今回はオハヨーのブリュレです。といっても、普通のブリュレではなく、ブリュレ風アイスです。
ブリュレといえば、やはり思い起こされるのが『アメリ』ですよね。映画がヒットして、主人公のアメリの生き方に共感が集まる中でブリュレも流行し、日本に食文化として定着しました。
で、当時『日経エンタテインメント!』という雑誌でダウンタウンの松ちゃんが映画評のコラムを連載してたんですけど、その中で『アメリ』に感化された女の人たちをくさしてたんですね。
日本でも、アメリが大好物という焼き菓子のクレーム・ブリュレが人気になってて、食べる時にみんな映画の真似をしてカチカチと割れ目をつくってるとかいう話を聞くと、もう完全にアホですね(笑)。
映画を見て、そこに行きたいとか、真似したいと思うこと自体が、変則的なミーハーというか、気持ちが悪い。
話はずれますけど、昔、ブルーハーツのコンサートで、見に来る奴らがメンバーみたいな恰好をしてるんですよ。でも、ブルーハーツって「個性を持とうぜ」みたいなことが曲のテーマなんです。人はどうでもええやないか、自分らしくいこうぜって歌ってくれてるのに、なぜ同じような格好をしてコンサートに行くのか?アホ丸出しでしょ。
僕は、そういう何も考えずに、まわりに流される奴らが、昔から大嫌いなんです。
子供の時は、仮面ライダー運動靴っていうのが流行っていて、みんな履いてたんですね。仮面ライダーの絵が書いてあるやつです。でもね、仮面ライダーはそんな靴履いてないじゃないですか。そこにすごく納得できなかった。仮面ライダーに近づきたいと思いながら、一番仮面ライダーに遠いことをしてしまってるわけです。それを僕は1人で怒ってましたね。共感してくれる友達は誰もいませんでしたけど(笑)。
とにかく『アメリ』だったら、この映画を見た時点で、ちっちゃな幸せをもらったんでしょ。だったら、もうええやん、って話じゃないですか。どうしてそういう考え方ができないのかなあ。なぜ、映画と同じとこに行ってみたり、食べ物をマネしたりとかするんでしょう。そこが腹が立ちますね。
(松本人志『シネマ坊主』日経BP社)
はいはい、お説ごもっとも。おっしゃりたいことはよくわかります。「自分なりのちっちゃな幸せを大事にしよう」というのがアメリのメッセージだったわけで、「私(アメリ)のマネをしましょう」と言っていたわけじゃないですからね。
でもね、主人公の行動マネして映画の世界にひたる、っていうのも映画鑑賞の楽しみのひとつじゃないですか。『燃えよドラゴン』観たあとはみんな「アチョー」と叫んで飛び跳ねたくなるでしょ。そこは否定すべきじゃないと思うな。
松ちゃんもねえ・・・。どう思います?今の松ちゃん。僕はね、輝きを失って久しいんじゃないかと。
たとえばね、「ガキの使いやあらへんで」。もう20年ぐらい前だったと思いますけど、「TVガイド」か何かの雑誌のインタビューに松ちゃんが「「ガキの使い」はカルピスを原液のまま出しているようなもの」と答えてたんですね。つまり、口あたりの良さなど配慮せず、濃縮された笑いを提供している、という意味です。僕もそれはその通りだと思ったんですよ。でも今の「ガキ使」はどうですか。原液どころか「カルピスウォーターの水割り」ってくらい薄々になっちゃってるじゃないですか。
僕はね、以前は欠かさず「ガキ使」を録画して、2,3回は繰り返し観てたんですよ。でも今は事前に内容を確認して、面白そうなときだけ観る、というようにしてますし、繰り返し鑑賞するのは稀。なんでこんなどこにでもあるバラエティーみたいになっちゃったんだろうなぁって感じですよ。チェーン店をハシゴして食べ続けるやつとか、芸能人のカルタ作るやつとか、ほんとに面白いと思ってやってんですかね?もちろん番組スタッフとか、制作環境の問題でもあるんでしょうけれど。
ちょっと前にダウンタウンのツーショットトークが復活しましたけど、昔のようなキレがありませんね。それにあの会場の客はなんですか。ダウンタウンの発言にいちいち「あぁ~」とか大袈裟に反応して。通販かっつうの。
2010年にやってた「松本人志のコントMHK」もさあ、惨憺たる出来でしたよね。影絵芝居のやつとか、みるべきものも一部ありましたけど、ほとんどがハズレ。西川きよしに扮した松ちゃんがひたすら「ヘレーン」と叫び続けるだけのやつとか、頭割れそうなくらいひどかった。あのひどさは、年々テレビのコンプライアンスが厳しくなってるとか、NHKが民放より規制が強いといったことだけが原因では絶対にないはずです。
あと映画もね。僕は『大日本人』しか観たことないんですけど、他のもハズレなんでしょ?2013年の『R100』以降、新作撮る気配がありませんしね。
それから「IPPONグランプリ」ね。松ちゃんはチェアマンって立場で出演してて、合間合間に「僕も考えてきました」って大喜利の答え披露してますけど、これがまあことごとく面白くない。一本取れない答えばかり。かつて「松風’95」という伝説のライブを成功させた人と同一人物だとはとても思えない。出演してる後輩芸人は愛想笑いしてますね。
なんか悪口ばっかになっちゃいましたけど、松ちゃんがお笑い界を変えた稀代の天才であることは異論の余地のない事実ですし、それに「とっさにうまいこと言う能力」はまだまだ健在だと思うんですよね。なので、できるだけ芸人の顔をおさえて、いちタレントとして立ち回っていけばまだまだ活躍していけるのではないかと。はい。
ええと・・・なんの話でしたっけ?ああそう、アイスね。
このブリュレですけど、とにかく固い!「固いアイスランキング」といえば、1位はあずきバー、2位はピノ、3位はスイカバーですよね。しかしこのブリュレ、ピノをおさえて2位に食い込んでくる勢い。少し溶けるのをまたないと、スプーンが通らない。
いやー、すごいわ。これは歴史に残る固さだ。
え、アイスの味?うまいに決まってんだろ!!
ブリュレといえば、やはり思い起こされるのが『アメリ』ですよね。映画がヒットして、主人公のアメリの生き方に共感が集まる中でブリュレも流行し、日本に食文化として定着しました。
で、当時『日経エンタテインメント!』という雑誌でダウンタウンの松ちゃんが映画評のコラムを連載してたんですけど、その中で『アメリ』に感化された女の人たちをくさしてたんですね。
日本でも、アメリが大好物という焼き菓子のクレーム・ブリュレが人気になってて、食べる時にみんな映画の真似をしてカチカチと割れ目をつくってるとかいう話を聞くと、もう完全にアホですね(笑)。
映画を見て、そこに行きたいとか、真似したいと思うこと自体が、変則的なミーハーというか、気持ちが悪い。
話はずれますけど、昔、ブルーハーツのコンサートで、見に来る奴らがメンバーみたいな恰好をしてるんですよ。でも、ブルーハーツって「個性を持とうぜ」みたいなことが曲のテーマなんです。人はどうでもええやないか、自分らしくいこうぜって歌ってくれてるのに、なぜ同じような格好をしてコンサートに行くのか?アホ丸出しでしょ。
僕は、そういう何も考えずに、まわりに流される奴らが、昔から大嫌いなんです。
子供の時は、仮面ライダー運動靴っていうのが流行っていて、みんな履いてたんですね。仮面ライダーの絵が書いてあるやつです。でもね、仮面ライダーはそんな靴履いてないじゃないですか。そこにすごく納得できなかった。仮面ライダーに近づきたいと思いながら、一番仮面ライダーに遠いことをしてしまってるわけです。それを僕は1人で怒ってましたね。共感してくれる友達は誰もいませんでしたけど(笑)。
とにかく『アメリ』だったら、この映画を見た時点で、ちっちゃな幸せをもらったんでしょ。だったら、もうええやん、って話じゃないですか。どうしてそういう考え方ができないのかなあ。なぜ、映画と同じとこに行ってみたり、食べ物をマネしたりとかするんでしょう。そこが腹が立ちますね。
(松本人志『シネマ坊主』日経BP社)
はいはい、お説ごもっとも。おっしゃりたいことはよくわかります。「自分なりのちっちゃな幸せを大事にしよう」というのがアメリのメッセージだったわけで、「私(アメリ)のマネをしましょう」と言っていたわけじゃないですからね。
でもね、主人公の行動マネして映画の世界にひたる、っていうのも映画鑑賞の楽しみのひとつじゃないですか。『燃えよドラゴン』観たあとはみんな「アチョー」と叫んで飛び跳ねたくなるでしょ。そこは否定すべきじゃないと思うな。
松ちゃんもねえ・・・。どう思います?今の松ちゃん。僕はね、輝きを失って久しいんじゃないかと。
たとえばね、「ガキの使いやあらへんで」。もう20年ぐらい前だったと思いますけど、「TVガイド」か何かの雑誌のインタビューに松ちゃんが「「ガキの使い」はカルピスを原液のまま出しているようなもの」と答えてたんですね。つまり、口あたりの良さなど配慮せず、濃縮された笑いを提供している、という意味です。僕もそれはその通りだと思ったんですよ。でも今の「ガキ使」はどうですか。原液どころか「カルピスウォーターの水割り」ってくらい薄々になっちゃってるじゃないですか。
僕はね、以前は欠かさず「ガキ使」を録画して、2,3回は繰り返し観てたんですよ。でも今は事前に内容を確認して、面白そうなときだけ観る、というようにしてますし、繰り返し鑑賞するのは稀。なんでこんなどこにでもあるバラエティーみたいになっちゃったんだろうなぁって感じですよ。チェーン店をハシゴして食べ続けるやつとか、芸能人のカルタ作るやつとか、ほんとに面白いと思ってやってんですかね?もちろん番組スタッフとか、制作環境の問題でもあるんでしょうけれど。
ちょっと前にダウンタウンのツーショットトークが復活しましたけど、昔のようなキレがありませんね。それにあの会場の客はなんですか。ダウンタウンの発言にいちいち「あぁ~」とか大袈裟に反応して。通販かっつうの。
2010年にやってた「松本人志のコントMHK」もさあ、惨憺たる出来でしたよね。影絵芝居のやつとか、みるべきものも一部ありましたけど、ほとんどがハズレ。西川きよしに扮した松ちゃんがひたすら「ヘレーン」と叫び続けるだけのやつとか、頭割れそうなくらいひどかった。あのひどさは、年々テレビのコンプライアンスが厳しくなってるとか、NHKが民放より規制が強いといったことだけが原因では絶対にないはずです。
あと映画もね。僕は『大日本人』しか観たことないんですけど、他のもハズレなんでしょ?2013年の『R100』以降、新作撮る気配がありませんしね。
それから「IPPONグランプリ」ね。松ちゃんはチェアマンって立場で出演してて、合間合間に「僕も考えてきました」って大喜利の答え披露してますけど、これがまあことごとく面白くない。一本取れない答えばかり。かつて「松風’95」という伝説のライブを成功させた人と同一人物だとはとても思えない。出演してる後輩芸人は愛想笑いしてますね。
なんか悪口ばっかになっちゃいましたけど、松ちゃんがお笑い界を変えた稀代の天才であることは異論の余地のない事実ですし、それに「とっさにうまいこと言う能力」はまだまだ健在だと思うんですよね。なので、できるだけ芸人の顔をおさえて、いちタレントとして立ち回っていけばまだまだ活躍していけるのではないかと。はい。
ええと・・・なんの話でしたっけ?ああそう、アイスね。
このブリュレですけど、とにかく固い!「固いアイスランキング」といえば、1位はあずきバー、2位はピノ、3位はスイカバーですよね。しかしこのブリュレ、ピノをおさえて2位に食い込んでくる勢い。少し溶けるのをまたないと、スプーンが通らない。
いやー、すごいわ。これは歴史に残る固さだ。
え、アイスの味?うまいに決まってんだろ!!