コロナのために大会が延期になり、開催自体が難しくなっている昨今。観戦記は半年ぶりですか?とにもかくにも無事開催にこぎつけてくれた運営に感謝です。
那須川天心 vs 大崎孔稀・HIROYA・所英男・・・1対3の変則マッチ。まあいかにもテレビ向けの色物カードですよね。所がトリなのもよくわからん。
3人の順番が逆だったら(つまり大崎がトリだったら)、いくらか天心を追い込めたかもしれません。
天心にはMMAへの本格参戦の期待がずっとうっすらあって、キックの試合が続いてた頃も「ひょっとしたらまだ」って思ってたんですけど、ボクシングへの転向宣言で希望はついえました。だったらもうお早めに、ってかんじです。天心がいると、地上波放送の大部分の時間が天心になっちゃって、他の試合の時間短くなっちいますからね。
朝倉未来 vs クレベル・コイケ・・・クレベルから散々「逃げてる」って挑発されてたので、記者会見やインタビューのときに「黙らせてやる」ぐらいの返しをするものと思ってたのですが、わりとおとなしめなコメントだった未来。これって、負ける可能性が高い予感がしてて、予防線として強気な発言は控えておこうという腹づもりなのでは・・・という気がしてました。「俺が失神してる姿を見れるかも」なんて、自分から言うことなかったですからね。自分自身も冷徹に客観視できてしまうゆえなのか。試合前の表情もやや不安げ。
対して、クレベルはそこまで客観視できないから自信満々で、それが自己暗示みたいにいい方向に働いてるように見えます。
クレベルの打撃の粗さにびっくり。なんでこれで通用してるんだろ。川尻が言ってた、「ヘタウマのほうが見えづらい」ということなのでしょうか。ただ、パンチじゃなくて蹴りをバンバン出してたのは、足を取られてもかまわないからなんでしょうね。普通、安易に蹴り出したら足取られて倒されちゃいますけど、クレベルはグラウンドで自分が下になってもいいし、むしろその展開を望んでいる。だから足取られるのを気にせず蹴っていけるということなのでしょう。逆に未来はグラウンドに行きたくないから、足を取ることなく、蹴りをもらい続けることになった。
未来は腰が強いから、タックルからのテイクダウンではなく、組み付いての引き込みが有効なのではないかと予想してましたが、思った通りになりました。
僕は未来のアンチではないのですが、ぜひ一本取られるところを観たい、って思ってました。格闘家としてもユーチューバーとしても(あと起業家としても?)成功してて、有頂天になってる天狗の鼻っ柱を折る、って観たいじゃないですか。
なのでこの結果はカタルシス。ボペガー!
クレベルは三角極めつつ右手で未来の足掴んで動けないようボディコントロールしてるんですよね。複数の動きを同時にしかけてくる。これに対処できないと詰んでしまうのでしょう。
しかし未来にもチャンスありましたよね。1R、打撃で効かせた場面がありました。あそこで追撃してれば勝てたかもしれないのに・・・。
クレベルは斎藤チャンピオンとのタイトルマッチ確定ですね。相性もあるでしょうけど、斎藤のほうが寝技できるから苦戦するんじゃないでしょうか。未来は次、ケラモフとどうでしょう。
朝倉海 vs 渡部修斗・・・渡部の2度連続アップセットを期待してましたが、まあ順当な決着。渡部も試合の組み立てというか、狙いはよかったですよね。
しかしクロスガードの体勢からのパウンド、すさまじく強い。あんな強いの見たことないかも。
ところでしょこたんは格闘技好きなのでしょうか。
トフィック・ムサエフ vs ホベルト・サトシ・ソウザ・・・ジョニー・ケース戦でボブ・サップばりのチキンハート疑惑が生じたサトシ。その後快進撃を続けていますが、まだ強い一撃をもらっていないので、疑惑は払拭しきれたとは言い切れません。今回のムサエフ戦で明白になるだろうという気がしていました。獣のごときムサエフの打撃で、サトシの心が折れやしないか。そうでなくても、タコ殴りで病院送りにされないかと。
ですが結果はこの通り。一発ももらうことなく終了。サトシはRIZIN出てきたばかりのころに最強幻想があって、それがケース戦で一度消えたのが、この試合で揺るぎようがないくらい復活し、幻想ではなくなりましたね。
最初三角の形になったとき、ムサエフの右手が内側に入ってるんですよね。で、ムサエフは自分で右手を抜いちゃったんですけど、抜かずに押し込んでたら極まってなかったはずです。判断ミスでした。
ただ、ムサエフは長きにわたる兵役でフィジカルが衰えたり、試合勘が鈍ったりしてるのかもしれませんし、コロナのための2週間隔離もマイナスに働いたおそれがあります。なので、時間をおいてリマッチしてもいいかもしれません。
石渡伸太郎 vs 井上直樹・・・一回戦で当たるのはもったいないと散々言われてた好カード。石渡は、対戦相手に選ばれたことで「勝てると思われてる。なめられてる」って言ってましたけど、井上は強い相手のほうが燃えるから、という理由で石渡を選んだんですよね。勝てればそれでいい、ということならほかの選手を選んでるはずです。
打撃の細かい技術はわかんないので何とも言えないんですが、石渡ももう36。年齢的な衰えは出てきてないのか、度重なるケガによる体の不調はないのか、といった思いがよぎりました。まだまだ第一線で活躍してもらいたくはありますが。
ただこうなった以上は、井上に扇久保や元谷に挑戦してもらい、完全な世代交代を成し遂げ、海との次世代ナンバーワン決定戦を行ってほしいです。
シビサイ頌真 vs スダリオ剛・・・4戦目にしてようやく適当なMMAファイターとの対戦を迎えたスダリオ。今の実力はまあこんなもんだよな、という結果に。あと、お腹がだらしなかったのが気になりました。
エンセンの乱闘がお約束になればプロレス的な意味での人気が出るかもしれません。
キャプテン・タカダのうっすら日焼けが気になりました。川尻達也が解説に呼ばれてたのは、ドミネーターが「足を止めて打ち合いましょう」という川尻のセリフを引用したからなのでしょうか。
27日に次の大会ありますけど、そちらは地上波なしでしょうね。次の観戦記はまたしばらく先になりそうです。
那須川天心 vs 大崎孔稀・HIROYA・所英男・・・1対3の変則マッチ。まあいかにもテレビ向けの色物カードですよね。所がトリなのもよくわからん。
3人の順番が逆だったら(つまり大崎がトリだったら)、いくらか天心を追い込めたかもしれません。
天心にはMMAへの本格参戦の期待がずっとうっすらあって、キックの試合が続いてた頃も「ひょっとしたらまだ」って思ってたんですけど、ボクシングへの転向宣言で希望はついえました。だったらもうお早めに、ってかんじです。天心がいると、地上波放送の大部分の時間が天心になっちゃって、他の試合の時間短くなっちいますからね。
朝倉未来 vs クレベル・コイケ・・・クレベルから散々「逃げてる」って挑発されてたので、記者会見やインタビューのときに「黙らせてやる」ぐらいの返しをするものと思ってたのですが、わりとおとなしめなコメントだった未来。これって、負ける可能性が高い予感がしてて、予防線として強気な発言は控えておこうという腹づもりなのでは・・・という気がしてました。「俺が失神してる姿を見れるかも」なんて、自分から言うことなかったですからね。自分自身も冷徹に客観視できてしまうゆえなのか。試合前の表情もやや不安げ。
対して、クレベルはそこまで客観視できないから自信満々で、それが自己暗示みたいにいい方向に働いてるように見えます。
クレベルの打撃の粗さにびっくり。なんでこれで通用してるんだろ。川尻が言ってた、「ヘタウマのほうが見えづらい」ということなのでしょうか。ただ、パンチじゃなくて蹴りをバンバン出してたのは、足を取られてもかまわないからなんでしょうね。普通、安易に蹴り出したら足取られて倒されちゃいますけど、クレベルはグラウンドで自分が下になってもいいし、むしろその展開を望んでいる。だから足取られるのを気にせず蹴っていけるということなのでしょう。逆に未来はグラウンドに行きたくないから、足を取ることなく、蹴りをもらい続けることになった。
未来は腰が強いから、タックルからのテイクダウンではなく、組み付いての引き込みが有効なのではないかと予想してましたが、思った通りになりました。
僕は未来のアンチではないのですが、ぜひ一本取られるところを観たい、って思ってました。格闘家としてもユーチューバーとしても(あと起業家としても?)成功してて、有頂天になってる天狗の鼻っ柱を折る、って観たいじゃないですか。
なのでこの結果はカタルシス。ボペガー!
クレベルは三角極めつつ右手で未来の足掴んで動けないようボディコントロールしてるんですよね。複数の動きを同時にしかけてくる。これに対処できないと詰んでしまうのでしょう。
しかし未来にもチャンスありましたよね。1R、打撃で効かせた場面がありました。あそこで追撃してれば勝てたかもしれないのに・・・。
クレベルは斎藤チャンピオンとのタイトルマッチ確定ですね。相性もあるでしょうけど、斎藤のほうが寝技できるから苦戦するんじゃないでしょうか。未来は次、ケラモフとどうでしょう。
朝倉海 vs 渡部修斗・・・渡部の2度連続アップセットを期待してましたが、まあ順当な決着。渡部も試合の組み立てというか、狙いはよかったですよね。
しかしクロスガードの体勢からのパウンド、すさまじく強い。あんな強いの見たことないかも。
ところでしょこたんは格闘技好きなのでしょうか。
トフィック・ムサエフ vs ホベルト・サトシ・ソウザ・・・ジョニー・ケース戦でボブ・サップばりのチキンハート疑惑が生じたサトシ。その後快進撃を続けていますが、まだ強い一撃をもらっていないので、疑惑は払拭しきれたとは言い切れません。今回のムサエフ戦で明白になるだろうという気がしていました。獣のごときムサエフの打撃で、サトシの心が折れやしないか。そうでなくても、タコ殴りで病院送りにされないかと。
ですが結果はこの通り。一発ももらうことなく終了。サトシはRIZIN出てきたばかりのころに最強幻想があって、それがケース戦で一度消えたのが、この試合で揺るぎようがないくらい復活し、幻想ではなくなりましたね。
最初三角の形になったとき、ムサエフの右手が内側に入ってるんですよね。で、ムサエフは自分で右手を抜いちゃったんですけど、抜かずに押し込んでたら極まってなかったはずです。判断ミスでした。
ただ、ムサエフは長きにわたる兵役でフィジカルが衰えたり、試合勘が鈍ったりしてるのかもしれませんし、コロナのための2週間隔離もマイナスに働いたおそれがあります。なので、時間をおいてリマッチしてもいいかもしれません。
石渡伸太郎 vs 井上直樹・・・一回戦で当たるのはもったいないと散々言われてた好カード。石渡は、対戦相手に選ばれたことで「勝てると思われてる。なめられてる」って言ってましたけど、井上は強い相手のほうが燃えるから、という理由で石渡を選んだんですよね。勝てればそれでいい、ということならほかの選手を選んでるはずです。
打撃の細かい技術はわかんないので何とも言えないんですが、石渡ももう36。年齢的な衰えは出てきてないのか、度重なるケガによる体の不調はないのか、といった思いがよぎりました。まだまだ第一線で活躍してもらいたくはありますが。
ただこうなった以上は、井上に扇久保や元谷に挑戦してもらい、完全な世代交代を成し遂げ、海との次世代ナンバーワン決定戦を行ってほしいです。
シビサイ頌真 vs スダリオ剛・・・4戦目にしてようやく適当なMMAファイターとの対戦を迎えたスダリオ。今の実力はまあこんなもんだよな、という結果に。あと、お腹がだらしなかったのが気になりました。
エンセンの乱闘がお約束になればプロレス的な意味での人気が出るかもしれません。
キャプテン・タカダのうっすら日焼けが気になりました。川尻達也が解説に呼ばれてたのは、ドミネーターが「足を止めて打ち合いましょう」という川尻のセリフを引用したからなのでしょうか。
27日に次の大会ありますけど、そちらは地上波なしでしょうね。次の観戦記はまたしばらく先になりそうです。
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