はやくにも
白く咲きたる
乎加止止岐 悠山人
○俳句写真、詠む。
○庭先の白桔梗が咲いた。矮性の改良種ではないから、背丈が高くて、すぐに寝たがる。「乎加止止岐(おかととき)」は桔梗の古名。秋季語なので、水無月の句としては、「はやくにも」。
¶乎(を)=「を」の万葉仮名は、Wp によると、「乎呼遠鳥怨越少小尾麻男緒雄」で、甲乙の別がない。私は大学初年で、自分ではその時は必要も興味もなかったのに、資格取得の関係から、中世日本語学を勉強した(させられた)。「言語学」の講座名なのに、と思ったが、Y教授は頻りに「上代」「甲類・乙類」を語った。本人は一言もしゃべらなかったが、古代・中世日本語の「偉い先生」なんだって、と友人が教えてくれた。陳腐な表現ながら、学びはどこでどう役立つか、分からないものだ。
□俳写519 はやくにも しろくさきたる をかととき
【写真】きのう、「介助」しながらの撮影。蕾も近寄せてコラージュ。
【memo-「転寝」】山手線を借り切った俳句大会に参加した。駅間に一句を出す、という厳しい注文。「転寝」で兼題句を、というのだが・・・二句ひねったところで、辰時の目覚めとなった。