悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

旋頭歌写真003 空は澄み

2006-02-04 06:30:00 | 旋頭歌写真
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空は澄み未の刻もまだ過ぎざれど
世くらきに天つ港は灯りともせり   悠山人

○旋頭歌写真、詠む。
○成田空港、一月下旬、午後二時。快晴、無風。しかし到着便ロビー(二階フロアの高さ)には、大きな行灯(あんどん)がずらっと並んで、さらに明るさを演出していた。古代ギリシャの、ディオゲネス(哲学者)とアレクサンドロス(大王)の故知が、意識の底に多少ある。
【写真】成田空港。

□そらはすみ ひつじのときも まだすぎざれど
  よくらきに あまつみなとは あかりともせり

旋頭歌写真002 やうやうに

2005-11-09 05:10:00 | 旋頭歌写真
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やうやうに百歌を詠み気も冽らかに
空晴れてかのコクリコの店に食せる   悠山人

○旋頭歌写真、詠む。
○約四か月半で、千二百首余り。そのなかから、気ままに選んだ百首。ほぼ同時進行で、文字どおり「曲り形(なり)にも」、読み詠み進んで来た。自身と読者と goo に乾杯!
【写真】実写を上下にコピー。35階のフランス料理店で。

□やうやうに
 ももうたをよみ きもきよらかに
  そらはれて かのコクリコの みせにしょくせる

旋頭歌写真001 緑なし

2005-09-02 03:00:00 | 旋頭歌写真

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緑なし茂り篭れる社の杜の
蝉時雨烈しくふりていま跡もなし   悠山人

○旋頭歌写真、詠む。
○旋頭歌(せどうか)。五・七・七・五・七・七の短詩で万葉集に多い。短歌の元祖に敬意を表して、私の初の旋頭歌。旋頭歌それ自体がもう遺産の分野(現役歌人では、管見に入らず)、ましてや「旋頭歌写真」などの語は、日本初。どんなサーチエンジンにもない、はず。でも、ほんの少しだけ挑戦してみたい。
【写真】
上洛目前に病没した戦国武将を祭る社。
□みどりなし しげりこもれる やしろのもりの
 
  せみしぐれ はげしくふりて いまあともなし