猫じじいのブログ

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中間貯蔵地の汚染土、福島第1原発事故の後始末は終わっていない

2023-05-23 22:12:24 | 原発を考える

先日テレビで、福島第1原発の事故による放射能汚染土を2045年までに福島県外に持ち出すことに法律で決まっている、と言っていた。

日本政府は、「除染」という名のもと、放射性物質に汚染した表土を黒いゴミ袋に詰めて集めた。2015年に、この汚染土の中間貯蔵地を福島県内に設定するにあたって、30年後に県外に持ち出すと、法律を作って約束した。現在、この中間貯蔵地の汚染土は約1347万立方メートルに上るという。どこに汚染土を移動するか、何も決まっていないという。

汚染土を移動するというのは、汚染を拡散するということになるので、本当は賛成できない。しかし、そう約束して中間貯蔵施設を作ったのだから、約束は守るべきである。また、県外に搬出するといっても、汚染土を貧しい地方自治体に押しつけるのも心苦しい。

日本に原発を建設した責任は誰にあるのだろうか。国会議員にある。通産省の官僚にある。

そうすると、永田町の国会議事堂や霞が関の通産省の地を汚染土のゴミ捨て場にするしかない。責任をとってもらおう。

広島の原爆ドームのように、汚染土のゴミ捨て場を原発重大事故の記念碑としよう。

約1347万立方メートルということは、高さ10メートルに積み上げても、約1161メートル四方の土地がいる。

すると、東京電力と東芝とIHIにも責任をとってもらうしかない。