アメリカ民謡の父 スティーブン・フォスターの代表作。「おお スザンナ」
“ 1846年~1848年に起こったアメリカ・スペイン戦争において、アメリカは現在のテキサス、カリフォルニア、ニューメキシコ、ユタなどの多くの領土をメキシコから獲得する。
そのメキシコ戦争が終結してから間もない1848年の初め頃、獲得したばかりのカリフォルニアで金鉱が発見され、有名なゴールドラッシュの時代がはじまった。
誰もが一攫千金を夢見てはるばる西部へと荒野を幌馬車隊で長旅を続ける中、その道のりで「おお、スザンナ」が多くの人々によって愛唱され、
フォスターの曲はまたたく間にアメリカ中の人々に知られることになった。
「おおスザンナ」はフォスターがただ同然の扱いで出版社に曲を提供してしまったせいか、数年間で様々な出版社から様々なバージョンのものが相次いで、フォスターに断りなく出版されたようだ。
しかもフォスター自身は最初のピータース出版社からの100ドルしか手にしていないとされている。
もしフォスターがこの曲でそれなりの収入を獲得していたら、その後の生活も余裕ができ、もっと長生きして良い作品がたくさん生まれていたのではないかと思うと残念でならない。”
ー世界の民謡「フォスター特集」から抜粋ー
松田聖子さんと、ザ・ナターシャセブンで聴いてみました。