悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真865 窓あけて

2009-11-30 00:10:00 | 短歌写真
2009-1130-yts865
窓あけてあふげる空に霜月の
午未どきひかり走れる
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○晴天から曇りへ向かう空模様を見る。「午未(うまひつじ)どき」は、「午後一時ごろ」。霜月晦日。

□短写865 まどあけて あふげるそらに しもつきの
        うまひつじどき ひかりはしれる
【写真】光も含めて実写だが、多少の補正はしてある。きのう、車中から。

俳句写真599 公園の

2009-11-30 00:05:00 | 俳句写真
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公園の
色づきてまた
秋往くや   悠山人

○俳句写真、詠む。
○秋の彩りも、年ふる徴(しるし)。「秋(あき)」はまた「とき」。
□俳写599 こうゑんの いろづきてまた あきゆくや
【写真】芸術公園で、先日。
【memo-セカイカメラ】YTで「セカイカメラ/エアタグ」なるものに遭遇した。人間の「視欲」に限りはないのか、と思う。


俳句写真598 ひの花に

2009-11-29 00:05:00 | 俳句写真
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ひの花に
あかめられたる
心地かな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○キュクラメン(通名はシクラメン)。篝火花。初句「ひ」は、「火」「緋」に掛詞。中句「あか(赤)」は「緋」の縁語であり、「赤」「明」と掛けて、結句「心」に掛かる。
¶あか(赤)む=自他両動詞。第2義に「(他マ下二)赤くする。赤らめる。」(旺文版『古語辞典』) 暖める。
□俳写598 ひのはなに あかめられたる ここちかな
【写真】同前。


短歌写真864 過ぎし日の

2009-11-28 00:30:00 | 短歌写真
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過ぎし日のとほきをおもひ語らへば
甘く切なきつゆのほろほろ
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○願ひてもかなはざるは、ふりにし時への遡り。

□短写864 すぎしひの とほきをおもひ かたらへば
        あまくせつなき つゆのほろほろ
【写真】和食処で、先日。

image834 キッズ・ゲルニカ

2009-11-27 01:20:00 | images
2009-1127-yim834
title:Kids'_Guernica
yyyy/mm:2009/11
memo:ゲルニカ! 惨劇を風化させまい、と誓ったピカソ。そして、少しでも世界平和に貢献したい、とキッズ・ゲルニカ。写真は、多くの中から私が選んだ、山梨県・丹波山(たばやま)村立丹波中学校の作品。「平成19年5月から平成20年10月まで制作(全6回)。とりくみ人数 生徒15~20名、全教員。/1学期に1日ゲルニカDAYを決め、各学年1時間ずつ制作にあたりました。/まず全員で足にビニール袋をはき、絵の具をつけ、画面上を走り回りました。作品が薄っぺらにならないための地塗りです。/生徒たちのスケッチをまとめ、担当を決め描きました。自分たちが平和を強く願いながら筆を動かすことで、この作品を見る人々の気持ちもきっと動かせると信じ取り組みました。/一人1羽ずつ飛ばした白い鳩の下にはそれぞれ自分のサインが入っています。」(説明文) 先日、山梨県立美術館で撮影。この国際的な運動については、http://kids-guernica-jp.blogspot.com/ ほかに詳しい。
【memo-関の戸】駐車場でラジオをかけていたら、では常磐津「関の戸」を、などと言うので聴く。常磐津を頭から、などというのは初めてだったが、とうとう最後まで聴いてしまった。素人にしては、われながら上出来だ。

短歌写真863 ひとすぢの

2009-11-26 00:00:00 | 短歌写真
2009-1126-yts863
ひとすぢの光はあれどふゆへるは
見るかたによりさだかならずや
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○一条の光は、射し込み方によって、太くなるのか細っていくのか。

□短写863 ひとすぢの ひかりはあれど ふゆへるは
        みるかたにより さだかならずや
【写真】前に同じ。

俳句写真597 備へせる

2009-11-25 04:00:00 | 俳句写真
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備へせる
紅葉の種は
やがて飛び   悠山人

○俳句写真、詠む。
○紅葉の種は飛行の名手。時を得たものから、風があれば少しずつ滑空をしていく。
□俳写597 そなへせる もみぢのたねは やがてとび
【写真】前に同じ。
【memo-FM】FMの実験放送期間中に、取材に来たY氏は、まだ大学出たての新人。就職活動もしていない私は、放送局の仕事って憧れですよね、などと暖気なことを言ったら、厳しいから止めておいたほうがいいですよ、と窘められた。だが夢の中では、白紙へ亀の絵を描かされていた。描きながら、たしか語尾には e がついたな、発音も綴りも注意語だからな、そう考えていた。・・・真夜中、本格的な雨だ。そういえば、就寝前には半分に欠けた朧月を眺めていた。


俳句写真596 山茶花よ

2009-11-24 00:00:00 | 俳句写真
2009-1124-yhs596
山茶花よ
赤椿よと
声きこゆ   悠山人

○俳句写真、詠む。
○長い生垣に赤い花が咲く季節になると、通行人がそれぞれに自説を展開する。
□俳写596 さざんくゎよ あかつばきよと こゑきこゆ
【写真】前に同じ。