青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

民主主義の正義について

2021-12-15 20:36:27 | コロナ、差別問題と民主主義、正義


★12月13日の記事に、応援、12月14日の記事にいいね!その他、ありがとうございました。



読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。

・・・・・・・・・・
性被害を告訴した元草津町議の女性が会見 会場の関心と#MeTooのズレに衝撃を受けた 〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

僕は、北原みのり氏(女性だから「さん」のほうが、、、とか考えたのだけれど、まあ、それはどっちでも良いです)という作家には、以前から敬服の念を持っていて、いつも刮目して記事を読ませて頂いています。

今回の記事も、思うところが多々ありました。

もう何年か前からの話題です。

世間的には、おそらく“決着”が付いているのだろう話題。

概要。

草津(群馬県の温泉町)町長(70歳代半ば)から性被害を受けたという、女性元町議(50歳代)。

その執拗な訴えが“虚偽”である、という、、、、ほぼ間違いないであろうとされている“事実”。

他の、一般によく知れ渡っている“ミートゥ”事件とは、かなり背景が異なります。「敵」と「味方」の関係の「外側」に置かれた関係性。

僕は、元来、フェミニストの人たちの主張や、“ミートゥ”といったムーブメントの空気には、どうにも馴染めないのです(斎藤緑雨みたいな立場だと思ってください、分からない方は、緑雨のアフォリズムの文章を探して読んでくださいね)。

北原氏は、たぶん世間的には、フェミニストの代表的存在のように理解されているようですが、(漠然とした感覚で言いますが)氏の立ち処はちょっと違うと思います。

ちなみに、(全く無関係な話だけれど)この元草津町議と、ここしばらくの間話題になっていた元都議の女性、なんとなく雰囲気が似ているんですね。大衆に「全面否定」されている(ほとんどオモチャのように揶揄されている)ことも。

ついでに、敢えて言うけれど、その元東京都議の女性に対しても、元草津町議の女性に対しても、もう一回繰り返し「敢えて言う」と強調しておくけれど、日大前理事長氏に対しても、僕は味方ですよ!

彼ら彼女らが「悪人」で「社会から消えて貰いたい人」なのかどうかについては、僕は知りません。でも味方です。

僕が何を言おうかとしているかと言うと、、、、。この元町議の行っていることは、他の“ミートゥ”運動を展開している女性たちと、全く同じなんですね。でも、外野(大衆、あるいは「反大衆としての大衆の一部」)の反応が全く異なる。

「カウンター・カルチャー」の、さらに“外側”にいるのです。

分かり易く言うと(妥当な例かどうかは知らないけれど)、例えば辻本さんとか連坊さんだったら、まあ、半分以上の国民から(ヤフコメ民なら99%ぐらいから、笑)は、アゲインストの立場に置かれています。でも、主義主張が違って、彼らを支持する国民がいるのも、確かなことです。

でも、この元町議は、(主義主張に関わらず)おそらくほとんど全ての立場の人々から、排除されている。あの元東京都議氏や元日大理事長氏についても似たようなことは言えると思いますが、ただ彼らの場合は「悪人」として対されているだけ、まだ救いがあると思います。この町議は、「頭のおかしな人」「近づきたくない人」と見做されているようなのです。

これまでの報道をチェックしてきた限りに於いて、僕も確かに「町長が元町議から言い掛かりをつけられている(いわば痴漢の冤罪被害者になっているような)」流れに、ほぼ間違いがないだろうとは思うのです。

しかし、100%そうだとは言い切れない。

町長は人格者で、多くの人たちから尊敬の念をもって迎えられている。一方、元町議のほうは、元々とんでもない厄介者。それはそうかも知れんです。

でも、そのことと「事実」がどうであるかは関係ありません。というか、「事実」というのは、もっと複雑なのかも知れない。町長の主張も「一つの事実」であり、元町議の訴えも「一つの事実」なのかも知れない。

実は、今日、この記事を読む直前に、先日久しぶりに会った知人(40歳代男性)からEメールが届きました。それに対する反応をどうすれば良いか、苦慮していたところだったのです。

その知人男性をM氏としておきましょう。

片方(北原氏)を持ち上げて、片方(M氏)を貶める、というつもりは、僕自身の中では全くありません(しかし客観的にはそう見られても仕方がない)。僕は、M氏の真摯な人柄と、斬新さに満ちたクリエイティブな才能には、敬意を表しているのですよ。

言えることは、僕の“価値観”のようなものが北原氏と重なり、M氏とは相反する、という事なのだと思います。

M氏に代表される日本の健全な大衆にとっての“「中国の悪」と「元町議の行動」”は、重なる意味を持っています。

M氏からのメールの要旨を、ここに引いておきます。とてもいい文章で、出来れば全文を引用紹介したいのですが、そうもいかないでしょうし、抄出要約に留めて置きます(そのことで本来のニュアンスが失われているところがあるとすれば、申し訳なく思います)。

>中国共産党に対する青山さんの考え方がどうしても私には受け付けらない。中国共産党側につくような発言は、大自然の素晴らしさを切り取りそれを世間に伝えようとする真摯な青山さんの感性とは、真逆の態度だと感じている。

>私も自然が好きで、地球環境の保全が急務だと思っている。しかし、今の中国政府がやっていることがそれに合致しているとは到底思えない。

>新幹線埋没事件、香港弾圧、台湾侵攻思想、法輪功問題、ウイグル、チベット問題、最近のテニスプレーヤー、等々、さらに中国政府は過去に多くの自国民をも幾度となく殺したと言うのが、国際社会では常識になりつつある。それらのことについて、証拠が無いから日本政府かアメリカ政府が流したデマであり、中国は悪くないと考えていらっしゃるのだろうか?

>コロナも、証拠が無いから、武漢で発生したのではない、と言うのだろうか?

>少なくとも多くの日本人、いや世界中の人は、現在のそういう中国の考え方に辟易している。中国を賞賛しているのは中国政府にお金で心まで買われた国々の人達だけだと私は思う。

>ちなみに、私は中国共産党の政策自体は忌み嫌っているが、個人に対しての悪感情はない。北朝鮮や韓国や、もしかしたら中国共産党員の中にさえ良い人はいると思う。今の政策は間違っていると思いつつも抜け出せない人もいるだろう。

>青山さんが日本を批判し中国共産党を賞賛するのならば、なぜ今日本に居て日本国から年金と生活保護を受けているのか。中国の老人達が中国政府から生活支援を受けて豊かに暮らしているとは思えない。

>中国共産党が行っている政策、韓国政府や中国政府が日本政府に対してやっていることは、間違っていると思う。青山さんも、少し目を覚ました方がいいのではないかと思う。

>率直な意見をお聞かせ頂きたい。


どう反応してよいものか、、、、M氏は良かれと思って進言して下さっているのだし、彼が言っていることが「間違っている」とは思わない。しかし、それだけが「正しい」とも思わない。
(ちなみに僕は中国共産党賞賛なんてこれっぽっちもしていない)


いずれにしろ、北原氏の(元町議を擁護する)発言に、少しは勇気づけられたことは確かです。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「週刊:中国(および東アジ... | トップ | 近所の森の蝶 第三部 (下巻... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コロナ、差別問題と民主主義、正義」カテゴリの最新記事