Sakamoto Ryuichi and John Lone on 1987TV ‘The Last Emperor ~Theme~’
久しぶりというか、永らく会っていない友人から連絡がありました。
長いこと介護してきたお母さんが亡くなられて、時間ができたそうで、
こちらは、両親はすでに他界。ここ数年で主人の両親も亡くなり、私も体調崩しかけていたところでありました。
お互い30歳ごろだったか、友人はジョン・ローンの大ファンで、熱く語っていたことを思い出します。
多分、そのころ映画「ラストエンペラー」上映時だったのかな・・・
私は「ラストエンペラー」は、テレビ放送で観ました。
確か二回にわたって放送されていたと思いますが、溥儀を演じたジョン・ローンが
清潔感あふれる役者さんだったから、最後まで観れたと思います。
それから、絵画が動くとでもいうのでしょうか。
紫禁城での撮影が壮大で素晴らしい映画でした。
別の映画でも溥儀を見ましたが、役者さんは覚えていないのですが、ジョン・ローンとは似ても似つかぬ方で、
でも、実際の溥儀は、この方のほうに近い容貌だったので、
やっぱり、主役はイケメンでないと最後まで観れないのかな・・・と。
ちなみに、これも別の映画だったか、甘粕大尉を竹中直人さんがやっていたのを思い出し、
「ラストエンペラー」の坂本龍一さん演じる甘粕大尉とは、えらく印象が違うと思ったのでした。
監督のベルナルド・ベルトルッチは、カンヌ映画祭のときに、
大嶋渚監督から、「戦場のメリークリスマス」に出演していた坂本龍一さんを
紹介されるのですが、「戦メリ」のデヴィッド・ボウイとのキスシーンを
「映画史上最も美しいキスシーン」と絶賛して、
今度、東洋を舞台にした映画を構想中と、坂本さんに明かします。
それが「ラストエンペラー」なのですが、そのころから、ベルトルッチ監督は、日本人役に坂本さんを起用するつもりだったのでしょうか。
西洋の人から見れば、日本人役でも、いわゆるバタ臭い顔立ちが好まれるようですね。
ベルトルッチ監督は、坂本さんを役者に起用するつもりだったようで、音楽は別の人と考えていたようですが、
坂本さんは、「戦メリ」の制作と、「ラストエンペラー」の制作が同じジェレミー・トーマスだったことから、
彼を介して、「ぜひ音楽をやらせてほしい。」とアピールしたということです。
坂本さんの映画音楽にかける情熱がうかがえます。
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