ポール・サイモンが公演からの引退を表明した。
まぁ70超えて世界でライブツアーするのは大変だろう。
音楽活動はまだ続けるらしいが・・・。
なんか最近引退ブームよね。
つい先日、エルトン・ジョンも引退宣言した。
古くはティナ・ターナーが先駆者じゃないかな。ポールマッカトニーもストーンズもクラプトンもまだ現役で演ってるのにって当時はブーイングされてた。
日本でも小室哲哉が引退すると記者会見で言った。
安室奈美恵も引退宣言をした。
ミュージシャンの引退ってどうなのかな。
もう音楽に情熱を感じないとか疲れたとかっていうのが本音かな。
詞が書けない、メロディが出てこない、歌えないって才能の枯渇やスランプでそのまま自然とメジャーから消えていったミュージシャンは多い。
それを苦にして、悩み、葛藤し、ドラッグにハマったり、最悪自殺したりと悲しい結末を迎えるアーティストも多かった。過去の偉大なるミュージシャンでそのように消えてしまった人は多々いる。
それをもちろん知ってるであろうミュージシャンは、そうなるのが怖いから「ここで引退します」って宣言するのかな。
ポール・マッカトニーにしてもポール・サイモンにしても、昔のヒット曲を聞きに来る客を相手にルーテンワークをするのは苦痛だろうな。
そう考えると中島みゆきとか桑田佳祐ってすごいな。いまだに新曲やアルバム出してそれがまた売れてるのだから。
氷室京介が引退宣言をしたのは、耳がダメになって今までと同じパフォーマンスができないからって理由だった。
これはわかる。
「まだできるじゃないか」「勿体無い」って周りが言っても、これ以上は落ちていく(醜態を晒す)だけだからと。もうできないと潔く。
これはアスリートの引退と一緒だ。
野球界でも古くは長嶋茂雄、王貞治、江川卓・・・。限界を自身で感じ潔く自らユニフォームを脱ぐ。ことを選択する。そう考えるとイチローとか松坂大輔とかはすごいなぁと思う。
フィギュアスケートの浅田真央、モーグルの上原愛子、ジャンプやスキーの世界でも限界を感じ引退をする。葛西はすごいなぁ、8大会連続で五輪出場だって。
柔道、マラソン、サッカー、相撲、テニス・・・あらゆるジャンルでも引退はある。とは言えそのままその業界に居座ってたりするのだから、競技・試合からの引退でしかないんだけどね。
ゴルフでも宮里藍が引退した。タイガーウッズは復活した。ジャンボ尾崎はシニアツアーに行かず相変わらずレギュラーツアーに出てる。限界を感じながらもまだまだ現役にこだわる人もいれば、あっさり引退してしまう人もいる。
役者の世界の引退は不祥事か結婚とかでしかあまり見かけない。年齢を重ねても年齢相応の役を演じてやろうと思えばいつまでも続けられる。売れなくなって自然と消えていく役者(歌手も一緒だが)はめっちゃ多いと思う。
そんな役者の世界でも、原節子さんは醜い姿を見せたくないと引退された。山口百恵さんも結婚を機にマイクをステージに置いて引退した。引退したのに何年か後にまた戻ってくる人が多い業界だが、この二人は綺麗に消えていった。
最近ではグループ脱退や番組から降りることを「卒業」という。まぁ業界からいなくなるわけじゃないからわからなくはないのだが、普通に脱退とか降板とかでいいじゃないの。
島田紳助がダウンタウンの漫才を見て「あぁ俺たちの時代は終わった」とコンビを解消して漫才を辞めた。それでも東京進出してきた紳助に、コントや漫才をさせようとする制作やディレクターに上岡龍太郎は「人の気持ちがわからん奴と一緒に仕事したくない」と番組を降りたという。この逸話を聞いて「上岡龍太郎ってすごいいなぁ」と思ってたら数年後、あっさり芸能界引退された。それもまたすごい。紳助もトラブル後きっぱり引退した。この二人は絶対復帰しないと思う。
将棋の世界なんかいつまでもできそうだが、加藤一二三さんは引退された。勝てなくなったからもあるだろうけどね。
会社勤めや役所勤務なら定年ってのがあるから、それが引退だ。
でも料理の世界なんか、70とか80の人がやってる街の定食屋とかいっぱいある。「お客様の笑顔が見たいから」ってね。
美容師の世界もそうだ。や王と思えば結構いつまでもできる。結婚でやめても子育てが終われば復帰できる。体力の限界でって引退する人は稀だ。
だから、引退宣言をしてスッパリ辞めれる人はちょっと羨ましい。
小室さんが引退記者会見をした後、北野武さんが「俺なら客が一人でも見に来てくれるなら舞台立つけどな」って言ってはった。俺もそう思う。
いろんなことに手を出して何が品業かわからないと人によく言われるが、俺の職業欄や肩書きは美容師だ。
俺が引退するのは誰からも依頼されなくなったり、お客様の希望するヘアスタイルが理解できなくなった時だ。はたまた体にガタがくるとか。アル中とか、宝くじ当てるとかでもない限り一生現役のような気がする。
引退宣言できるのってちょっと羨ましい。
いつかはしてみたいものだ。
引退したくてもできない人もいる。
1964年の東京オリンピックにてマラソンで銅メダルをとった円谷幸吉さんは「もう走れません」と自殺した。周りの期待とプレッシャーに押しつぶされてしまって、辞めたくてもやめれなかったのだろう。
2018平昌冬季オリンピックに出場が懸念されてる羽生結弦くんも同じ道を辿るようでちょっと怖い。
本人の意思と違うところで巨大な流れが動いてしあうから本人は焦るし、無理しちゃうし。以前も怪我してるのに無理して滑ってそのあと休まざるをえなくなったことがあった。今回も周りが暗黙でプレッシャーを与えてる。多分本人は期待に応えようとするのだろうが、その先には破滅しか待っていない。
尾崎豊が「この支配からの卒業」と歌っていた。
人気絶頂でいながら苦しんでいた時期の尾崎が書いたこの曲は、名曲だ。
目に見えない支配からの卒業はこの世からの決別かしか残っていない。
引退宣言ができる人。
ちょっと羨ましい。
まぁ70超えて世界でライブツアーするのは大変だろう。
音楽活動はまだ続けるらしいが・・・。
なんか最近引退ブームよね。
つい先日、エルトン・ジョンも引退宣言した。
古くはティナ・ターナーが先駆者じゃないかな。ポールマッカトニーもストーンズもクラプトンもまだ現役で演ってるのにって当時はブーイングされてた。
日本でも小室哲哉が引退すると記者会見で言った。
安室奈美恵も引退宣言をした。
ミュージシャンの引退ってどうなのかな。
もう音楽に情熱を感じないとか疲れたとかっていうのが本音かな。
詞が書けない、メロディが出てこない、歌えないって才能の枯渇やスランプでそのまま自然とメジャーから消えていったミュージシャンは多い。
それを苦にして、悩み、葛藤し、ドラッグにハマったり、最悪自殺したりと悲しい結末を迎えるアーティストも多かった。過去の偉大なるミュージシャンでそのように消えてしまった人は多々いる。
それをもちろん知ってるであろうミュージシャンは、そうなるのが怖いから「ここで引退します」って宣言するのかな。
ポール・マッカトニーにしてもポール・サイモンにしても、昔のヒット曲を聞きに来る客を相手にルーテンワークをするのは苦痛だろうな。
そう考えると中島みゆきとか桑田佳祐ってすごいな。いまだに新曲やアルバム出してそれがまた売れてるのだから。
氷室京介が引退宣言をしたのは、耳がダメになって今までと同じパフォーマンスができないからって理由だった。
これはわかる。
「まだできるじゃないか」「勿体無い」って周りが言っても、これ以上は落ちていく(醜態を晒す)だけだからと。もうできないと潔く。
これはアスリートの引退と一緒だ。
野球界でも古くは長嶋茂雄、王貞治、江川卓・・・。限界を自身で感じ潔く自らユニフォームを脱ぐ。ことを選択する。そう考えるとイチローとか松坂大輔とかはすごいなぁと思う。
フィギュアスケートの浅田真央、モーグルの上原愛子、ジャンプやスキーの世界でも限界を感じ引退をする。葛西はすごいなぁ、8大会連続で五輪出場だって。
柔道、マラソン、サッカー、相撲、テニス・・・あらゆるジャンルでも引退はある。とは言えそのままその業界に居座ってたりするのだから、競技・試合からの引退でしかないんだけどね。
ゴルフでも宮里藍が引退した。タイガーウッズは復活した。ジャンボ尾崎はシニアツアーに行かず相変わらずレギュラーツアーに出てる。限界を感じながらもまだまだ現役にこだわる人もいれば、あっさり引退してしまう人もいる。
役者の世界の引退は不祥事か結婚とかでしかあまり見かけない。年齢を重ねても年齢相応の役を演じてやろうと思えばいつまでも続けられる。売れなくなって自然と消えていく役者(歌手も一緒だが)はめっちゃ多いと思う。
そんな役者の世界でも、原節子さんは醜い姿を見せたくないと引退された。山口百恵さんも結婚を機にマイクをステージに置いて引退した。引退したのに何年か後にまた戻ってくる人が多い業界だが、この二人は綺麗に消えていった。
最近ではグループ脱退や番組から降りることを「卒業」という。まぁ業界からいなくなるわけじゃないからわからなくはないのだが、普通に脱退とか降板とかでいいじゃないの。
島田紳助がダウンタウンの漫才を見て「あぁ俺たちの時代は終わった」とコンビを解消して漫才を辞めた。それでも東京進出してきた紳助に、コントや漫才をさせようとする制作やディレクターに上岡龍太郎は「人の気持ちがわからん奴と一緒に仕事したくない」と番組を降りたという。この逸話を聞いて「上岡龍太郎ってすごいいなぁ」と思ってたら数年後、あっさり芸能界引退された。それもまたすごい。紳助もトラブル後きっぱり引退した。この二人は絶対復帰しないと思う。
将棋の世界なんかいつまでもできそうだが、加藤一二三さんは引退された。勝てなくなったからもあるだろうけどね。
会社勤めや役所勤務なら定年ってのがあるから、それが引退だ。
でも料理の世界なんか、70とか80の人がやってる街の定食屋とかいっぱいある。「お客様の笑顔が見たいから」ってね。
美容師の世界もそうだ。や王と思えば結構いつまでもできる。結婚でやめても子育てが終われば復帰できる。体力の限界でって引退する人は稀だ。
だから、引退宣言をしてスッパリ辞めれる人はちょっと羨ましい。
小室さんが引退記者会見をした後、北野武さんが「俺なら客が一人でも見に来てくれるなら舞台立つけどな」って言ってはった。俺もそう思う。
いろんなことに手を出して何が品業かわからないと人によく言われるが、俺の職業欄や肩書きは美容師だ。
俺が引退するのは誰からも依頼されなくなったり、お客様の希望するヘアスタイルが理解できなくなった時だ。はたまた体にガタがくるとか。アル中とか、宝くじ当てるとかでもない限り一生現役のような気がする。
引退宣言できるのってちょっと羨ましい。
いつかはしてみたいものだ。
引退したくてもできない人もいる。
1964年の東京オリンピックにてマラソンで銅メダルをとった円谷幸吉さんは「もう走れません」と自殺した。周りの期待とプレッシャーに押しつぶされてしまって、辞めたくてもやめれなかったのだろう。
2018平昌冬季オリンピックに出場が懸念されてる羽生結弦くんも同じ道を辿るようでちょっと怖い。
本人の意思と違うところで巨大な流れが動いてしあうから本人は焦るし、無理しちゃうし。以前も怪我してるのに無理して滑ってそのあと休まざるをえなくなったことがあった。今回も周りが暗黙でプレッシャーを与えてる。多分本人は期待に応えようとするのだろうが、その先には破滅しか待っていない。
尾崎豊が「この支配からの卒業」と歌っていた。
人気絶頂でいながら苦しんでいた時期の尾崎が書いたこの曲は、名曲だ。
目に見えない支配からの卒業はこの世からの決別かしか残っていない。
引退宣言ができる人。
ちょっと羨ましい。