2011-0831-yts1070
短歌写真1070 久方に
久方に高く遥けき空見れば
秋めける風ただ淋しかり 悠山人
○短歌写真、詠む。
○葉月三十日、明方より蝉鳴き、空東より西へ青く澄渡れり。朝日に椿の葉、殊更に艶めくもよし。此頃珍らかなりや。昼過ぎしより微かなる風吹けば、もの淋しき秋なめり。
□短写1070 ひさかたに たかくはるけき そらみれば
あきめけるかぜ たださびしかり
【写真】昨日、自宅。
2011-0831-yts1070
短歌写真1070 久方に
久方に高く遥けき空見れば
秋めける風ただ淋しかり 悠山人
○短歌写真、詠む。
○葉月三十日、明方より蝉鳴き、空東より西へ青く澄渡れり。朝日に椿の葉、殊更に艶めくもよし。此頃珍らかなりや。昼過ぎしより微かなる風吹けば、もの淋しき秋なめり。
□短写1070 ひさかたに たかくはるけき そらみれば
あきめけるかぜ たださびしかり
【写真】昨日、自宅。
2011-0831-yim1294
image1294 ゴーヤーの葉
title: Momordica_charantia-leaf
note: 大震災後、初の夏月が終わる。節電の夏、ゴーヤーの夏でもあった。わが家のゴーヤー初体験も終幕間近。撮影はきのう、そしてきょうは葉月尽日。
2011-0830-yim1293
image1293 褄黒豹紋再来
title: Argyreus_hyperbius_again
note: アルギュレウス・ヒュペルビウス Argyreus hyperbius。褄黒豹紋(つまぐろひょうもん)蝶が二カ月半ぶりに来宅。紋様には微妙な個体差があるので、今回は電網蝶図鑑で同定した。この撮影直後、大型の烏揚羽蝶が飛来したが、僅か5秒の滞留では、撮影もかなわなかった。
http://j-nature.bglb.jp/butterfly/zukan/sozai/a/index.htm
cf. 2011-0510-yim1224 image1224-褄黒豹紋(♀)
2011-0829-yts1069
短歌写真1069 鎮まれよ
鎮まれよ辛卯弥生の地揺るぎよと
富士火祭りも終はりたるらん 悠山人
○短歌写真、詠む。
○今年の富士吉田火祭りは、格別に東日本大震災への重き思ひにて、始まり終はりたるとや。遥か富士山を見遣れども、この葉月のうち、概ね姿も見せざるなり。
¶辛卯弥生(しんばうやよひ)=かのとうやよい。「2011年3月」。
¶地揺(ちゆ)るぎ=「地震」。悠山人の歌語。
□短写1069 しづまれよ しんばうやよひの ちゆるぎよと
ふじひまつりも をはりたるらん
【写真】きのう、アイオン三階から、富士山方向を望む。
memo-Gy: 『New Jack City』。黒人貧困層対策を放置すると、いずれは NYC が麻薬に乗っ取られて NJC になる、という意図か。生生しい銃犯罪場面の割合からみて成人指定すれすれ。タイトル場面に小さく WTC ビルが見えるけれど、間もなく 9.11 の10周年。
2011-0828-yhs889
俳句写真889 朝顔に
朝顔につゆと残れる秋の雨 悠山人
○俳句写真、詠む。
○都心各所で滅多にない局所豪雨があった翌日。自宅では、軒下の朝顔に露が残っていた。「つゆ」は「雨の露」「つゆ(ほんの少し)」の掛詞。
□俳写889 あさがほに つゆとのこれる あきのあめ
【写真】先日、自宅。
2011-0827-yim1292
image1292 樹間の東屋
title: summerhouse_among_trees
notes: 残暑を避けて園内の小道を歩めば、見るからに涼やげなる東屋の見ゆ。昨日、緑化見本園。
memo-きょうの万葉短歌: 遠き大宰府にあって遥かな奈良の都を思う歌四首(0328は既掲)
我が盛りまたをちめやもほとほとに 奈良の都を見ずかなりなむ 大伴旅人(0331) http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20110827
藤波の花は盛りになりにけり 奈良の都を思ほすや君 大伴四綱(0330) http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20110826
やすみしし我が大君の敷きませる 国の中には都し思ほゆ 大伴四綱(0329) http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20110825
あをによし奈良の都は咲く花の にほふがごとく今盛りなり 小野老(0328) http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20110824
2011-0826-yim1291
image1291 クロード・ロランの影
title: l'ombre de Lorrain
note: 秋雨の公園。ロダンの彫刻「クロード・ロラン」の影を見る。先日、芸術公園。
memo-Gy: 『Next』。主人公は、2分先の予知能力を持つ、ヴェガスのマジシャン。核爆弾の所在を察知して、カリフォルニアを救う、という話。前半部の展開はスピーディで面白いし、短時間設定の予知、終盤での分身などもいい。
2011-0825-yhs888
俳句写真888 秋雨や
秋雨やモノクロオムの林檎かな 悠山人
○俳句写真、詠む。
○秋雨が降ったり止んだりの日、公園の不銹鋼林檎の周辺はモノクローム。
cf. 2008-1217-yim628 image628-鋼球の林檎
□俳写888 あきさめや モノクロオムの りんごかな
【写真】先日、芸術公園。
memo-秋雨と河清: この原稿をULしたころ、外の雨が激しいようなので、PCで衛星画像を見ようとする・・・まではよかったけれど、さあ、それからが大変。このところの秋雨前線が、衛星画像で見る限り、太く細く中国大陸から途切れることなく繋がっているとは、先刻承知であった。それで、いつか見た中国気象局の画像を、と思ったが、なかなか辿りつけない。そうこうしているうちに、日本では朝から晩まで夜中まで、ごく普通に天気気象情報を耳目から入手できるけれど、彼の国の現地生活者(複数の日本人)の記事によると、ほとんどそれは不可能らしい。あれこれ眺めているうちに、気象図天気図地図の類は、重要な国家外交戦略の一翼であることが、実感された。大洋に浮かぶ無人島・小岩を、毎回欠かさずに無情報のまま天気図に入れて領有を主張する。中国・韓国・ロシアと領土紛争を抱える日本は、この面でもまだまだ後塵の中だ。百年河清だな・・・と四字熟語がよぎって、待てよ、と調べたら、原典の「左氏伝」には「百年」の文字はなかった。「子駟曰、周詩有之、曰、俟河之清、人壽幾何。兆云詢多、職競作羅。」
memo-Gy: 『The Indian Summer』. 深刻な話の割には、どこかアンニュイ。話の進行につれて、そう、あの『欲望という名の電車』を連想させた。
2011-0824-yim1290
image1290 花虎尾-白
title: Physostegia_virginiana-cpw
note: 花虎尾(はなとらのお)。Physostegia virginiana(フュソステギア・ウィルギニアナ)、品種名 Crystal peak white。庭や菜園の隙間で勝手に咲いている。室内、自然光で撮影。きのう、自宅。
memo-Gy: 『Executive decision』。テロリストに乗っ取られたジャンボジェット機が、米特殊部隊に救出される話。ほとんどが機内での展開で、かなり緊張感が続く。悪玉アラブ対善玉米国、という設定はいつもどおり。映画の中でも、両者の和解はまだまだ遠い。
memo-きょうの万葉短歌: あをによし奈良の都は咲く花の にほふがごとく今盛りなり 小野老(0328) http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20110824
2011-0823-yhs887
俳句写真887 気位も
気位も背丈も高き百合の花 悠山人
○俳句写真、詠む。
○秋雨前線とやら、居心地悪からざりしか、この頃の気象神無月に並べらる。雨上がりの高砂百合を見て詠める。姿形と花名からの着想。
□俳写887 きぐらゐも せたけもたかき ゆりのはな
【写真】きのう、自宅。
memo: Gy『The Brave One』。NYはまた犯罪大都市。幸せの天国から一瞬に地獄へ突き落される男女。愛する人を殺された女性が犯人たちを追い詰めていく…。早い段階から、『狼よさらば』(Death Wish)の女性版だと思って観ていたが、Ch. ブロンソンの J. フォスター版である。で、結末は同じ? 違う?