悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

image869 クメール語石沢拓本

2010-02-28 06:50:00 | images
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title:Khmer_rubbing
yyyy/mm:2010/02
memo:二週続けてアンコール・ワット(AW)展へ行く。とくにきのうは、カンボディア(AW遺跡中心)に半世紀を捧げた石沢良明氏の、遺跡発掘の話が目的。それと、彼はクメール語(カンボディア語)碑文の専門家でもあるというので、それも聞きたかったが、こちらの方は、せっかく拓本の実物を掲示しながら、一言で済まされてしまった。駐車場はあふれ、会場は立錐の余地なし、という有様では、さすがに質問時間は省略されても、止むを得ない。それでも最前列の「特別席」で、拓本の写真を撮れたのは、よかった。

俳句写真642 世の中に

2010-02-27 04:00:00 | 俳句写真

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世の中に
棘なき春ぞ
あなほしき   悠山人

○俳句写真、詠む。
○温室に艶やかに輝く小木あり。名札に「トゲナシサンショウ」と一行。電網検索でも不詳。秋には開花芳香とか。ここでは「棘無山椒 Xanthoxylum」としておく。「あな」は感嘆詞「ああ」、「ほ(欲)し」は「欲しい」。
□俳写642 よのなかに とげなきはるぞ あなほしき
【写真】先日の庭園で。
【きのうのアクセス】閲覧数:1,063PV-訪問者数:222IP-順位: 5,435位/1,372,403ブログ中。


俳句写真640 猫柳

2010-02-27 03:40:00 | 俳句写真

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猫柳
青空を背に
やはらなり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○『広辞苑』の「「ねこやなぎ(猫柳)」の項には、「カワヤナギ[川柳]の季節的な愛称。花穂の銀毛が猫を想わせるのでいう。<【季】春>」とある。
□俳写640 ねこやなぎ あをぞらをせに やはらなり
【写真】先日、芸術公園で。
【memo-春の雨】深夜の空に皓皓と輝く満月、の夢。・・・目覚めると、春の雨。念のために調べたら、月齢は約13(午前四時)なので、目視出来ればほぼ満月。夢うつつの頭に流れるのは「夢いまだ醒めやらぬ春のひと夜・・・」。


短歌写真902 さならめや

2010-02-26 09:00:00 | 短歌写真

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さならめやいのちのかぎりあかくのみ
ただに燃えたるかがり火の花
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○写真と短歌・俳句とを、
等分に見ながらの作品づくり。溶け合うものと、なかなか難しいものがある。「あか」は「赤」「明」と掛け、さらに「燃え」「かがり火」の類縁語。キュクラメン(シクラメン)。
□短写902 さならめや いのちのかぎり あかくのみ
        ただにもえたる かがりびのはな
【写真】前の花園で。


短歌写真901 幾億の

2010-02-26 00:20:00 | 短歌写真

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幾億の時ふりたりし貝化石
はたやわが身の遠つ祖かや
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○きれいに磨きあげられた、アフリカの貝化石。もしかして数十億年前の、祖先かと思って見れば、何やら親しみがわく。「遠(とほ)つ祖(おや)」は「祖先」。

□短写901 いくおくの ときふりたりし かいくゎせき
        はたやわがみの とほつおやかや
【写真】前の宝飾工房で。


俳句写真639 如月の

2010-02-26 00:15:00 | 俳句写真

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如月の
花やかをりて
ゆづるべき   悠山人

○俳句写真、詠む。
○如月も残り僅か。間もなく弥生になれば、桜狂想曲。「や・・・べき」で係結び。「ゆづ(譲)る」は、月の交代。
□俳写639 きさらぎの はなやかをりて ゆづるべき
【写真】きのう、図書館の庭で。