外で食べると美味しい。
それがたとえコンビニのおにぎりであろうと、カップラーメンであろうと。
海で飲むビールは格別だ。海水浴というより日焼けと浜辺でビールを飲みに行ってるようなもんだ。
焼肉も、煙もうもうの店で食うより、外で食う方が美味い。肉はロースだカルビだハラミだってこだわらない。安い肉でいいのよ。家でタレにつけておいて現地で焼く。野菜も焼けって?肉だけでいいよ。トウモロコシ以外はすぐ焦げるからね。
実はこう見えてバーベキューセットやアウトドアグッズはちゃんと持ってるのだ。
夜の街と酒とタバコっていういつもの生活からたまには脱皮して、青空の下でくつろぐ。または自然に溶け込む。夜空の下で美味い酒を飲む。それを楽しみたいだけで、サバイバルな生活がしたいわけじゃない。もちろん本格的なBe-palなやつでも山男でもない。ファッションアウトドアなヘタレだ。
勿論高性能で高額なキャンプ用品やアウトドアグッズなんて持ってはいない。持ってるのはコーナンとか好日山荘とかそこらへんのホームセンターとか百均で買ったようなものばかり。標高何メートルもあるような冬山に登山するんじゃないからね。ええ、そうですよ。偽モノですよ。ファッションですよ。
でも炭の火起こしは早いぞ。
秘密兵器はzIppoのオイル。穴を掘るか石でかまどをつくって、その中でこれを染み込ませた木炭に火をつける。着火剤なんてものはいらない。新聞紙1枚であっという間に火はつく。Zippoのオイルを忘れた時はツナ缶やオイルサーデンの油でいい。実によく燃える。
落ちてる木や蒔でやるのもいい。松ぼっくりがあればそれも使おう、あれもよく燃える。火さえあればなんとかなる。
火が落ち着いたらBBQコンロに移す。かまどで先に火をつけるのは理由がある。たまに爆ぜるのだよ。よく、火をつけたばかりの木炭で肉を焼いてる人がいるが、あれではダメだ。木炭は白くなってきてからが本領発揮なのだ。木の場合もいっしょね、燠火の方がいいよ。煙でもうもうと燻された食材を食いたいなら別だがね。それは燻製だ。
あとポイントはコンロに並べる時、均一に並べるのではなくどちらかの端を多くして反対側は少なくすることだ。夏ならいいのだが、寒い時は皿に取ったらすぐ冷えるので、こうやって保温ができるスペースを作っておくのがプロだ。(誰に説明してるんだ?)
昔みたいに河原で釣った魚(鮎とか岩魚)を捌いて、焚き火の周りに串を刺して焼いて食うのが出来ればいいのだが、最近はどこもかしこも結構うるさい。キャンプ場としてなってしまったところは指定の場所で指定の道具でって結構うるさい。テントもここにとか、手ぶらできても一式貸しますよ、みたいな。
そういったところでしたいんじゃないのよね。
あくまでもアウトドアの雰囲気を楽しみたいだけなのよ。
子供の頃に見た丸大ハムかなんかのCM。焚き火のそばでハムを焼いてナイフで切って食う。あれに憧れなかったか?
カレーのCMだって、青空の下の草原にテーブル置いてスーツを着てカレーを食ってた。まぁ普通に考えたら現実的にはありえないのだが(白い服着てたら悲惨な事になる)アウトドアではカレーは定番だ。飯盒炊爨といえばカレーだ。
夕暮れ迫る広い大地を見ながら入れたてのコーヒーを飲むカウボーイ(どこだよ)。
満天の星空の下、ホットウィスキーを飲むシーン。
俺の記憶の中にこんなアウトドア=かっこいいのイメージが刷り込まれてる。
最近は全然行ってないし、行きたいなぁとも思ってなかったのだが、最近読んだ漫画のせいでまたアウトドア熱がぶり返してきた。
「大事なことはすべて漫画が教えてくれた」って言葉があるが、俺の頭の中の半分は漫画と本でできてると思う。
山と食欲と私
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信濃川日出雄さんの漫画で、シングルの女の子が一人山歩きしてそこでいろいろなものを食べる漫画だ。
現在5巻まで出てる。
この漫画の主人公は山ガールなんて甘っちょろいもんじゃない。主人公曰く「単独登山女子」だ。
もちろん俺はしんどいのが嫌いなので、山登りなどしないしトレッキングもハイキングも苦手だ。金持ちだったら山頂までヘリでいくだろう。山登りが好きな人は自分の体一つで困難と疲労を乗り越え、そして頂きにたどり着いて満足感を得るのだろうが、俺はただ景色のいいところや自然の中で飲み食いしたいだけだからな。
でもこの漫画は、「岳」(小栗旬で映画化された)とか「神々の山嶺」(エレベストってタイトルで岡田准一・阿部寛で映画化されたやつ)みたいな本格登山じゃないのよ。
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主人公はあくまでも美味しいものが山頂で食いたいがために、休日に山登りしてる単独登山女子だ。
そこで出てくる料理も簡単&単純&適当。誰でも作れる。でも美味しそうなのだ。外ご飯効果ってやつか。
以前調理器具は食器じゃねぇと書いたことがあるが、アウトドアでは調理器具=食器だ。飲食店で調理器具(鍋を除く)で出てきたら腹がたつが、外では全然OK!
スキレット(フライパンみたいなやつ)でもコッヘル(コップというか鍋というか・・・ってやつ)で作ってそのままダイレクトで食う。
そりゃオートキャンプとか今はやりのシャレオツなグランピングとかなら別だがね。カップとか皿とかなんじゃかんじゃ持ってったら重いだけだ。洗うのも大変。荷物は最小限にまとめたい。とはいえ、一応持ってるんだけどね、使ってないや。
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そしてもう一つの漫画。
ゆるキャン△
あfろという人が描いてる漫画で、こちらは女子高生のキャンパー。
しかも主人公(イマイチ主人公がどっちかわからないのだが)は冬に単独キャンプをするのが好き。理由は1,空いてる、2,虫がいない、3,陽に灼けないだが、俺は3以外はこれに賛同する。追加で言うなら食材が腐りにくいとか、ビールを外に出しときゃ冷えるって利点もある。
ただ冬のキャンプは寒い。半端なく寒い。下手すりゃ凍死する。しかしその反動で火がありがたく感じる。この漫画はそこのところもうまく描いてるのよ。作者が冬キャンパーなのかな。まぁ俺は冬は車泊でしか嫌だけどね。
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女子高生5人&教師1名のキャンプが実に楽しそうだ。タイトル通りゆるゆるのキャンプ。
キャンプやアウトドアをなめるんじゃねぇ、新参者は心して入門してこいよって敷居を高くして偉そうに書いてる本が多い中、誰でも楽しめるよって書いてるこんな漫画は好きだな。
キャンプとかアウトドアって誰でもできるもん。そんなに難しいものでも、いろいろ揃えなきゃできないものでもないもん。家の庭でも近所の堤防でも、ちょっとした広場でもできるもん。(最近は許可のいるところが増えたから注意)
ゴミを持ち帰るとか最低限のルールとマナさえ守れりゃだれでも気軽にできるはず。今、ファミリーキャンプが流行ってるけど、ゴミとかを捨てていく人、焚き火の後始末をちゃんとしていかない人とか多いのよね。花見の時とか結構多いな、こんな馬鹿。
山ガールとか登山女子が増えてる今、これからはアウトドア女子会とか、キャンプ女子会とかも増えそうだな。でも婚活キャンプとかされたら嫌だなぁ。(婚活登山とかはあるらしい)雪山効果とか、吊り橋効果を狙われてもなぁ。街に戻ったら冷めるだけだ。
企業は新入社員の適正能力を見極める就活キャンプとかってどうだ?自炊もできないやつは残業が続いたらすぐ根を上げるだろうし、火もおこせないようなやつは企画も立ち上げられないだろう。準備や段取りなんかを見るのにはアウトドアは最適だがなぁ。
液晶画面から得た知識ではなく、経験から得た知識とか行動。これって大事だと思うけどなぁ。
異色の猟師漫画、山賊ダイアリー/岡本健太郎は山でイノシシやシカ、鳥類を銃で撃ってた漫画だったが、山賊ダイアリーSSとして今度は海で魚をモリでつく漫画になっている。
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これら漫画のおかげで、久々にアウトドア熱が出てきた。
今、台風5号が直撃してる最中なので、余計にそう思うのかもしれないが、どっかでアウトドアしたいなぁ。
それがたとえコンビニのおにぎりであろうと、カップラーメンであろうと。
海で飲むビールは格別だ。海水浴というより日焼けと浜辺でビールを飲みに行ってるようなもんだ。
焼肉も、煙もうもうの店で食うより、外で食う方が美味い。肉はロースだカルビだハラミだってこだわらない。安い肉でいいのよ。家でタレにつけておいて現地で焼く。野菜も焼けって?肉だけでいいよ。トウモロコシ以外はすぐ焦げるからね。
実はこう見えてバーベキューセットやアウトドアグッズはちゃんと持ってるのだ。
夜の街と酒とタバコっていういつもの生活からたまには脱皮して、青空の下でくつろぐ。または自然に溶け込む。夜空の下で美味い酒を飲む。それを楽しみたいだけで、サバイバルな生活がしたいわけじゃない。もちろん本格的なBe-palなやつでも山男でもない。ファッションアウトドアなヘタレだ。
勿論高性能で高額なキャンプ用品やアウトドアグッズなんて持ってはいない。持ってるのはコーナンとか好日山荘とかそこらへんのホームセンターとか百均で買ったようなものばかり。標高何メートルもあるような冬山に登山するんじゃないからね。ええ、そうですよ。偽モノですよ。ファッションですよ。
でも炭の火起こしは早いぞ。
秘密兵器はzIppoのオイル。穴を掘るか石でかまどをつくって、その中でこれを染み込ませた木炭に火をつける。着火剤なんてものはいらない。新聞紙1枚であっという間に火はつく。Zippoのオイルを忘れた時はツナ缶やオイルサーデンの油でいい。実によく燃える。
落ちてる木や蒔でやるのもいい。松ぼっくりがあればそれも使おう、あれもよく燃える。火さえあればなんとかなる。
火が落ち着いたらBBQコンロに移す。かまどで先に火をつけるのは理由がある。たまに爆ぜるのだよ。よく、火をつけたばかりの木炭で肉を焼いてる人がいるが、あれではダメだ。木炭は白くなってきてからが本領発揮なのだ。木の場合もいっしょね、燠火の方がいいよ。煙でもうもうと燻された食材を食いたいなら別だがね。それは燻製だ。
あとポイントはコンロに並べる時、均一に並べるのではなくどちらかの端を多くして反対側は少なくすることだ。夏ならいいのだが、寒い時は皿に取ったらすぐ冷えるので、こうやって保温ができるスペースを作っておくのがプロだ。(誰に説明してるんだ?)
昔みたいに河原で釣った魚(鮎とか岩魚)を捌いて、焚き火の周りに串を刺して焼いて食うのが出来ればいいのだが、最近はどこもかしこも結構うるさい。キャンプ場としてなってしまったところは指定の場所で指定の道具でって結構うるさい。テントもここにとか、手ぶらできても一式貸しますよ、みたいな。
そういったところでしたいんじゃないのよね。
あくまでもアウトドアの雰囲気を楽しみたいだけなのよ。
子供の頃に見た丸大ハムかなんかのCM。焚き火のそばでハムを焼いてナイフで切って食う。あれに憧れなかったか?
カレーのCMだって、青空の下の草原にテーブル置いてスーツを着てカレーを食ってた。まぁ普通に考えたら現実的にはありえないのだが(白い服着てたら悲惨な事になる)アウトドアではカレーは定番だ。飯盒炊爨といえばカレーだ。
夕暮れ迫る広い大地を見ながら入れたてのコーヒーを飲むカウボーイ(どこだよ)。
満天の星空の下、ホットウィスキーを飲むシーン。
俺の記憶の中にこんなアウトドア=かっこいいのイメージが刷り込まれてる。
最近は全然行ってないし、行きたいなぁとも思ってなかったのだが、最近読んだ漫画のせいでまたアウトドア熱がぶり返してきた。
「大事なことはすべて漫画が教えてくれた」って言葉があるが、俺の頭の中の半分は漫画と本でできてると思う。
山と食欲と私
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信濃川日出雄さんの漫画で、シングルの女の子が一人山歩きしてそこでいろいろなものを食べる漫画だ。
現在5巻まで出てる。
この漫画の主人公は山ガールなんて甘っちょろいもんじゃない。主人公曰く「単独登山女子」だ。
もちろん俺はしんどいのが嫌いなので、山登りなどしないしトレッキングもハイキングも苦手だ。金持ちだったら山頂までヘリでいくだろう。山登りが好きな人は自分の体一つで困難と疲労を乗り越え、そして頂きにたどり着いて満足感を得るのだろうが、俺はただ景色のいいところや自然の中で飲み食いしたいだけだからな。
でもこの漫画は、「岳」(小栗旬で映画化された)とか「神々の山嶺」(エレベストってタイトルで岡田准一・阿部寛で映画化されたやつ)みたいな本格登山じゃないのよ。
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主人公はあくまでも美味しいものが山頂で食いたいがために、休日に山登りしてる単独登山女子だ。
そこで出てくる料理も簡単&単純&適当。誰でも作れる。でも美味しそうなのだ。外ご飯効果ってやつか。
以前調理器具は食器じゃねぇと書いたことがあるが、アウトドアでは調理器具=食器だ。飲食店で調理器具(鍋を除く)で出てきたら腹がたつが、外では全然OK!
スキレット(フライパンみたいなやつ)でもコッヘル(コップというか鍋というか・・・ってやつ)で作ってそのままダイレクトで食う。
そりゃオートキャンプとか今はやりのシャレオツなグランピングとかなら別だがね。カップとか皿とかなんじゃかんじゃ持ってったら重いだけだ。洗うのも大変。荷物は最小限にまとめたい。とはいえ、一応持ってるんだけどね、使ってないや。
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そしてもう一つの漫画。
ゆるキャン△
あfろという人が描いてる漫画で、こちらは女子高生のキャンパー。
しかも主人公(イマイチ主人公がどっちかわからないのだが)は冬に単独キャンプをするのが好き。理由は1,空いてる、2,虫がいない、3,陽に灼けないだが、俺は3以外はこれに賛同する。追加で言うなら食材が腐りにくいとか、ビールを外に出しときゃ冷えるって利点もある。
ただ冬のキャンプは寒い。半端なく寒い。下手すりゃ凍死する。しかしその反動で火がありがたく感じる。この漫画はそこのところもうまく描いてるのよ。作者が冬キャンパーなのかな。まぁ俺は冬は車泊でしか嫌だけどね。
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女子高生5人&教師1名のキャンプが実に楽しそうだ。タイトル通りゆるゆるのキャンプ。
キャンプやアウトドアをなめるんじゃねぇ、新参者は心して入門してこいよって敷居を高くして偉そうに書いてる本が多い中、誰でも楽しめるよって書いてるこんな漫画は好きだな。
キャンプとかアウトドアって誰でもできるもん。そんなに難しいものでも、いろいろ揃えなきゃできないものでもないもん。家の庭でも近所の堤防でも、ちょっとした広場でもできるもん。(最近は許可のいるところが増えたから注意)
ゴミを持ち帰るとか最低限のルールとマナさえ守れりゃだれでも気軽にできるはず。今、ファミリーキャンプが流行ってるけど、ゴミとかを捨てていく人、焚き火の後始末をちゃんとしていかない人とか多いのよね。花見の時とか結構多いな、こんな馬鹿。
山ガールとか登山女子が増えてる今、これからはアウトドア女子会とか、キャンプ女子会とかも増えそうだな。でも婚活キャンプとかされたら嫌だなぁ。(婚活登山とかはあるらしい)雪山効果とか、吊り橋効果を狙われてもなぁ。街に戻ったら冷めるだけだ。
企業は新入社員の適正能力を見極める就活キャンプとかってどうだ?自炊もできないやつは残業が続いたらすぐ根を上げるだろうし、火もおこせないようなやつは企画も立ち上げられないだろう。準備や段取りなんかを見るのにはアウトドアは最適だがなぁ。
液晶画面から得た知識ではなく、経験から得た知識とか行動。これって大事だと思うけどなぁ。
異色の猟師漫画、山賊ダイアリー/岡本健太郎は山でイノシシやシカ、鳥類を銃で撃ってた漫画だったが、山賊ダイアリーSSとして今度は海で魚をモリでつく漫画になっている。
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これら漫画のおかげで、久々にアウトドア熱が出てきた。
今、台風5号が直撃してる最中なので、余計にそう思うのかもしれないが、どっかでアウトドアしたいなぁ。