東京銀座の中央区立泰明小学校の制服問題。
なんかいろいろ騒いでるけど、いまいち論点がわからない。
これが私立の小学校なら何も問題がないだろうけど、区立(公立)だから騒がれてるってのはわかる。
でもさ、完全に論点がずれてるよね。
買えない人はどうするとか、高くて困る親が出るとか。
その人たちがごねてるんならまだわかるのよ。でも、騒いでるのは周りだけだろ?
銀座だろ?これが田園調布でも白金でも芦屋でも夙川でも同じようなレベルじゃないのか?
小学生にアルマーニデザインの制服は高すぎるって言ってるの?
それとも小学生にアルマーニを着せるのは早すぎるって言ってるの?
安物着てる大人が言いそうなことだな。
成人式や会社訪問の時期になるというつも思う。
親の教育が悪かったのか、学校教育が悪かったのか?って。
だってどいつもこいつもダサいんだもの。
スーツは吊るしの安物。手を上にあげると肘くらいまで捲れ上がる袖。
カフスボタンなど無縁のペラペラのシャツ。
襟に合わせてないベーシックなプレーンノットのネクタイ。
くるぶしが出てしまってるズボン(パンツ)丈。
ハイソックスを履かなければいけないような席でも普通丈の靴下。
合皮の靴。雨の日はいいだろうなぁ。
別に普段着にユニクロだろうがしまむらだろうが、別にいい。
でもさ、スーツは仕事の戦闘服だ。パーティなどでは自分の名刺代わりだ。
仕立て(フルオーダー)のを着ろとまでは言わないがせめてセミオーダー、せめてブランドのモード服を着てくれよ。
この感覚はいつから身につくかといった幼少期だ。
子供の頃に親がちゃんとした服を着せてた子供は大人になってもちゃんとした服を着る。
人は見かけではなく中身だっていう奴がいるけど、違うね。人は見た目が90%だ。
ましてや箸の持ち方が悪いとか、マナーができてない、言葉使いの使い分けができない、所作が・・・。
それらが出来る人でさえ、服装が安っぽいと「あぁ、この人はこんなレベルの人だな」って判断される。
子供はすぐ身長が伸びるからって、大きめの服をあてがったりフリーサイズを着せてるのは、仕方がないとも言える。
実際子供成長は早く、お祝いでもらった服を大事においてたら、いざ着せようと思った時はもう小さかったりする。
だからって言い訳で安物の服ばかり着せてるとダメだ。
汚しても平気だ。だって安物だもの。従って行動は荒い。言い方変えると粗雑だ。
よく漫画やドラマで金持ちの子っていうのが描かれてるが、優雅なのは着てる服が高級だからだ。
高級っていうのは値段が高いっていうのではない。
母の手作りとかでもいいのよ。値段が安い服でも高級なものはいっぱいある。
体にフィットしてて、その人(子)を演出できる服なら、高級なのよ。
幼少期を安物の服で過ごしたガキは、成長期もガサツだ。
別にフリフリのゴスプレだろうが、ケツが半分位見えそうな腰パンでも、そいつがこだわっているのならそれでいい。人が何と言おうとそれもファッションだ。
ジーンズ(デニム)でもリーバイスのビンテージなら何十万もするものもあるし、ブランド名がついただけで一つ0が増えるものもある。
だけど、安物の服を着てきた人間は所詮中身も安物になると思ってる。(何度も言うが値段ではないよ)
俺の親父は日本を代表する某繊維会社に勤めてた。
おかげで俺がデザインだけで買ってきた服に「生地が悪い」とか「縫製がちゃちい」っていつも文句を言われた。
中学生の時にあまりにもダサい詰襟の学ランを着たくなくて、新大阪の繊維シティで裏に刺繍の入ってる中ランとか変形ズボン(ぼんたんとかごくストとかね)を買って帰ると、そんな安い生地の服は着るなって。「そんな不良のような格好をするな」ではなく、生地や縫製がダメだという。
で、船場とかの仕立て屋に連れていかれた。細いベルトがお似合いのハイウェスト(9つボタン)のごくストを仕立てってるってのは不良としてはどうよって思ったが、実はこれ未だにクローゼットに大事にしまってある位大事に来たのよね。
音楽やってる時はパンクだから、敗れたTシャツや古着、革ジャンに安全ピン。でもさ、選ぶ時に縫製とか気にしちゃうのよね。全然パックじゃないよな。
TVではショーケンや松田優作が菊池武夫とかのスーツを着こなしてた。
専門学校行ってる時にD.C.ブランドブームがきた。
Y's、NICOLE、Come ca du Mode、コム・デ・ギャルソン、ポール・スミス、BIGI、ジャン・ポール・ゴルチェ・・・。
パチンコで稼いだ金は学費とレコード代と服代で消えていった。
バンブルに突入してOLはシャネル、ヴィトン、エルメス、フェンディ、グッチ・・・。
シャンゼリゼで、五番街で、免税店で買いあさってた。まるで今の爆買いのように。
それが今の親世代だろ?
ブランドのスーツ(ジャケット)を着たまま仕事すると「汚れない?」とか気にされることが多々あったが、気にする方が不思議。
お気に入りのバリスタやフェラガモの靴を履いて歩いてて、汚れない?って聞かれるようなもんだ。底が革の靴で「痛まない?」って言われるようなもんだ。
じゃぁ、いつ着るねん、いつ履くねん。
大間や土井のマグロ、下関のトラフグ、氷見の鰤、丹後のマツバガニ、大分の関サバ、A5の神戸牛、薩摩の黒豚・・・、これらを食べてる人に「どうせ消化するだけなのに」って言ってる人と変わらないくらい、愚な質問だ。
話があっちゃこっちゃ行ってしまったが、東京・銀座の中央区立泰明小学校のアルマーニデザインの制服。
これに文句を言ってる日の気持ちが全くわからない。
ちゃんとした服を着させる、ちゃんとした食事を与える、ちゃんとした行儀を教える。
大事なことだと思うけどなぁ。
値段が高いとかいうけど、一式揃えてアルマーニで8万円。
東京駅まで歩いてもいける、有楽町という日本でも有数の高額一等地周辺の銀座。
値段の書かれてない寿司屋。政治家とかも御用達の仕立て屋。座るだけでうん万円取られるクラブ。
そんなとこに住んでる住民が、子供の制服に「高いなぁ」って。
逆にユニクロとかGAPで制服作ったら「そんな安物うちの子に着せるな」とか、オーダーで作れとか言いそうだけどなぁ。(少なくとも俺は日本選手団の制服がユニクロになった時そう思った)まぁ、中には「服なんかどうでもいいやん」とか「すぐ着れなくなるのにもったいないなぁ」って思う人はいるだろうけどね。
おしゃれなアスリートとして有名な中田英寿が、ヨーロッパ社交界でいまひとつ認められなかった理由が「彼はモード服ばかりでクラシックを着ないから」。
イギリスではセヴィル・ロウ(背広の語源になったとこね)でスーツを仕立てられなければ、認めてもらえないらしい。白洲次郎さんが未だ伝説のように語られるのはそのせいだ。フランスのパリでもイタリアのミラノでもオートクチュールとプレタポルテでは扱いが違う。
シャツでも靴でも一級品を身につけたら、安物(何度も言うが値段じゃないぞ)はもう使えない。そう考えたら子供にアルマーニの制服、安い投資だと思うのだがなぁ。
制服が無い場合、子供の一週間分の服と鞄と靴なら、結局それくらいかかってしまうのではないのかな?金銭感覚おかしい?
リクルーターや社会人新人が、洋服の青山でパンツもう一着付の29800円スーツを買うのはデビューでもいいだろう。
でもさ、いつまでも安物をまとってたら、自身も安物にしか見られないよ。せめて靴は、せめて鞄は、せめて時計は。一点こだわりでもいい。スーツは仕立てるお金も時間がもなくても、シャツなら手軽で安い。
自分は安物着てても子供にはいい服着させてあげたい。自分はインスタント食品でもいいから子供にはちゃんとしたものを食べさせてあげたい。
それが親心では無いのかね。
今年の成人式で着物が届かなかったって人が多数出て問題になってたが、あれだってちゃんとした呉服屋で仕立ててたらこんな羽目にはなってなかったのでは?
西陣、大島、黄八丈・・・。着物だってピンからキリまである。
ちなみにアルマーニ、ジョルジオでもエンポリオでもいいが、大人用はスラックス(パンツ)だけで8万円超えるんだけどね。
ショーン・コネリーの熱演が光る、ケビン・コスナー主演の映画、アンタッチャブルの服はアルマーニです。ぜひご覧ください。
なんかいろいろ騒いでるけど、いまいち論点がわからない。
これが私立の小学校なら何も問題がないだろうけど、区立(公立)だから騒がれてるってのはわかる。
でもさ、完全に論点がずれてるよね。
買えない人はどうするとか、高くて困る親が出るとか。
その人たちがごねてるんならまだわかるのよ。でも、騒いでるのは周りだけだろ?
銀座だろ?これが田園調布でも白金でも芦屋でも夙川でも同じようなレベルじゃないのか?
小学生にアルマーニデザインの制服は高すぎるって言ってるの?
それとも小学生にアルマーニを着せるのは早すぎるって言ってるの?
安物着てる大人が言いそうなことだな。
成人式や会社訪問の時期になるというつも思う。
親の教育が悪かったのか、学校教育が悪かったのか?って。
だってどいつもこいつもダサいんだもの。
スーツは吊るしの安物。手を上にあげると肘くらいまで捲れ上がる袖。
カフスボタンなど無縁のペラペラのシャツ。
襟に合わせてないベーシックなプレーンノットのネクタイ。
くるぶしが出てしまってるズボン(パンツ)丈。
ハイソックスを履かなければいけないような席でも普通丈の靴下。
合皮の靴。雨の日はいいだろうなぁ。
別に普段着にユニクロだろうがしまむらだろうが、別にいい。
でもさ、スーツは仕事の戦闘服だ。パーティなどでは自分の名刺代わりだ。
仕立て(フルオーダー)のを着ろとまでは言わないがせめてセミオーダー、せめてブランドのモード服を着てくれよ。
この感覚はいつから身につくかといった幼少期だ。
子供の頃に親がちゃんとした服を着せてた子供は大人になってもちゃんとした服を着る。
人は見かけではなく中身だっていう奴がいるけど、違うね。人は見た目が90%だ。
ましてや箸の持ち方が悪いとか、マナーができてない、言葉使いの使い分けができない、所作が・・・。
それらが出来る人でさえ、服装が安っぽいと「あぁ、この人はこんなレベルの人だな」って判断される。
子供はすぐ身長が伸びるからって、大きめの服をあてがったりフリーサイズを着せてるのは、仕方がないとも言える。
実際子供成長は早く、お祝いでもらった服を大事においてたら、いざ着せようと思った時はもう小さかったりする。
だからって言い訳で安物の服ばかり着せてるとダメだ。
汚しても平気だ。だって安物だもの。従って行動は荒い。言い方変えると粗雑だ。
よく漫画やドラマで金持ちの子っていうのが描かれてるが、優雅なのは着てる服が高級だからだ。
高級っていうのは値段が高いっていうのではない。
母の手作りとかでもいいのよ。値段が安い服でも高級なものはいっぱいある。
体にフィットしてて、その人(子)を演出できる服なら、高級なのよ。
幼少期を安物の服で過ごしたガキは、成長期もガサツだ。
別にフリフリのゴスプレだろうが、ケツが半分位見えそうな腰パンでも、そいつがこだわっているのならそれでいい。人が何と言おうとそれもファッションだ。
ジーンズ(デニム)でもリーバイスのビンテージなら何十万もするものもあるし、ブランド名がついただけで一つ0が増えるものもある。
だけど、安物の服を着てきた人間は所詮中身も安物になると思ってる。(何度も言うが値段ではないよ)
俺の親父は日本を代表する某繊維会社に勤めてた。
おかげで俺がデザインだけで買ってきた服に「生地が悪い」とか「縫製がちゃちい」っていつも文句を言われた。
中学生の時にあまりにもダサい詰襟の学ランを着たくなくて、新大阪の繊維シティで裏に刺繍の入ってる中ランとか変形ズボン(ぼんたんとかごくストとかね)を買って帰ると、そんな安い生地の服は着るなって。「そんな不良のような格好をするな」ではなく、生地や縫製がダメだという。
で、船場とかの仕立て屋に連れていかれた。細いベルトがお似合いのハイウェスト(9つボタン)のごくストを仕立てってるってのは不良としてはどうよって思ったが、実はこれ未だにクローゼットに大事にしまってある位大事に来たのよね。
音楽やってる時はパンクだから、敗れたTシャツや古着、革ジャンに安全ピン。でもさ、選ぶ時に縫製とか気にしちゃうのよね。全然パックじゃないよな。
TVではショーケンや松田優作が菊池武夫とかのスーツを着こなしてた。
専門学校行ってる時にD.C.ブランドブームがきた。
Y's、NICOLE、Come ca du Mode、コム・デ・ギャルソン、ポール・スミス、BIGI、ジャン・ポール・ゴルチェ・・・。
パチンコで稼いだ金は学費とレコード代と服代で消えていった。
バンブルに突入してOLはシャネル、ヴィトン、エルメス、フェンディ、グッチ・・・。
シャンゼリゼで、五番街で、免税店で買いあさってた。まるで今の爆買いのように。
それが今の親世代だろ?
ブランドのスーツ(ジャケット)を着たまま仕事すると「汚れない?」とか気にされることが多々あったが、気にする方が不思議。
お気に入りのバリスタやフェラガモの靴を履いて歩いてて、汚れない?って聞かれるようなもんだ。底が革の靴で「痛まない?」って言われるようなもんだ。
じゃぁ、いつ着るねん、いつ履くねん。
大間や土井のマグロ、下関のトラフグ、氷見の鰤、丹後のマツバガニ、大分の関サバ、A5の神戸牛、薩摩の黒豚・・・、これらを食べてる人に「どうせ消化するだけなのに」って言ってる人と変わらないくらい、愚な質問だ。
話があっちゃこっちゃ行ってしまったが、東京・銀座の中央区立泰明小学校のアルマーニデザインの制服。
これに文句を言ってる日の気持ちが全くわからない。
ちゃんとした服を着させる、ちゃんとした食事を与える、ちゃんとした行儀を教える。
大事なことだと思うけどなぁ。
値段が高いとかいうけど、一式揃えてアルマーニで8万円。
東京駅まで歩いてもいける、有楽町という日本でも有数の高額一等地周辺の銀座。
値段の書かれてない寿司屋。政治家とかも御用達の仕立て屋。座るだけでうん万円取られるクラブ。
そんなとこに住んでる住民が、子供の制服に「高いなぁ」って。
逆にユニクロとかGAPで制服作ったら「そんな安物うちの子に着せるな」とか、オーダーで作れとか言いそうだけどなぁ。(少なくとも俺は日本選手団の制服がユニクロになった時そう思った)まぁ、中には「服なんかどうでもいいやん」とか「すぐ着れなくなるのにもったいないなぁ」って思う人はいるだろうけどね。
おしゃれなアスリートとして有名な中田英寿が、ヨーロッパ社交界でいまひとつ認められなかった理由が「彼はモード服ばかりでクラシックを着ないから」。
イギリスではセヴィル・ロウ(背広の語源になったとこね)でスーツを仕立てられなければ、認めてもらえないらしい。白洲次郎さんが未だ伝説のように語られるのはそのせいだ。フランスのパリでもイタリアのミラノでもオートクチュールとプレタポルテでは扱いが違う。
シャツでも靴でも一級品を身につけたら、安物(何度も言うが値段じゃないぞ)はもう使えない。そう考えたら子供にアルマーニの制服、安い投資だと思うのだがなぁ。
制服が無い場合、子供の一週間分の服と鞄と靴なら、結局それくらいかかってしまうのではないのかな?金銭感覚おかしい?
リクルーターや社会人新人が、洋服の青山でパンツもう一着付の29800円スーツを買うのはデビューでもいいだろう。
でもさ、いつまでも安物をまとってたら、自身も安物にしか見られないよ。せめて靴は、せめて鞄は、せめて時計は。一点こだわりでもいい。スーツは仕立てるお金も時間がもなくても、シャツなら手軽で安い。
自分は安物着てても子供にはいい服着させてあげたい。自分はインスタント食品でもいいから子供にはちゃんとしたものを食べさせてあげたい。
それが親心では無いのかね。
今年の成人式で着物が届かなかったって人が多数出て問題になってたが、あれだってちゃんとした呉服屋で仕立ててたらこんな羽目にはなってなかったのでは?
西陣、大島、黄八丈・・・。着物だってピンからキリまである。
ちなみにアルマーニ、ジョルジオでもエンポリオでもいいが、大人用はスラックス(パンツ)だけで8万円超えるんだけどね。
ショーン・コネリーの熱演が光る、ケビン・コスナー主演の映画、アンタッチャブルの服はアルマーニです。ぜひご覧ください。