ライバルに裏で嫌がらせをする。
そんなのは漫画やドラマの世界だけではないのだが、それが表沙汰になることは珍しい。
カヌー・スプリントの鈴木康大がライバルの小松正治選手の飲み物に禁止薬物を混入させた問題。
2020年の東京オリンピックにどうしても出たいが、今のままでは後輩の小松選手にかなわない、でもオリンピックに出たい・・・。その葛藤でドーピンgふに引っかかる禁止薬物の入ったドリンクを飲ませるって狂気に走ったんだろう。
アスリートでオリンピック候補だったのと、オリンピック出場選手だったのでは、その後の人生が全く変わる。ましてやメダリストになると扱いも変わる。ゴールドメダリストなんてくいっぱぐれがなくなる。それがアスリートの世界。それはわかるが、やったことはとてもじゃないが認める気にはなれない。
漫画の世界では、このライバルに対して謀略や策略、嫌がらせをするシーンが昔はよく描かれてた。
エースをねらえの岡ひろみはロッカーに入れていたテニスラケットのガットが切られてた。
B.B.やリングにかけろでは、対戦相手の家族に危害を与える脅しをしていた。
バレエ漫画ではトュウシューズに画鋲が何者かによって入れられ、演劇漫画ではオーディション当日に主人公の家族に不幸があったと電話が入る。探偵漫画ではコーヒーや紅茶に入れられた毒物で殺されたりもする。
卑怯、姑息、陰湿・・・。
それら漫画やドラマでしか描かれなかった世界を、現実のものにしたのは、アイススケートのトーニャ・ハーディングによるナンシー・ ケリガン襲撃事件だろう。この事件は嫉妬や妬み、焦りなどによって引き起こされた事件だと思うが、今回の事件もよく似たようなもんだろう。江角マキコのマネージャーが長嶋一茂の自宅の壁に落書きしたのはちょっと違うか。
今回の事件の話をすると、意外にも「飲み物に禁止薬物を入れるなんて」っていう方が多い。
それにちょっとびっくり。
結構一般の人って危機管理の意識ないのね。
あまり表沙汰にならないからかもしれないけれど、どの世界でも日常茶飯事で行われるから、当事者はいつも予防線を張っている。
イタリヤやフランスなので活躍するオペラ歌手は、楽屋に置いてある水でさえ飲まないらしい。DIVAの位置を狙うライバル(またはその方のファン)が置いたものかもしれないからって。指揮者や、ソリスト、ピアニストもそうだと聞く。
元陸上の為末さんもテレビで言ってたが、栓の空いてないドリンクを必ず飲み、一度開けて手を離したものは絶対手をつけないらしい。どこにドーピングの罠が待ってるかわからないって。
以前、宝塚歌劇団の女の子と付き合ったことがあって、公演を見に行った。
花だけじゃどうかと、せっかくだから弁当やお菓子を差し入れしようと買い込んでもっていく。楽屋口で渡そうとしたら受付の方は、花は受け取ってくれたが持ち込みの食べ物は一切お断りだと言う。
後で聞いたら、弁当などの差し入れは宝塚指定の弁当屋に仕出し予約をしてっするんだと。それ以外は一切受け付けない伝統。これも嫌がらせなどの防止なんだとさ。
そういう俺も、某大型チェーン店でトップだった頃の昼飯の買い出し(アシスタントの子が行く)は、毎日カップラーメン、おにぎり、缶コーヒー、リボビタンBだった。
どれもなんか細工されたらわかるからね。
独立して日本各地に講習・講演などいくようになっても、会場では自分で持ち込んだドリンクしか飲まない。主催者側が講習会場にペットボトルの水やお茶などを用意してくれてるのだが、必ず自分で持ち込んだものを飲む。一応気分悪くされないために「いやぁ、俺ってこのサントリーのDAKARAじゃないとダメなんですよ」なんて言い訳してね。(次回行ったらDAKARAが用意されてたりするとちょっと複雑)
浜崎あゆみはコンサート会場の楽屋に「花はこれ、配置はこう、そして飲み物はこれ」ってかなり細く指定するらしい。実際これをちゃんと用意していなかった会場では、キャンセルして帰ってしまったことがあるくらいだ。
世間ではこれをわがまま、横柄、何様のつもり?などというが、これだって自衛の結果だろう。
映画やドラマの撮影現場では俗に言われるロケ弁って言って、監督も主役俳優も脇役もADも同じ弁当を食べるのは、こんなことが根底にあるのかもしれない。(最近はビュッフェスタイルらしいけどね)
主役クラスが豪華な仕出し弁当や、手作りスィーツなど振る舞う際には気にしなくていいだろうけどさ。でも、端役やファンからのってのだったら躊躇して食べない人多いんのではないかな。
沢尻エリカの「別に・・・」の言動の発端となったのも地震おクッキーの差し入れだったが、関係ないのかな。
今回のカヌー選手の騒動は、自白もあったことだしってことで協会や委員会も大事にはしないような方針だ。
メディアもオリンピックに水を差すような報道は控えようって感じだ。
いいのか、それで。
ロシアみたいに国ぐるみでドーピングをひた隠しにしてたような国になってしまうのではないかね。
最近は漫画やドラマでリアルな描写をすると「子供が真似したらどうする」「模倣犯が出る」なんてすぐ騒ぐ風潮。
これのせいで逆に、やってはいけないこと、やったら恥ずべきことって認識ができないのではないのかね。
大事なことは漫画が教えてくれたってのじゃないけど、活字や教えだけじゃなく、漫画で学ぶことは多いと思うのだがね。
反面教師ってヤツね。
こうはなりたくない、こんなことする奴は最低だ、こんな奴にはなりたくないってね。
刑事ドラマでも犯人を捕まえる際にボコボコにしばいたり、取調室で血まみれにさせたりって描写は今はない。
だから今、犯罪者が平気でではびこるのではないかね。
それと同じく、漫画でもやたら仲間と一緒に冒険に出掛けよう〜とか綺麗事ばかりで、ドロドロした部分は描かれないから、反面教師にはならない。
この風潮をちょっと考えないとさ。
また、こんな「漫画の世界でしかなかったのに」って事件がリアルで起こるると思うよ。
そんなのは漫画やドラマの世界だけではないのだが、それが表沙汰になることは珍しい。
カヌー・スプリントの鈴木康大がライバルの小松正治選手の飲み物に禁止薬物を混入させた問題。
2020年の東京オリンピックにどうしても出たいが、今のままでは後輩の小松選手にかなわない、でもオリンピックに出たい・・・。その葛藤でドーピンgふに引っかかる禁止薬物の入ったドリンクを飲ませるって狂気に走ったんだろう。
アスリートでオリンピック候補だったのと、オリンピック出場選手だったのでは、その後の人生が全く変わる。ましてやメダリストになると扱いも変わる。ゴールドメダリストなんてくいっぱぐれがなくなる。それがアスリートの世界。それはわかるが、やったことはとてもじゃないが認める気にはなれない。
漫画の世界では、このライバルに対して謀略や策略、嫌がらせをするシーンが昔はよく描かれてた。
エースをねらえの岡ひろみはロッカーに入れていたテニスラケットのガットが切られてた。
B.B.やリングにかけろでは、対戦相手の家族に危害を与える脅しをしていた。
バレエ漫画ではトュウシューズに画鋲が何者かによって入れられ、演劇漫画ではオーディション当日に主人公の家族に不幸があったと電話が入る。探偵漫画ではコーヒーや紅茶に入れられた毒物で殺されたりもする。
卑怯、姑息、陰湿・・・。
それら漫画やドラマでしか描かれなかった世界を、現実のものにしたのは、アイススケートのトーニャ・ハーディングによるナンシー・ ケリガン襲撃事件だろう。この事件は嫉妬や妬み、焦りなどによって引き起こされた事件だと思うが、今回の事件もよく似たようなもんだろう。江角マキコのマネージャーが長嶋一茂の自宅の壁に落書きしたのはちょっと違うか。
今回の事件の話をすると、意外にも「飲み物に禁止薬物を入れるなんて」っていう方が多い。
それにちょっとびっくり。
結構一般の人って危機管理の意識ないのね。
あまり表沙汰にならないからかもしれないけれど、どの世界でも日常茶飯事で行われるから、当事者はいつも予防線を張っている。
イタリヤやフランスなので活躍するオペラ歌手は、楽屋に置いてある水でさえ飲まないらしい。DIVAの位置を狙うライバル(またはその方のファン)が置いたものかもしれないからって。指揮者や、ソリスト、ピアニストもそうだと聞く。
元陸上の為末さんもテレビで言ってたが、栓の空いてないドリンクを必ず飲み、一度開けて手を離したものは絶対手をつけないらしい。どこにドーピングの罠が待ってるかわからないって。
以前、宝塚歌劇団の女の子と付き合ったことがあって、公演を見に行った。
花だけじゃどうかと、せっかくだから弁当やお菓子を差し入れしようと買い込んでもっていく。楽屋口で渡そうとしたら受付の方は、花は受け取ってくれたが持ち込みの食べ物は一切お断りだと言う。
後で聞いたら、弁当などの差し入れは宝塚指定の弁当屋に仕出し予約をしてっするんだと。それ以外は一切受け付けない伝統。これも嫌がらせなどの防止なんだとさ。
そういう俺も、某大型チェーン店でトップだった頃の昼飯の買い出し(アシスタントの子が行く)は、毎日カップラーメン、おにぎり、缶コーヒー、リボビタンBだった。
どれもなんか細工されたらわかるからね。
独立して日本各地に講習・講演などいくようになっても、会場では自分で持ち込んだドリンクしか飲まない。主催者側が講習会場にペットボトルの水やお茶などを用意してくれてるのだが、必ず自分で持ち込んだものを飲む。一応気分悪くされないために「いやぁ、俺ってこのサントリーのDAKARAじゃないとダメなんですよ」なんて言い訳してね。(次回行ったらDAKARAが用意されてたりするとちょっと複雑)
浜崎あゆみはコンサート会場の楽屋に「花はこれ、配置はこう、そして飲み物はこれ」ってかなり細く指定するらしい。実際これをちゃんと用意していなかった会場では、キャンセルして帰ってしまったことがあるくらいだ。
世間ではこれをわがまま、横柄、何様のつもり?などというが、これだって自衛の結果だろう。
映画やドラマの撮影現場では俗に言われるロケ弁って言って、監督も主役俳優も脇役もADも同じ弁当を食べるのは、こんなことが根底にあるのかもしれない。(最近はビュッフェスタイルらしいけどね)
主役クラスが豪華な仕出し弁当や、手作りスィーツなど振る舞う際には気にしなくていいだろうけどさ。でも、端役やファンからのってのだったら躊躇して食べない人多いんのではないかな。
沢尻エリカの「別に・・・」の言動の発端となったのも地震おクッキーの差し入れだったが、関係ないのかな。
今回のカヌー選手の騒動は、自白もあったことだしってことで協会や委員会も大事にはしないような方針だ。
メディアもオリンピックに水を差すような報道は控えようって感じだ。
いいのか、それで。
ロシアみたいに国ぐるみでドーピングをひた隠しにしてたような国になってしまうのではないかね。
最近は漫画やドラマでリアルな描写をすると「子供が真似したらどうする」「模倣犯が出る」なんてすぐ騒ぐ風潮。
これのせいで逆に、やってはいけないこと、やったら恥ずべきことって認識ができないのではないのかね。
大事なことは漫画が教えてくれたってのじゃないけど、活字や教えだけじゃなく、漫画で学ぶことは多いと思うのだがね。
反面教師ってヤツね。
こうはなりたくない、こんなことする奴は最低だ、こんな奴にはなりたくないってね。
刑事ドラマでも犯人を捕まえる際にボコボコにしばいたり、取調室で血まみれにさせたりって描写は今はない。
だから今、犯罪者が平気でではびこるのではないかね。
それと同じく、漫画でもやたら仲間と一緒に冒険に出掛けよう〜とか綺麗事ばかりで、ドロドロした部分は描かれないから、反面教師にはならない。
この風潮をちょっと考えないとさ。
また、こんな「漫画の世界でしかなかったのに」って事件がリアルで起こるると思うよ。