ものすごく暑い。しかし海を渡って吹いてくる風は、こんなに気持ちの良いものだったのかと気づく。海っていいもんだな。今までちょっと苦手だったけど、今日は海がちょっと好きになった。








お腹は一杯だが、熱いコーヒーが飲みたくなる。海を見ながらドライブして、店を探す。


辿り着いたのは、古い民家を改装したような作りの一軒だ。ここにも海からの風が吹いて、白いのれんを揺らしていた。




落ち着いた店内。このテーブルはきっと、家の中のどこかで使われていた分厚い板を利用したものだ。運ばれてきたコーヒーは丁寧に淹れたものらしく、とてもスッキリした味わいだった。庭を見ながら飲むコーヒーに、心がまた緩んでいく。



私は夏が苦手。というか、多分暑いのが苦手。「夏が終わっちゃうのが寂しい」とか言う人があるが、私はどちらかというと秋に入るというだけでほっとするし、生き生きしてくる。秋はとても楽しみだ。



でも、今日の海辺へのドライブで、海も夏もちょっと好きになった。夏が終わると寂しい、というのを初めて思うかもしれない。



。。。あ。早く終わらせようとしてる?
ちょっとそれもあるかも(^.^)
早く涼しくならないかな〜。






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ボヘミア狂詩曲

2019-08-17 22:26:00 | シネマ
幼馴染みのなおちゃんに地元まで来てもらい、「ボヘミアン・ラプソディー」を一緒に見た。

手拍子、足拍子、扮装、光り物などOKという企画で、ロビーでは美味しいご馳走や飲み物も売っていた。私は夜の部にしたので、食べながら、飲みながら、喋りながら、上映時間を待った。




私はクィーンについて殆ど知らないのだけど、映画は2回目なので、やっと登場人物や話の筋が理解できたりした。おそっ。

スピーカーがたくさん置いてあり、大きな音なのだが、とてもきれいで聞き飽きなかった。
歌が始まると、みんな手を振ったり、歌ったりしている。私もわからないなりに参加して楽しかった。

オペラのアリアも何回も出てきたから、私はそこも歌いたかったけど、それはダメ?!な感じだった。ざんねん。

「ボヘミアン・ラプソディー」を作る場面で、音を重ねるところが出てくる。最後の方に出てきた時に、人の声が重なるのって何とも言えない力強さや魅力があるんだな、と思った。

でもそれなら一人が重ねなくても、合唱でいいじゃん、とも合唱出身の私は思った。マーラーの千人とか、まあ第九とか。オペラの合唱でもそうだけど、合唱でいいじゃん、ってのにはフレディ、気づかなかったのかな。まあホールで重ねるのと、機械で重ねるのでは音楽の質に違いがあるのだろうネ。やっぱり、ここは合唱ではきっとダメなんだ。ざんねん!まあ、合唱は合唱でいいや。


地元の人にも、たくさん会った。隣に座ったのは、他の地区の民生委員さんご夫妻だった(^_^;)その方も、時折り拍手されていた。

私も金髪くらい被っていこうかな、とも思ったけど、地元で生きていけなくなり気がして、今回はやめた。金髪はステージだけにしよう。

なおちゃんは地下鉄と私鉄を乗り換えて、来てくれた。遠いところ付き合ってくれて、ありがとうね。




どこのどなたか存じ上げませんが、気さくなクィーンさんと記念撮影していただきました。Thank you,Freddie!





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