2006-0412-yts129
親しきは深き底より燃えあがる
紅き薔薇こそ已まざりけれと 悠山人
○短歌写真、詠む。
○与謝野晶子の長詩「薔薇の歌」の一部(下記)から、短歌にした(擬似本歌取り)。紅薔薇は、白桜院の激しい情念の象徴である。字体は晩年の染井吉野の色にした。
(前略)
此處に
われに親しきは、
肉身の深き底より
已むに已まれず
燃えあがる熱情の
其れにひとしき紅き薔薇、
(後略)
□したしきは ふかきそこより もえあがる
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