この2週間ほどの経過報告です。
左足の親指の痛風、その後、左くるぶしの激痛が始まりました。疲労骨折なのか、痛風に拠るものなのかが分からず、レントゲンを撮ったところ、どうやら骨には異常がない。
午後なると、左脚全体が(腿の辺りまで)パンパンに膨れ上がります。まあ、朝起きてから一休みもせずに椅子に座ってパソコンに向き合っている(あるいは膨大な数のフィルムを延々と整理している)ので、その影響に拠るものであることは確かには違いないでしょうが(いわゆる「エコノミークラス症候群」?)。10年前の康定の病院での左足切断直前の時と同じ状態(でも紫色になるとかまでは行かない)。
夜就寝中に腫れは引くのですが、今度は激痛が始まる。朝は余りの激痛で身動きが取れません。医師は血栓の可能性があるというので監査をしたのですが、異常は有りません。
激痛だけならまだしも、猛烈な眩暈と吐き気(何度も吐き戻している)に襲われます。フィルムのチェックやパソコン作業を行っていると、テキメンに気分が悪くなる、そして吐いて戻す。
病院に駆け込んだら血圧が200超、点滴を打って座薬を貰って、、、と言うところまでは、この間ブログにも書いたと思います。
その激痛と吐き気による7転8倒が一週間ほど続くのです。そして突然ピタリと収まる(踝の脹れも激痛も猛烈な吐き気も)。
その後数日間は、全身の猛烈な痒み。激痛自体は収まったのですが、吐き気と眩暈のほうは、再び復活してきた。酷い時は、食べたものを全部吐きだしても吐き気は収まらず、意識が希薄になってきます。
吐き気の理由は、ルーペと(100均)眼鏡で終日パソコンに向き合っての、オーバーワークに因を発していることは間違いなさそうなのだけれど、それだけでここまで酷くなることはないと思う。
思い当たる節があります。
猛烈な吐き気に襲われるようになったのは、冷房を入れ出してからです。汗がフィルムや収納ファイルに滴り落ちて、作業がはかどりません。それで、フィルムを扱っている時にだけ冷房を入れることにした。冷房嫌いの僕としては未曾有の決断です。
どうやら、それが吐き気の引き金(もちろんオーバーワーク自体が主要因ではあるのでしょうが)となっていたようで、冷房使用を完全に止めたら、その後はかなり収まっています。
もう一つ、薬の服用も一因となっているのかも知れない。なんだかんだで医者から10種超の薬の服用を命じられている。血圧と痛風と、あとはどれがどれかよく把握していない。公表は出来ない(医者や看護婦に叱られる)のだけれど、普段は飲んでいません。でも辛くなった時は、それらを服用。すると吐き気が倍増して吐き戻してしまう。
冷房と薬の服用を止めてからは、吐き気眩暈はかなり治まり、左足の激痛も嘘のように無くなってしまっています。
でもそれに代わって、2~3日前から風邪を拗らせ、いつものごとく胸に痰が詰まって、苦しいことこの上もありません。
それに加えて、一昨日から右目の周辺が爛れるように腫れてきた。あと半端ない全身(特に手足)の痒み。
昨日からは、これまでとは逆の右足親指の痛風がスタートし、今日に至っています。
もう何年も前から(11年前の“どんぐり事故”あるいはそれよりも以前から)大体似たパターンの繰り返しのような気がします。
その都度いろんな検査を受けても、ほとんど異常はないのです。はっきりしているのは、脊椎欠損と、逆流性食道炎、痛風、高血圧ぐらい、ほかは至って正常であるようなのです。
今は医療が進んで、夫々の症状ごとに、夫々の対象機関(眼科とか皮膚科とか歯科口腔科とか耳鼻咽喉科とか呼吸器科とか神経外科とか)で別個に診察を受けねばなりません。もちろんそれはそれで意味があることは分かりますが、医療の本質と言うのは、もっとトータルに、俯瞰的に見渡す、ということにあるのではないかと、そのことが疎かにされてしまっているのではないかと、思ったりするのです。
今回の一連の苦しみの原因(その一因)は、冷房と薬です。後者については別の機会に考察を行うとして、冷房については、“諸悪の根源”と、断言しておきます。
「陰謀論」と言われれば、それでも良いです、甘んじて受け入れます。陰謀論とは、つまるところ正論に対する異論なわけで、正義の側の立場からすれば、困る存在です。都合が良いことにというか、所謂陰謀論の多くは、胡散臭く感じられるイメージを纏っているのですね。よって切り捨ててしまうに当たって違和感がない。でも、理論として成り立つか否かはともかくとして、全ての異論には(陰謀論にも)、“一片の事実”が含まれているはず。よしんば正論を推し進める上に於いても、異論は大切な存在です。切り捨ててしまうなど、勿体ない事この上もない。
熱中症の最大の要因は冷房にあります。
看護婦さんたちからはボロクソに言われますね。貴方の症状は典型的な熱中症です。冷房を付けないからこんなことになる。絵に描いたような熱中症。なのに冷房を拒否する年寄りがいる。だから年寄りは困る、と。
違うんだよね。回り回って、(老人が)冷房システムに殺されているのです。
コロナとマスク(ワクチン)の関係と同じ。マスク着用、ワクチン接種、それ自体は別に反対しません。時と状況次第では、大きな意義があると思います。問題なのは、マスク絶対、ワクチン絶対という根本姿勢。その姿勢が、本質的な問題解決を妨げているのです。
コロナはただの風邪(の強力なやつ)。そして、ただの風邪は最も怖い病気。その前提で取り組むべきで、なにも特別なものではない。
マスクで逃げて、ワクチンで排除する。それを絶対的な正論として対し続ける限り、未来は見えてきません。
熱中症。何度でも言います。夏が暑いのは当たり前です。確かに以前より暑くなったようですが、2°や3°です。暑さの性質が異なっていることも確かかも知れないけれど、我慢すれば良いのです。
それもこれも過剰冷房(あと車社会)のせい。根本を改めねば、解決はしない。目前の結果だけ、自分にとって楽な事だけをひたすら求め、全体のこと、将来のことを俯瞰的に捉える努力をしない。
皆、冷房に慣らされ、冷房を入れないとヤバい、、、冷房に頼り切っていることに拠る因果関係で、ますますおかしくなっていくことに、誰も気付いていないのです(アメリカの銃社会を批判する人が、冷房や車社会を批判しないのは不思議でなりません)。
ということで、窓を開けっ放して、庄内盆地を一望の許、風を呼び込んでいます。ベランダの手すりをシーツで覆って、真っ裸になって、汗びっしょりのまま、その都度タオルでふき取りつつ、一日何度も水風呂に使ったりして、作業を続けています。
毎朝7時起床。クマゼミの大合唱を窓から受け入れ、大谷君のドジャースや(復帰したレンヒ―フォなど)エンゼルスの結果をチェックし、トーストと麦茶で朝飯、夜2時まで途切れることなく延々と作業を続けます。
夜になって気が付くと、いつの間にか侵入したカメムシ(チャバネアオカメムシ)で天井が真っ黒に埋め尽くされている!でも、朝目が覚めたら、一頭残らず姿を消してしまっています。薄明時に外に出てしまったようです。
セミと(ウンカやヨコバイとも)同じですね。ヒグラシは朝夕の薄明時に大合唱するだけでなく、地面と樹上への上下移動をしているようです。僕の観察では、朝は東北飯豊山(エゾハルゼミ)と九州大崩山で、夜は中国成都(青城山と玉塁山)などで、大規模な乱舞に遭遇しています。
「屋久島の植物」第2巻も200頁を超しそうです。柱となるのは、ヤクシマオナガカエデ(with世界のウリカエデ類)、ヤクシマキイチゴ・リュウキュウイチゴ複合種(and世界のモミジイチゴ類)、ヤクシマスミレ(屋久島・奄美大島・沖縄本島・八重山諸島産の比較)。デジタル写真を探し出し、ポジフイルムをスキャンし、原版写真が見つからないものは、既刊の自著の写真をコピーし、様々な論文をチェックしつつ、時間が惜しいのだけれど吐き気を回避する為に一区切りするたびにベッドに横になり、何度も水風呂に使ったりして、延々と作業を進めています。8月の中旬には、何としても(せめて第二巻までは)完成に漕ぎ着けたいと、必死で頑張っている次第です。