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バーボングラス片手のロックな毎日

重版出来 実写ドラマ化

2016-04-01 04:45:09 | BOOK/COMICS
相変わらず漫画、コミックの実写化が多い。
漫画を実写化するなら企画書や脚本見せるよりスポンサーが集めやすいのか、それともキャスティングがしやすいのかわからないが、最近ちょっと多すぎるよな。まぁ中には松山ケンイチの怪演が光った[DEATH NOTE]や玉木宏と上野樹里で実写化された「のだめカンタービレ」みたいな秀作もあるから一概には言えないんだけど、たいていの実写化は原作ファンからブーイング起こるよな。「銀の匙」の荒川弘さんの「鋼の錬金術師」も今度Hey!Say!JUMP山田涼介くん主演で実写ドラマ化するらしいが、かなり原作ファンからのブーイングが出てるみたいだ。山田涼介くん主演の実写版暗殺教室は評判どうだったんだろう?見てないからわからないや。
人気漫画よりは、結構マイナーな漫画を実写化する方がブーイングは少ないのかな?逆にコアなファンから叩かれるのかな?まぁどちらにしても実写化は賛成派反対派が出てくるから一緒のような気がするが。
関ジャニ∞の錦戸くん主演で実写ドラマ化された「サムライ先生」は、実写ドラマ化される前にはこの漫画を知ってる人ってかなり少なかっただろう。

この4月から始まるTBSドラマ、重版出来も漫画が原作。現在月刊ビッグコミックスピリッツ誌で連載されてる漫画だ。ほとんど知名度はないだろう。
だいたい「重版出来」と書いて「じゅうはんしゅったい」と読める人は業界人か、かなりの業界通。そうこれは、漫画雑誌の裏側の話。本屋さんで売られてる、漫画やコミックス。その裏には編集部、営業部、漫画家、などの見えない努力や葛藤を描いた漫画。
これを実写ドラマ化ってすごいなぁ。演じるのは今売れまくってる黒木華、そしてオダギリジョー。他にも松重豊、荒川良々、小日向文世、滝藤賢一、要潤、高田純次まで錚々たるメンバーがキャスティングされてる。

漫画原作の実写化はあまり好きではないが、こういった業界裏話的な話は嫌いじゃない。どちらかといえば好きだ。普段見れないものを覗き見するような、背徳感と在悪寒を感じながら読んでしまったりする。
先日、佐藤健・神木隆之介で実写映画化された「バクマン」(『デスノート』を生んだ大場つぐみ・小畑健のコンビ作)も漫画業界の裏話的な要素がふんだんに盛り込まれてた。

漫画家目線なら島本和彦の「吼えろペン」とか「燃えろペン」も面白い。

編集者目線なら故土田世紀さんの「編集王」

とか
安野モモヨの「働きマン」とかも面白い。(菅野美穂主演でドラマ化された)


さぁこの重版出来、ドラマは当たるのかこけるのか。
天皇の料理番や真田丸などで尽くす女を演じた黒木華が、柔道で大学時代を過ごした主人公をどう演じるのか、ちょっと楽しみ。
渡辺麻友・稲森いずみの「戦う!書店ガール」の二の舞にならないことを祈る。


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