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水戸の見て歩き

水戸の梅の話題(4)

2017-02-24 20:39:01 | 水戸

偕楽園の梅(常磐町1-3-3 偕楽園)
 徳川斉昭による偕楽園記では、一陰一陽、一張一弛といった、対立した言葉をキーワードとして、偕楽園の特長を説明しています。その一陰一陽を体感するものとして、竹と梅があるようです。本来の入口である表門(黒門)を入ると、まず竹林があり、これが陰の世界、それを通り越して好文亭に近づくと、梅林があらわれて、これが陽の世界ということだそうです。ただし、偕楽園記には竹、梅のことは書いてありません。

 

観梅碑(常磐町1-3-3 偕楽園)
 偕楽園の南門を入って左折し、吐玉泉に向かう道の途中にあります。東京で医院を開いていた永阪周漢という人の漢詩で、その一節には「梅花の春 地に満ち 春水の 緑城に通ず」などとあります。

 

山村暮鳥詩碑(松本町13-19 桂岸寺保和苑)
 おい、そっと
 そっと
 しづかに
 梅の匂ひだ

 

天神社の梅鉢紋(元吉田 常照寺裏手)
 天満宮の神紋は梅鉢だそうです。祭神・菅原道真の家紋は分かっていないようですが、道真が好んだ梅の話からつくられたようです。シンプルな梅花紋から、よりデザイン化された梅鉢紋まで、多くの種類があるようです。写真は、元吉田にある天神社の鬼板(上)と懸魚(けぎょ 下)にある梅鉢紋です。

 

梅の里昭二
 昭和39年水戸市生まれの力士だった人で、しこ名は水戸の梅まつりに由来したそうです。今は兄の水戸泉が創設した錦戸部屋のマネージャーをやっているそうです。写真は、常陸山がてがけた旧国技館(墨田区両国2-8,9)の土俵跡です。

水戸の梅の話題(3)

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