徳丸無明のブログ

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オリオン ココアシガレット・オレンジシガレット・ブルーベリーシガレット・抹茶シガレット

2022-04-08 21:56:01 | 
今日はタバコです。










子供がタバコ喫ってると思ったらタバコ型のチョコレートでした~ってマンガのギャグ、大昔からあって、もはや誰も用いない古典の領域に達してるとばかり思ってたんですが、わりと最近のマンガにも同じ描写があって、昭和はまだ終わっていないのかと頭をかかえてしまいました。レトロブームともまた違いますよね。
んでこのココアシガレット、てっきりそのタバコ型チョコかと思い込んでたんですけど、そうじゃなかったんです。
チョコじゃなくて砂糖菓子。しかもココアよりハッカの味が強い。しかも異様に硬い・・・。
「歯ぁ欠けるか思たわ!!」(by.おいでやす田中)
しかしだとすると、タバコ型チョコはいずこに?もう販売してないのでしょうか。販売してるとすれば、商品名は?
子供のころに買ってた記憶はあるのですが、名前は憶えていないのです。ご存じの方、いらっしゃいましたら情報提供お願いします。

そう、子供のころの記憶・・・。また思い出話でもしましょうかね。たぶん小学3,4年の時だったと思います。
当時の子供たちは、友達の家に遊びに行くのに、あまり約束をしませんでした。1990年前後のことですね。前もって約束することももちろんあったんですけど、約束していない場合は、相手の家に電話をかけることなく、いきなり訪問するのが普通でした。
「遊びましょー」っつって家行って、友達がいたらそれでよし、いなかったらほかの友達の家に行く、というのが基本ルール。誰が決めたということもなく、自然にそうしてました。
これは余談なんですけど、とある友達の家に初めて訪れた時、ほかの友達に連れて行ってもらったんですけど、「こっちが近いから」と、玄関ではなく、庭に面した塀を乗り越えて入ったんですね。僕はてっきり、その家は塀を乗り越えて入るのが普通なんだと勘違いしてしまい、次にアポなしで訪れたとき、当たり前のように塀を乗り越えて行ったんですけど、さすがにそれは事前に電話していた場合にのみ許される行為だったんですね。いきなり人が壁越えてやってきたら驚きますよね。
で、そういうルールでやってるもんだから当然、外に遊びに行ってる間に自宅に友達が来ることもありました。ある日、ばあちゃんと弟が在宅中にウチに来た友達がいたんですけど、ちょうど食事中だったらしいんですね。ばあちゃんが作ったお昼ごはんだったんですけど、お年寄りならではの素朴な食事というか手抜きメシというか、きなこを使ったごはんで、白米orお餅にきなこをかけただけのシンプルなやつでした。よく作ってもらってましたけど、米か餅かを選べるんですね。
そのきなこメシを食べていたところに友達が来て、僕と遊ぶために訪れたんですけど、食事中なのを目ざとくつかまえ、「ボクはきなこごはん」と要求して、ちゃっかりメシだけ食べて帰っていったのだそうです。
帰宅してばあちゃんからその話を聞かされた僕は、子供心に「あつかましいヤツだな」と思いました。まあ、そういうことがあったんですね、その時代は。
ノスタルジックに「昔はよかった」と言うつもりはないんですけど、今はもうそういうことはないんでしょうね。訪問前に電話入れるのは当たり前。それをしないと非常識とみなされる。
ちなみにメシだけ食べて帰ったヤツは、そこまで親しい仲ではありませんでした。特に仲がいいわけではない友達とも一緒に遊ぶ、というのも当時は普通だったんです。そのへんはごちゃまぜというかね。自分の中での好き嫌いや、友達グループのような区分はあったんですけど、「仲良くないから遊ばない」ということはありませんでした。
そういう経験を通じて「気に食わないヤツとも合わせる」ことを学んだので、いい面もあったわけですね。
あまり今に活きていないような気もしますけどね。