今日は、真冬に戻ったかと思うほど、寒く、
夕方には、瀬戸内海のはるか向こうの四国の山から横殴りの雪が降ってきた!
四国からというのはちょっと大げさかと思うけれど、
マンションのベランダにいると、はるか南のかなたから、横殴りの雪が降ってきたんです。
当地、雪が降るのはめったになく、今年になって初雪かと思うほどの降り方でした。
四国本土は、鳴門海峡のむこう、徳島に一度行ったきりでしたが、
ここに、忘れられない宝塚スターさんがお住まいです。
元星組トップスター、瀬戸内美八さん。徳島市出身です。
もう77歳になっておられますが、とても若々しくお元気な方です。
愛称はルミさん。私が初めて舞台で拝見したのは、月組公演「長靴をはいた猫」大滝子さんのサヨナラ公演で、黒猫ジャックの主人コンスタンタンの役でした。
童話の世界に出てくる王子様のようでした。明るく陽気なキャラクターがよくあっていました。
ジャックに川に突き落とされ、頭に川藻をかぶって、はいでてくる場面があるのですが、
アクシデントで川藻が落ちてしまい、とっさにご自分で川藻を拾い上げ、今度こそ落ちないようにと、首にぶら下げるのですが、そのしぐさがとってもかわいかったのを覚えています。
メルヘンの舞台から一転して怪奇的な怪しい場面になりましたが、
黒猫ジャックの大活躍のおかげで、コンスタンタンはお姫様に気に入られ、婿入りするという逆シンデレラストーリーの夢の世界の王子様役にぴったりでした。
作・演出は菅沼潤さん。
その後、「紙漉き恋歌」の東山弥右衛門。紙漉きの里、西宮の名塩に住んだとされる人物を演じました。日本物がよく似合うと思いました。
併演作品「バレンシアの熱い花」では、ロドリーゴ・グラナドス伯爵。貴族の青年役がぴったりの風貌でした。
星組に組替え。星組トップに。
「アンタレスの星」(モンテ・クリスト伯)で、エドモン・ダンテス。遥くららさんのメルセデスと初コンビ。
バウホール公演で、「心中・恋の大和路」忠兵衛
遥くららさんの梅川を相手に、浄瑠璃のような舞台で、これが瀬戸内さん最高の舞台と思われました。
演出は「長靴をはいた猫」の菅沼潤さん。「長靴をはいた猫」のコンスタンタンとは、まったく別の瀬戸内美八さんの魅力を引き出しておられました。
と、これだけ宝塚の舞台で拝見しているのですが、今もお元気でご活躍とのことです。
平成29年度奨励賞交付式記念講演「私の歩んだ道」で、明るく語っておられます。
お話もお上手で、人を楽しませる術も心得ていらっしゃいます。
平成29年度奨励賞交付式記念講演「私の歩んだ道」
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